毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 167

2016-04-29 22:55:55 | 本 2

 

なんだか肘が痛い。左の。

常に痛むのではなく、動かしたら痛むのでもなく、不意打ちでツキンと痛くなって、すぐ治まる。

これって、ウクレレ肘? 

そして、なんだか風邪っぽい。

今日は季節が戻ってしまったような寒さで、雨で、風で、

でも琴似発寒川のサクラを見てきてしまった。

あ、違うんです、そこまでして観ようとは思っていないんです。

用事があって、出かけた場所が発寒川の近くだったので、帰りに雨ニモ風ニモ凍エル寒サニモ負ケズ、

サクラを観ながらぐるっと遠回りして帰ってきたら、なんだか風邪っぽくなってきています。

満開でした。寒さも満開でした。河畔のサクラの様子は明日にでも。

 

で、今日はいつもの17ページシリーズの日ですが、さささっと軽く終わらせて、

早寝しようと思っています。

では、いつものように、この10日間に読んだ本の、17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 東京百景/又吉直樹

「見たら解るんだよ」

 

 

その通り、見たら解るんです。下手な小説よりずっと読み応えあります。

自意識というか、読んでいて浮かぶのが「メタ認知」という言葉で、かなりハイレベルな能力を見につけているのではと思います。

前に読んだエッセーにも 「池尻大橋の小さな部屋」 と同一人物と思われる彼女のことが書いてあって、

その後どうなったのか、というより又吉君はどうしたいのか、活字から現実に飛び出してなんとすかれと言いたいのですが。

 

 

 

 

  蒐める! レトロスペース・坂会館 坂館長の趣味と好奇心に関する極私的な歴史/北野麦種

  スがあさっていく。黄色いビニール袋に入れておけば、カラスから守られると今でも信じてい

 

レトロスペースに関しては何度か書いてあるので詳しくは触れません。

先日じっくりと壁に飾ってあるグラビア写真を見てみたのですが、

本当に、この本に書いてる通り、ケント紙を黒く塗りつぶした上に切り抜いたグラビア(きちんと端処理をして)を貼り、

その上から厚めのサランラップで包んでありました。日本酒のラベルも見れば色紙に丁寧に貼ってある。

館長が一晩水に漬けては剥がしたのだそうです。

小さなボタンの一つ一つも館長が集めたのかと思うと、

その情熱といっていいのか執念といっていいのかどれだけの時間があそこに蓄えられているのか。

集めるだけでなく、それをきちんと保存するとこまでは私にはできません。そこらへんにごちゃっとで終了してしまう。

私は好きですね、ここ。エロ系に目がいってしまうのは確かですが、

「なぜこれがここにあるんだ」とてつもなく面白い。 

これといった説明書きがないので、知らずに貴重な品々を見落としているんだろうな。

ただね、こうやって並べて置くと、盗まれるのだそうです。残念です。

今気になっているのは館内の照明、ライトだな。

明るい時間帯にしか行ったことがないので、薄暗いあの店内に柔らかなライトが灯るとどんな色、陰影、ゆらぎが生まれるのか。

って、これからの季節は無理ですが、日が短くなる頃、晩秋の頃にでももう一度行ってみたい。

晩秋といわず、月に数回は覗いてみたいかな。

 

 

 

 

  常識の路上/町田康

歩きながら煙草を吸っている者がないかどうかを確認したかったからである。世間は午前十時頃

 


の旅行話には一人で笑ってしまった。おっかしいわ(笑)。町田さん好きだわ、私(笑)。

ただ後半に進むにつれ内容が難しくなってきてしまったけれど。

で、奇遇というか、さきほどの又吉君の本にも、この町田さんの本にも、芥川龍之介の木登り動画のことが書いてあり、

YouTubeで検索したら、ありました。たしかに木登りをしています。

 

 

 

 

 

 

なんとも違う意味で迫力のある目をしています。芥川龍之介って36歳で亡くなったんですね。若かったんだ。

 

 

あー、やっぱり寒気がする。私の場合上腕外側部分から風邪がはじまります。

関所は腕だったのか。

止めて、寝ます。

以上、167回目でした。

 


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