気ままなあれこれ日記

50代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

人生

2009-12-13 19:33:23 | Weblog
日曜日の朝、テレビの旅の番組を見ていた。
一般の人から旅にまつわるエピソードが手紙で投稿されたものを
元に編集されている。

1話めは、養護学校の元教諭。受け持っていた自閉症の男の子が、小学校6年生で、音や人ごみに敏感な彼は、修学旅行に行けなかった。なので、その先生は、二人で、彼が行ける場所や日を考慮して、秋の鎌倉に遠足で行ったそうだ。そのとき、今まで一言も発したことのない彼が、見事な紅葉の中、帰ろうとしたとき、「また明日」と初めて言ったとか。
その先生は、宝物を開けたような感動を覚えたそうだ。涙ぐんで話していた。
その自閉症の彼も今は、授産施設で働く青年になったとか。

もう一つは、60歳の女性。電気メーカーにお勤めの御主人。日々仕事に追われ、奥さんは、子育て真っ最中で母として妻として忙しく生きていたそうだ。20年ほど前、そんなある日、御主人の長野県への出張に同行するというプレゼントをしてもっらったそうだ。その御主人が仕事の間、一人旅をしたそうだ。ある駅で一人おりたら、老人が声をかえてきたそうだ。女性の亡くなった父親と同年代くらいにみえたそうだ。その老人がその町を案内してくれ、その人は、まるで亡くなった父に思えた旅だったとか。

2つの話とも、旅の場所と言うより、人を介しての忘れられない思い出だ。一期一会に近い出来事。

お二人ともごく一般の生活を送っている堅実な日本の女性だ。
お二人とも60年という人生を過ごしてこられた、派手でもない、心のしみいる旅の話だ。

浮ついた旅ではなく、地に足の着いた話。お二人の人生そのものだ。
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