平熱

ここ2日間の発熱は、近年まれにみるものだった。自分としては。
かぜをひいて、大体、症状に出るのは、のどの痛み、声がれ、鼻水だ。
38℃台など、久々の高体温だ。

さすがに、昨日、マスクをして出勤したら、
クラスのM子さんが、めざとく、
「先生、なんで、今日、マスクにしてるの？」と。
だから、
「私ね、実は、今日、熱があるんだ。」と。
すると、彼女は、それ以上は、つっこまなかった。
まだまだ、4年生だ。修行が足りない。

昨日、同じように発熱した同僚お二人とも元気に出勤されていた。

おとといは、頭痛と悪寒で、苦しかったが、
昨日は、その不快さにも慣れて、その苦しさとも共存できていた。
心頭滅却すれば火もまた涼し　　かって？
そんな悟りの境地はないにしろ、45分刻みの授業と宿題の丸つけに追われて、
苦しがっている暇もなかった。
小学校の教師は、子どもが学校にいる間は、休む間がない。
下手をするとトイレに行く暇もない。

なんとか、病院にも行かずに安上がりで治癒してまずはよかった。