毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 227

2018-02-09 23:58:58 | 本 3

 

平昌オリンピック、開会式を最後まで観てしまった。

で、選手入場の、国名のプラカードを持って選手団の先頭を歩く女の人(白い網のドレス着用)の姿勢、

なんだかそれが気になり、ついつい目はそちらへ。

結構ばらばら。

しっかり軸のある人もいれば、ちょっと前傾、あるいは反り気味の人も。

綺麗に歩くのは難しい。

そういうところをチェックする場面ではないよなと思いつつも、見てしまうんだな。

 

ということで今日は9のつく日、17ページシリーズの日です。

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目を書き写し、あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

ざざざっと簡潔に。

 

 

 

 

 革命のライオン 小説フランス革命1/佐藤賢一

ても、全国三部会の総意としては二対一の投票結果で、新税案の否決という運びになってしまうので

 

 

 

 

 バスティーユの陥落 小説フランス革命2/佐藤賢一

「なんてったって、元が家具職人の娘だぜ。父親譲りで、気が短いの、短くないのって、なあ、わか

 

 

 

 

 聖者の戦い 小説フランス革命3/佐藤賢一

かわらず、この半年というもの、議員たちは代議制の原理原則を振りかざして、ただ大騒ぎしていた

 

 

 

 

 議会の迷走 小説フランス革命4/佐藤賢一

関が疎かにしてよいのでしょうか」

 

 

 

大胆にも4冊まとめて。

前回登場した「マリー・アントワネットの娘/藤本ひとみ」の中でルイ16世一家のヴァレンヌ逃亡事件のことに触れていて、

実はあのフェルセン(ベルばらね)はショボく、逃亡計画はかなりお粗末だったみたいなことが書いてあり、

調べてゆくと、佐藤賢一さんが「フランス革命小説」なるものを書き上げていること、

私の好きな中野京子さんも「ヴァレンヌ逃亡」という本を書いていることを知った。

「フランス革命小説」なら近くの図書館で蔵書があるのだけれど、

これって単行本なら全12巻、文庫本だと18冊なのよね(笑)。

それで、ヴァレンヌ逃亡が書いてある第5巻だけ借りて読むつもりで図書館に向かったのだけど、

フランス革命って、教科書で教わったことと、ベルばらの部分部分の記憶しかなく、

それくらいの知識でいきなり第5巻だけ読んでいいのかと、自問。

佐藤賢一さんの本は今まで読んだことないし、小難しい本なのか、いったいどんな感じよと、

試しに1巻の出だしを立ち読みしてみたのだけれど、いやだ、これ面白いかもとなり、

結局1巻からスタートしてしまった(笑)。

 

で、1巻2巻はとても面白い。勢いがあるし、全国三部会の招集から球戯場の誓い、国民議会、

バスティーユ陥落と、あっというまに2巻読破。それもメモをとり丁寧に読んだ。

なのに、3巻4巻が、これが全然ぐだぐだなのだ。聖職者の特権剥奪へと話は進むのだけれど、

のらりくらりで、わざと佐藤さんはページを長引かせているのかと勘ぐってしまうくらい、進まず。

そうなると、佐藤さんの文体というか文感というか、これが読みづらくってね。

勢いのあるときはそう気にならないのだけれど、

遅々遅々となると、あの独得の「」のつかいかたとか、もう途中で投げてしまおうかとおもったほど。

それでも次の巻の「ヴァレンヌ逃亡事件」までは読むんだと、なんとか4巻まで読了。だいぶ飛ばし読みしたけれど。

 

フランス革命=マリー・アントワネットの浪費・贅沢という印象が(私の中では)強かったけれど、

マリー・アントワネットの浪費・贅沢自体は一国を潰してしまうほどのものではなく、

ルイ14世時代からのヴェルサイユ宮殿の建築費、アメリカ独立戦争(戦費)、

そして1789年の大飢饉と、もう国家の財政は破綻状態だったらしい。覚えている人はえらい。

そこで三部会を開き、特権階級(第一身分聖職者、第二身分貴族)からも税金を徴収しようとしたものの、

特権階級はもちろん認めるはずがなく、第三身分(平民)が国民議会を開催、パリ蜂起、

バスティーユ攻撃、ヴェルサイユ行進となるのだけれど、アンシャン・レジームなんて言葉脳の奥に埋没していたわ。

 

今やっと念願?の第5巻「王の逃亡」を読んでいます。

いやぁ、佐藤さん、ミラボー好きだな。4巻で死んでしまったけれど。

ルイ16世のことも好きなのかもしれない。フェルセンは粗忽者とまで書かれている(笑)。

著者の好みもなんとなく透けて見えるし。

問題は何巻で終わりにするか。

ロベスピエールの恐怖政治は言葉はしっているけれど、じゃあ実際どんなことがおこなわれていたのか、

背景はというと答えられないし、ナポレオンに関しては私はほとんど無知だ。

処刑まで、あるいはマリー・テレーズ、ルイ18世まで(でてくるのかわからないけれど)この機会に読んでおいたほうがいいのか。

 

というわけで、まさかの大河小説に手を出し、あっぷあっぷしています。

 

 

 

 

 私なりに絶景 ニッポンわがまま観光記/宮田珠己

かって旅立つという状況が想定される。週末の夜、仕事も用事も無事片付けて、いよいよ出発

 

 合間に一冊。ほぼ1時間で読了。

宮田さんとは好みがかぶる部分が多い。文章より、向かう興味の方向が好きだ。

弘前の鬼コは見逃していた。あとはニョキニョキ仁王。

なんだかんだで宮田さんの本結構読んでいるかも。

とかいって、今日また宮田さんの本を買ってきたのだけれど、いやだ、これ前に読んだわ。

まるっきり読んだ記憶がないところもすごいし、

以前も四国88ヶ所に惹かれて同じ本を読んでいたこともすごい。

結局どうなのと自問したくなる。

 

 

以上、227回目でした。

次回フランス革命小説進んでいるか、終了させているか、どちらでしょうか。