鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『暁の寺(三島由紀夫・著)』

2007-11-21 18:32:30 | Weblog
大分、寒くなってきた。
寒いのに、相棒は、暑いタイに旅立っていった。
以前の取引先の訪問も兼ねてるみたいなのだが、目的は、観光のようだ。

イカレタ組織に嫌気がさしてのescaper・・・???
無事、帰ってこいよ。仕事たまってっからさ・・・。
来週から、また決算準備だしな・・・。

タイランド・・・といば、東南アジアに位置しながら、一度も植民地化されたことのない稀有な国だ。
アジアで列強に植民地化されなかった国は、日本・中国・タイ・・・この三国しかない(・・・と記憶しているが・・・)。

さて、タイと言えば、酸っぱくて辛いスープのトム・ヤム・クン、タイシルクに、象さん。
アユタヤ王朝・・・。アンコールワットなんてくらいしか思い浮かばないが、そういえば、昔、三島由紀夫の『暁の寺』って本読んだな。

豊饒の海四部作の第三作目。
『春の雪』、『奔馬』につづいて、転生しつづける松枝清顕・・・日本文学史上、一番の美青年だと言われていたもんな・・・。ハタチまで生きなかったけどね。
この第三部『暁の寺』では、タイ国の王女に転生してしまった・・・。
ワールドワイドなのね・・・。

かつての親友で、転生の生き証人となった本多透も、もう青年では、なくなり、転生の証をみせつけられて、もう、この先、どうやって生きていったらよいのやら・・・なんて思う。
だって、転生するんですよ。まあ、早い話がやり直しがきくって言えば、そうなのだし・・・。
じゃあ、今の人生がイヤなら、潔く自害でもして・・・ってことに・・・なり・・・ませんかね・・・。

まあ・・・小説ですからね。


『暁の寺』っていうのは、あのエメラルド寺院のことなのかな・・・違っていたらすみません。


相棒!無事、帰国しろや~。仕事山積みになってるからよ~!
土産は、エメラルド頼むよって無理か・・・高価だもんな。エメラルド・・・。