鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

真冬のてんとうむし②

2014-12-29 15:39:58 | Weblog

深夜から、午前中にかけて冬のミゾレまじりの冬の雨。

真冬に可愛らしいてんとう虫をみつけて、そう言えば、子供の頃、小さなてんとう虫の形のブローチがお気に入りだったことを思い出した。
このブローチは、とても小さなもので、直径が10mmに満みたないけれど、羽を少し拡げたフォルムの胴体に、綺麗なラインストーンがひとつ入っていた。

私のお気に入りは、何処かへ身につけて歩くというよりは、眺めつくして、そのうち、失くしてしまうパターンが多かったような気がする。
小さなものだから、結局、何処へ行ったのかわからず仕舞いで、あとで思い出して、そう言えば、アレは、何処へいったのだろう・・・ということになる。

・・・知らずシラズのうちに、なくなっていくもの達。

同じようなデザインのブローチってないものだろうか・・・と思って、ネット・ショップなどを見たけれど、どれも似て非なるものばかりで、あの可愛らしさには、出会えずにいる。
もしかすると・・・。それほど、可愛いものではなかったけれど、可愛い・・・と思い込んでいるだけかもしれない。
正確なフォルムも、今では、思い出せずにいるから、例えば同じものを見つけても、たぶん、同じものと認識しないことだろう。

私は、ムシ・・・所謂、昆虫は、嫌いである。
このことは、何度も、この拙なブログ内に書いているし、ムシに関する良い思い出は、あまりない。

身近なところでは、ゴキブリとは、出来れば出会いたくないけれど、ゴキブリには、ゴキブリの事情があるのだろう。

それでも・・・。今年は、初夏に、蛍狩りに連れて行ってもらって、生まれて初めて、燐光を放つ蛍をみたし、蛍が、左手の薬指に止まってくれて、大感激だったことや、一昨日、冬のてんとう虫の可愛さに、なにやら、今年も、ムシとは、少なからず、御縁があったような気がする。

蛍に関しては、てんとう虫より小さい。
実物を見るまでは、ゴキブリくらいあるものだとばかり思っていて、あんなに小さい虫だったとは、思わなかった。

ムシは、嫌いだけれど、蛍やてんとう虫などは、本当に可愛らしい。
もっとも、蛍もてんとう虫も、幼虫は、ちょっと・・・いや、かなり気持ちが悪い形状をしていることも最近知った。

世の中、知らなことばかりで、わが身の無知に、恥じ入るばかりである。