終日の曇り空。
半袖だと肌寒く、長袖だと暑い・・・?
午前中、ベランダに出ると、ふわり・・・かすかに金木犀の香り???咲始めたのか・・・或いはどこかのお宅の芳香剤とか柔軟剤なのか・・・?
9月も終わりなのに、今年は、まだ金木犀の開花が確認できない。
今年は、一度しか咲かないかも。
母が亡くなった年には、ひと秋に3回程、開花した。
旧居宅には、金木犀の木があって、そこから一枝切って仏壇に供えた。
猫が居た頃、春には沈丁花、秋には金木犀の花の香りをさせてご帰還のときがあって、沈丁花が、低木だから、木の間を抜けてきたのかな?と思ったけれど、金木犀は、木に登ったのかな。
この三毛猫が、時々、姿をくらまして、半日くらい戻ってこないときがあって、そういうときは、もう帰ってこない・・・所詮、野良猫だもの・・・とさっさと諦めて、最悪を想定して、ダメージを受けないように、心の中にウレタンマットを敷いて、バンジージャンプ?するような覚悟?だったのだけれど、ある時は、少し隙間の空いた押入れの中に潜り込んで、知らずに完全に襖を閉められ半日間籠城されられ、探しまくった挙句、押入れの中から、
『にゃあ・・・』とか細い声で、気が付いてレスキュー?したこともあったり・・・したけれど、何処を探しても居ないときは、本当に、諦めていたら、頭上から、にゃあ・・・と声がして、見上げてみれば、二階屋より高いブナの木の上に居て、どうも降りられなくなったらしい。
なんで、あんな高いところまで、登ったんだろうか・・・イヌにでも追われたのか・・・。
助けたくとも、助けられないではないか・・・。
少なくとも・・・木の上で、半日くらいは、過ごしたようで、母が、地上から猫に声をかけた。
『頑張って降りておいで。』
その声の意味が分かったのか、決心がついたのか、覚悟をきめたのか・・・。
前脚を恐る恐る木に引っ掛けながら、猫は、頑張った。そして、降りるのは一瞬で、なんとか怪我もなく、着地できた。
そんなこともあったので、金木犀や梅の木などの低木などには、簡単の上り下りできたのだろう。
そんなことを思い出した長月最終日の月曜日。