毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 82

2014-03-19 23:14:14 | パワーアップにもならぬ日々 2014

 

82回…。

毎月9のつく日にやっているこのシリーズ、今回もあまり読んでいません。

というのも、超ぶ厚い本が3冊(村上海賊の娘 上下巻&とっぴんぱらりの風太郎)続くと、

さすがにお腹いっぱいで、すぐ次の本を読む気になかなかなりません。

本当のお腹の方はすぐぺこぺこになってしまうのにね。

今回は小説1冊、鍛える本1冊、本の本1冊です。

 

 

 

 本の花/平松洋子

 

 

 

 

 シンクロシニティ 法医昆虫学捜査官/川瀬七緒

ントだけざっと説明します」

 

 

 

 お相撲さんの腰割りトレーニングに隠されたすごい秘密/元・一ノ矢

 

 

 

 

いきなりですが、腰割り、それもお相撲さん!

私と股関節はきってもきれない間柄。まずは読んでみようかと。

で、読み始めてから毎日、イチローのようにぱきっとはいきませんが、腰割りをやっています。

股割りでもスクワットでもないのよね。

興味のあるかたは、ここ に載っているので、どうぞ。

 

 

本の花は、6行目が空行でした。

平松さんによる本の書評集・紹介本なのですが、ちょっと引用。

 

 わたし、おののいたんです。

 小泉先生ったら、すごい。

 

いやぁ、前にも平松さんは宇能鴻一郎氏のことを書いていましたが、

ここでも「宇能鴻一郎もむっくり」と書いている(笑)。好きね。

これは『絶倫食』小泉武夫(新潮社)についての紹介文の冒頭なのですが、

絶倫食ってのもかなりのタイトルだけど、それよりなによりやっぱり宇能鴻一郎作品を読んでみたくなる。

どうやって入手すればいいんだろ。古本ってのもなんだかこの手の本はまずい気がするし、

かといって新品で宇能鴻一郎を買うのもなんだか恥ずかしい。

宇能さんのことは、まぁ横に置いて、最近読んだ小川さんの本とかつげさんの本もでていて親近感が。

こういう本の本を読むと、必ず何冊か読んでみたい本がでてきます。

しっかりメモしたけれど、そのメモ紛失して泣いてしまいそう(笑)。

こうやってまた、どんどん本の上に本、その上にまた本となってゆくのよね…。

 

川瀬さんの本は面白かった!

法医昆虫学捜査官はこれで2作目、前作147ヘルツの警鐘もすごかったけど、今回もすごい。

何がすごいって、書いてもいい?ウジとか溶血とか腐敗とか、

特にお茶碗一杯分のウジ云々はリアルだったなぁ。

そう、なんでこうなるか、ちょっと書き出しますと、(気の弱い人はパスでしょか。読めば納得なんですけど)

 

 「そう、それです。ウジの数も半端じゃなかった」

 「お茶碗なん杯ぶんぐらい?」

 月縞が一瞬だけ顔をしかめた。

 「……どういうわけで、ウジを茶碗で換算する必要があるのか教えてください」

 「視覚的なわかりやすさの追求だよ。何匹ぐらいいたかって質問して、答えられる刑事なんているわ

けないからね。でもお茶碗とかどんぶりなら、いろんな意味でイマジネーションが働くでしょ? ち

なみに、お茶碗一杯で三千匹前後だから……」

 

 

もう気の弱い人なら数ページで投げ出してしまいそうな言葉の連続連投。

想像厳禁で読まないと、身が持ちません。

腐乱死体遺棄現場のアリ(クロナガアリ)の巣から掘り出したサギソウの種とハッチョウトンボのヤゴの抜け殻から、

事件の核心に迫って行く。性モザイクなんて言葉もここで知ったし。

ただ、これは書いたらバレるのでごまかしますけど、話がそっちの方向にいったのはちょっと突飛に感じたけれど。

シリーズ化してほしいなぁ。第三作も書いてほしい。あ、川瀬さんの新刊は虫ではないみたいですが。

 

以上、明日のお茶碗がちょっと怖くなる、82回目でした。


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