毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

お伴

2009-10-01 20:36:36 | パワーアップな日々 2009
さて。

私の父が肝臓ガンと診断されたことは以前書きました。
運悪く、
シルバーウィーク…
水曜日が潰れちゃいまして。

一週間間を置いた昨日の水曜日、
ついに治療と相成りまして…

父は肝臓に10cm大、6センチ大、1cmが二つ、
計4つのガンが見つかっております。
(まだあるかもしれないと言われてますが)
幸い、
他の臓器への転移は今のところ見つかってない。

昨日は、
肝動脈塞栓術(TAE)といいまして、
足の付け根の動脈からカテーテルを入れ、
ガンの近くでぶしゅっと抗がん剤を吹きつけ、
かつ、
養分や酸素を送る血管を塞ぐ手術を行いまして。

私も動脈カテーテルは2度やっております。
これ止血が大変で、
結構ツライものがございます。

私は造影剤を入れて脳の血管撮影でしたが、
父は抗ガン剤ぶしゅっですからさぞかしツライだろうと。

私が行ったところで成功するってもんでもないのですが、
何と言っても「みどりはぼくちゃんのアキレス腱」な娘(爆)、
こりゃ出番でしょとね。

JRのお伴は、







自虐の詩っ(爆)。
おいおいなんですけど。
いえね、
この上下巻好きなんですわ。

たまたま読む本を切らしてしまって、
ふと数年ぶりに読み返そうかと。
…この本女の人読まない??
あ、私はおっさんだったっけ。
人前で開けない本か??
まぁいい。好きだからいいのじゃ。


父は手術室に運ばれる1時間も前からカタマっておりまして。
術後動けなくなるんだから、
今のうちにカラダ動かしておけばいいのに、
リラックスを装いつつも完全フリーズ…

ストレッチャーで運ばれてゆきました。

待ちきれない待ち時間、
気分転換に院外探索へと出掛けまして。







おっ、
なんだか面白そうなものがある。
おそらくあそこは気持ちよさそうな。






到着。
水門でした。






水がぱしゃぱしゃきらきら流れておりまして、






でら広くて静かで綺麗で誰もいな~いっ。
独占じゃわ。
「あの山なんだろね~」なんて思いつつ、
RCサクセションのトランジスタラジオよねっと。

♪うー、授業をサボって
 日の当たる場所に いたんだよー
 寝転んでたのさ 屋上で
 タバコの煙 とても青くて
 内ポケットにいつも トランジスタ・ラジオ


忌野さんは喉頭がんでしたっけ…


父は二時間ほどで戻ってきましたが、
さすがに苦しそうでして…
オトコの人って痛みに弱いですよね?
違う??
父はちょっとの痛みも大騒ぎで自慢?するタイプなのですが、
痛くないと言いつつ顔が苦悶苦悶ですわ…
こりゃ相当ツライんだろなと。

結局、
止血バンドが外されるまでそばについておりまして…








誰もいない駅の待合室。
また待ちぼうけじゃ。
前回も特急行っちゃった後でして。
時間は調べていても、
都合よくいかないのでございます。








く、暗いって。
さ、寒いって。

結局我が家に着いたのは22時のちょいと手前。
顔だけ洗って、
ご飯も食べずにばたんしてしまいましたわ。

昨日の結果はまだ聞いておりません。
後日ですって…
でも、
この治療が終ってから一週間~10日で退院できるそうな。
って、これっきりではないんですけどね。
とりあえず、第一回目は終了いたしました。




最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
男だって弱いんです (黒戸尾根)
2009-10-01 23:49:34
男が強いなんてのは嘘です
たまたま外に出て働いてるだけで
忌野くんだってたくろうくんだって
病気には勝てやしない
お父上も頑張らねばと思ってると思うけど
今は無理できないんだから
アキレス腱さんがそばにいてあげるだけで
やすらぐと思いますよ
帰途の駅のホームの風景
さみしいですね
眠れないときは
ちょっとだけお酒を飲んでおやすみなさい


返信する
お大事に! (Noridear)
2009-10-02 08:49:07
カテーテルで済んだなら、
バッサリと切られるよりは
楽に済んだんですね。

良かった。

業田良家?どこかで聞いた様な?

「自虐の詩」映画があった様な?

幸江とイサオ???
返信する
飲酒 (みどり)
2009-10-02 18:19:26
 黒戸尾根さん
なんだかオンナの人のほうが、
奥底深い痛みには強いのではなんて。
私は覚悟していない痛みには弱いです(笑)。
父は常に『痛ぇ、馬鹿野郎っ』の人でして。
どんなに大騒ぎするかと心配していたのですが、
苦悶のブルドック顔で耐えておりました。
お酒はね、
ちょっとだけではね(笑)。
返信する
自虐の詩 (みどり)
2009-10-02 18:30:39
 Noridearさん
ばっさりやると、
父の場合は4つあるので、
肝臓が全てなくなっちゃうそうなんです。
年齢的にも60代後半からは手術できないそうでして。
抗がん剤で焼くのですが、
これも文字通り焼け付く痛みが続くそうで。
ガン細胞が壊死してくれれば良いのですが。

そうです、
ちゃぶ台でえ~いの自虐の詩です。
映画化されましたけど観ておりません。
読み直すと、
なんだか以前とはまた違った味わいでして。
いいですよ~。

返信する

コメントを投稿