半袖では、寒い雨続きのお盆。
先週迄の猛暑から一転、9月下旬から10月の最高気温のお盆となった。
新盆を迎える前は、猛暑だったから、葬儀のときの喪服は、イヤだと思った。
十数年前に買った黒の丈長でノースリーブのサックドレスっぽいワンピースに、レースメッシュの長袖のトップスでも合わせればその方が、いいかも・・・などと思って、準備もした。
でも、猛暑ではなく、一転、冷夏のようなお盆だったので、随分と有難かった。
拙宅の菩提寺から、お盆のお飾り(精霊棚だの、盆提灯だの)は、不要とのことだったが、お供物と供花は、飾って下さいということだったので、お盆前日の12日に生花など用意したのだけれど、猛暑だったら、毎日水を換えても、花は、すぐ萎れてしまうから、送り盆迄は、保たないだろうから、法要のある15日の前日には、また買い替えてこないとダメかも・・・などと思っていたから、涼しい気候で、本当に、助かった。
お供物の果物も、猛暑だとすぐに痛んでしまうけれど、今年は、5日間仏壇前に備えても、腐らずに済んだ。
やはり、暑いより、涼しいお盆が、いい・・・と思ったりした。
母の亡くなった日と葬儀の日、四十九日は、暴風だった。
そして、冷夏のようなお盆。
母は、暑いのが嫌いだったけれど、暑くて体調を悪くする・・・ということはなくて、逆に、神経性の足の痛みなどを訴えることもなく、暑い方が、調子がよいのでは・・・???と思ったこともあった。
そして、暑さから一転、急に涼しくなったりすると、身体が、怠い・・・と言い始めたりして、盛夏から秋口の気温変動の激しい時は、体調を崩したりした。
私も、涼しさが数日続いたのと、初盆の準備、対応などで、相当疲れて、すぐに、身体を横にしたくなるけれど、今日は、墓所に参り、夕刻から、祭壇を作った仏間を元に戻したりした。
明日も雨だというので、あす一日、よく休めれば・・・と思っている。
今後の憂いもあるから、心底、休めるというのは、まだ少し先なのかも?
母は、あの世へ還ったのだろうか?
或いは、まだ自分の死を自覚できず、居室をうろうろして、壊れた(ハズの)ラジオを鳴らしたり、亡くなった日に、姪が見た掛け時計の針の逆回りなる・・・よくわからない現象を起こして、その存在をアピールしているのか・・・。
姪の夢では、足が治って、元気に歩いていた・・・ということなので、痛くないのであれば、それでいいと思うのだ。
母にとって、身体の痛み・不調との闘いの一生だったのだから・・・。
そんな母の送り盆。