鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

道楽

2011-10-25 22:53:52 | Weblog
曇りがちだけれど、蒸し暑い一日。


ひとが、生きていくのに、まず必要とされるのが、『衣・食・住』で、ヒトとして生まれたからには、ハダカで、過ごすのは、かなり難しいが・・・まぁ・・・出来ないこともないような気がしている。人前に出ず、限られた空間だけで、暮らすというなら、可能かもしれない。家の外には、一歩もでないとか・・・。
子供のうちは、親がきちんと着せてくれる。

食べることも重要で、食べなければ、即(・・・コレは、テレビで、もう何年も何も食べずに生きているひとがいるって番組を放送していたけれど、インドだったか、何処か忘れたけれども・・・)死んじゃったりするから、やはり子供のうちは、親がちゃんと食べさせてくれる。

住むところは、ステータスにより、大幅に差がある。豪邸と雨漏りのする六畳一間のアパート(・・・今時、あるんだろうか?そんなアパート)に住んでいるとか・・・。
コレは、コレで仕方がない。親の収入がなければ、必然的に子供は、ボロアパートに住まなければならないし、長じて、大人になっても、割と貧乏の輪廻は、ついて回ったりもする・・・。

衣食足りて、礼節を知る・・・っていうくらいだから、ひととして、先ず、着て、食べて・・・ソレからのお話である。

衣食が足りて、住むところもあって、収入もあったりすると、ひとは、『道楽』をしたくなるのかもしれない・・・道楽・・・つまり、衣食住に関係なく、ソノ道を楽しむためにするもので、衣食に関係するなら『着道楽』、『食道楽』なんて言葉もある。
着るだけだったら、清潔で、外界の温度によって、防寒したり、暑さを凌いだりという本来の目的以外に、着るのが楽しみだったりする。
食道楽も、ただ、栄養の為に、食べるのではなくて、ヒトが食べたことのない希少価値のある食材を食べるのが楽しみだったり・・・なんてこともある。

他にも、盆栽だとか、何かのコレクターだとか、趣味の世界に走ったりするもの道楽の一種だろうか・・・。

ワタシは、目下のところ、宝石ばっかり買っている・・・普段は、着た切りスズメだし、その服にあう宝石なんて、無いに等しいか、ものすごく地味なものに限られる・・・実際、私の道楽の宝石も、地味で、安価なものがほとんどで、道楽というよりは、ただ単に、眺めて楽しい、光が綺麗だ・・・フォルムが美しい・・・その程度の基準なので、コレは、道楽・・・とは、言えないかもしれない・・・。

そして、道を究めると・・・極道・・・???になるのだろうか・・・日本語って不思議・・・。