タイトルに窮してます。
今思い出してもざわわとなるのですが、今年は首に針を刺しました。
去年に引き続き、痛いことの多い一年でしたが、
これは痛いというより恐ろしい出来事というか、検査でして。
穿刺吸引細胞診 。
自己免疫疾患があって、それを専門医に診てもらいに行ったら、
(それまでは一般外来での経過観察でした)
その自己免疫疾患の他にもうひとつありますよと。
腫瘍がみつかりまして。大きさは1X1.5X0.9。
全然気付いておりませんでしたわ。
言われてみて、首をえ~~んと伸ばして触ってみると、確かに皮膚の表面近くに異物がある。
じぃっと見てみると、あ、少しだけ左右非対称になって盛り上がってるかも。
今のところ全く見た目はわかりません。
で、見つけちゃったからには(とは言いませんでしたが)、良性悪性確かめなくっちゃねと。
そこで、さきほど書いた甲状腺 穿刺吸引細胞診 というやつをやったわけです。
これって、ほんと、ほら、妄想というか想像力過多な性分ですので、
カラダに針を刺すのはそこまで怖くないけれど、場所が、部位が悪い。
首よ。首に針を刺すなんて、怖すぎる。
当日。
検査着に着替えて、狭くて暗い小部屋に連れられまして、
これまた狭い、あの診察する時に寝かされるベッドというか診察台ね、
あそこにあお向けの体勢。はっきり言って逃げたい。
で、仰向けのまま、肩甲骨の下に硬いマクラを入れるんですわ。
どうなる?必然的に胸の位置が高くなり、首が見事に反って伸び、ノドをさらけ出す?体位となりまして。
お、おそろしすぎる…。
アタマの中でプラトーンとか地獄の黙示録とかプライベートライアンとか、
とにかく戦争映画のシーンが浮かんできまして。
ランボーがナイフ持ってたりして。針をナイフにするななんですけど、首斬られる一歩手前?
この首に針刺したらマリモ羊羹みたいにぺろんってなったらどうしようとか。
羊羹苦手ですので、さらにざわわの倍率どん…。
『いいですか、これから始めますけど、ツバは、ツバは飲み込まずに我慢してくださいね、ノドが動いて危険ですので』
言われた途端、緊張ピークでナマツバごくん。
『あ、だからツバは我慢してください』
ぴぇぇぇぇっ…。
もちろん麻酔なんてなし。
そこまで痛くはなかったですわ。痛みより恐怖の先走りと、圧迫痛というか、そんな感じ。
2回刺して抜いて終了。
ここに刺した。つまりここに腫瘍が潜んでる。ぴぇぇぇっ。写す自分にもぴぇぇぇっ。
過去に大きな病気もしてるし、伴い検査や治療でいろいろやってきたけど、
首に針を刺すというのは、これは怖いですわ。
まぁ考えたら首の表面近くだから、そこまで怖がる必要ないんですけどね。
股関節に注射も怖いけど、それより首のほうが怖かった。
あ、こんなに怖い思いをして調べたのに、
シロともクロとも出ませんでした。
ただし、おとなしい性質なので、無闇に怖がる必要はないと。
以後要追跡。
見つかった時はさすがに気になって、ネットでいろいろ調べたりしたけれど、
今では全然気にしてない(笑)。
あ、この日、この検査を受けたのは私を含め4人。
うち2人が男性、それも私より上の年齢層のかた。
さ、今これを読んでいるあなた、首をえ~んと伸ばしてぐりぐりがないか調べてみてはいかがでしょ。いい機会かと。
あ、関係ないですけど、ぐりとぐらが好きでした。懐かしい。