雨の日、晴れの日が、交互にやってきて・・・梅雨の晴れ間でも、午後から暗雲、明日はまた雨になるらしい・・・。
先週、市内南西部の道の駅に寄ったところ、小さなパックに詰められたフランボワーズを販売していた。片手のひらに乗るくらいで、320円也。
フランボワーズ・・・ラズベリーの仏語読み。木苺。
ジャムにするには、量が少なく、生食するには、多すぎるか・・・といった微妙な容量。
フレンチのデセール(デザート)では、ケーキにちょこんと、ひとつか、ふたつ載っていたり、バニラムースと合わせてかわいい淡いピンク色の冷菓子として、登場することが多い。
外で、飲酒することは、殆どないので、詳細は、不明だけれど、フランボワーズビールとか、リキュールになったり、カクテルの材料のひとつになったりするようである。
そのフランボワーズ、片手にひらに載るくらい量のうち、4~5個取り出して、バニラアイスクリームに添えて、その日の夕餉の膳の最後を飾った。
残りは、冷凍保存して、やはり夕餉の膳の最後に登場・・・という日が、続いている。
その実は、崩れやすく、痛みやすいから、青果物としての販売拡大は、難しい。
以前、鉢植えのフランボワーズの苗を購入してきて、その年だけ楽しんだのだけれど、手入れが、悪く枯らしてしまった。
ブルーベリーやジューンベリーなど、実のなる木の苗を、収穫の少し前くらいに、月替わりで、頒布してくれる通販で、商売ものだけに、実のつきもよくて、50cm前後の苗から、毎日5~6個の収穫があったけれど、ジャムやシロップにするには、やはり量の不足で、今考えれば、実の成りはじめから、冷凍しておけば、ジャムのひと壜くらいは、作れたかもしれない。
苺といえば、あのフツーの苺が、主流で、最近は、白い苺とか、5cmくらい長さのある苺もあり、水っぽく甘いだけで、あまり美味しくないものも多いけれど、フランボワーズは、その香りとその野性味溢れる酸っぱさが、木苺以外、なにものでもないフラボワーズたる所以だろう・・・と勝手に思っている(原種のヨーロッパのものとは、また違う?のかもしれないけれど)。
和名では、覆本子(ふくぼんし)。乾燥させた木苺の実で、漢方薬に用いるらしい・・・。