今回はわりと冊数が多いので、投稿できるのは何時になることやら。
この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。
きっちり読み終えた本もあるし、飛ばし読み、挫折した本もあります。
こどものころにみた夢
ある。
トムは真夜中の庭で/フィリパ・ピアス 高杉一郎訳
ちゃんと五時のところを指しているが、めったに時間の数だけ正確に鳴ったことがない。あの音
謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア/高野秀行
正直言って、ソマリランドが報道されているとおりなら、その「国家度」はミャンマー内の自称国
国マニア/吉田一郎
加盟せず、投票権を持たないオブザーバーとして参加しているのが、バチカン市国としての参
羆撃ち/久保俊治
食べる方法もよく心得ていた。食べ物が現在のように豊富でなかった時代だけに、充分に食
無人島に生きる十六人/須川邦彦
い経験のある漁夫出身者で、いくどか難破したこともあり、いつも新しいことを工夫
青の炎/貴志祐介
「……わけじゃない! クラスみんなの顔を見てたんだよ!」
前回載せた川上弘美さんの「猫を拾いに」を読んだら急に西加奈子さんを読みたくなり、
図書館でみつけたのが、「こどものころにみた夢」でした。
12人の作家さんによる12話のアンソロジー。西さんもそのひとり。
12話もあるのに、残念な本となりました。
ただし、辻村深月さんの「タイムリミット」は群を抜いて面白かった。こうでなきゃ。
半日で読了。
以前イギリス歴史関連の本を好んで読んでいた頃に、読もうと思って読まずにいた本が、
「トムは真夜中の庭で」で、タイムトリップ系なので今一つ気乗りがせず保留にしていたけれど、
キングの「11/22/63」もタイムトリップだったし、まぁ読んでみるかと手に取ったのですが。
どうもファンタジー系は慣れていないので、読みながら理屈っぽくなりがちでした。
途中でおそらくハティは…○○だなとほぼ確定してしまうのですが、
それでもラストは2度読み返してしまった。終わり方がいい小説って希少価値だと思うのですが。
私、高野さんと相性悪いのかなぁ。「幻獣ムベンベを追え」だけです、きっちり読み終えた本は。
この本も最初はどんどん読めたのだけれど、氏族 分家分分家あたりから意欲激減。
いったい私は高野さんを読みたいのかソマリランドを知りたいのか、自問自答して本を閉じました。
その「ソマリランド」の副読本に読んだ(ただしかなりの飛ばし読み)のが「国マニア」。
飛ばし読みしていていうのもなんですが、意外と面白かった。
マニアというだけあって、聞いたことない名前の国がわんさか出てきます。驚きですから。
この世の中にそんな国が存在してるんだと気がつくだけでも勉強になります。
地図好き地理好きな人にはたまらない一冊かもしれません。
やっと読むことができた「羆撃ち」。読み始めるまでに何年かかったんだろう。
自然と感覚の描写が瑞々しい。夢中になって読んだけど、渡米したあたりから、なんだろう、
こういう方向に話が進むとは思っていなかったので…。
吉村さんに読ませてあげたかったな。
吉村さんといえば「羆嵐」が有名ですが、
同じタイトルの本も出ています。ただし、読みは同じでも「熊」と「羆」というように漢字は違っていますけど。
そういえば今回はノンフィクション多かったかも。
書店で平積みしていた「無人島に生きる十六人」を発見。
これもノンフィクションを好んで読んでいた時期に保留していた一冊で、
買わずに図書館遠征で借りてきた。
あとがきで椎名さんが「シャクルトン、エンデュアランス号」のことを書いているのが嬉しかった(笑)。
やっぱりノンフィクションはパワーがあります。まぁ、どこまでがどこまでなのかは難しい判断ですが。
積んである本の山からふと手に取り、読みだしたら止まらなくなったのが「青の炎」。
ちなみに「蒼い炎」は羽生結弦くんです。
映画にもなっているのであらすじをご存じの方も多いかと思います。
高校2年生の秀一が家族を守るためにとった行動とは。
こういう母親は嫌いだな。
といいつつ、貴志さんの分厚い本2冊も借りてきてしまった。
これから読み始めます。
以上、93回にもなった17ページ6行目でした。