毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

股関節漂流記~MRI

2010-11-19 23:40:40 | 股関節な日々

 

 

 

 ひゃっほ~~っ。

…もっと深刻におなりなさいなんですけど。

喜ぶべきなのか、憂うべきなのか。

今日は股関節専門外の日、MRI検査ですわ。

 

 

 

 

あ、MRI、恥ずかしかったですわ。

私整形では初めてですけど、脳外では一年に1度MRI or MRAの検査を受けてます。

もう10年以上だからなかなか達人でしょ(笑)。

いえ、入院・手術・術後を合わせるとかなりの検査回数だけは踏んでおります。

で、

困ったことにかなりの確率で咳ごむんですわ。

空気?チリ?ラジオ波?磁場?ガガ?

今日も検査室に入ってあのトンネルベッドに横になりセットされている最中に、

『ぐへっ。ぐへっ。うぇっうぇっうぇっうぇっ』 と咳が止まらなくなった。

一応待合室ではノドをできるだけ潤していたんですけど、本番に弱いタイプです(笑)。

 

技師さんに 『うぇっぐぇっ、み、みじゅぐだざいっ←水下さい』。

あの状況で(カラダをバンドで固定されていた)水を要求するってのが完璧オバサンの領域よね。

 

もちろん検査中に咳ごぼごぼなったらアウトですから、

こっちも必死でして。

途中苦しくなり涙流して堪えましたわ。

必死で腹筋に力をこめてひぃひぃ殺すような咳は数回でましたけど。

終了後、技師さん二人から『大丈夫でしたよ(笑)』と。

…って技師さんには私の苦悶の表情がモニターで丸見えだったんでしょね。

 

 で。

 

検査結果なのですが。

 

先生にまた謝られましたわ。

この先生はとても正直で、とても自信を持っておられる方です。

まぁ今回の一連の出来事で接した医療関係者はみなそれぞれ考えを持っていましたけど。

この謝られた理由は誤診ということではなく、

高い検査料金を出してMRI検査をしたのに決定的なのが写ってなかったということです。映りか?この場合は。

検査説明の段階で言われていたのです。

MRIで股関節唇損傷箇所が写るのは6割弱と。

 

 

仮に股関節唇損傷が写っててもどうしようもない状況なのですが、

それでもまぁ、これだから痛いのよねと自分で納得できるわけでして。

 

ちょいと横道にそれますが。

この専門外来、他の病院の股関節外来もそうでしたけど、

見た目ラクに歩ける私が受診するのが申し訳なく感じるぐらい、

他の患者さんはとてもとても痛くて辛そうです。

ここにこうやって股関節の病気って書くことさえ、

大変な思いをして暮らしている方々に対し、こんなに元気で申し訳ないって気持ちになってしまいます。

私みたいにボーダーというか数値に反して動けるって少数派なんでしょね。

 

 

あ、それでなんですけど、

物的証拠?証明写真??MRI画像に損傷箇所は写りませんでしたけど、

歩くたび動かすたびに鳴る音、前にも書きましたけど木魚内臓してますから、私の股関節(笑)。

ぽくぽくぽくぽく音がします。

音と屈曲内転内旋から言うと股関節唇損傷でほぼ間違いないでしょうと。

この屈曲内転内旋ってのもCE角とともに近いうち書きましょ。

 

股関節注射という話が出たんですけど。

キシロカインって言ってたな、確か。

『先生、それって痛くて怖くて辛いですよね』←おいおい。

『股関節は深いので針が長くなり痛くないとは言えませんし、外来ではあまりやりません』

『一回打てば良くなるってわけでもないですよね』←つまり半永久的に打ち続けるってことね。

『膝が痛くて毎週打ってるおばあちゃんもいますが、膝ですからね』

 

そう、今は私痛みが落ち着いているんです。

痛みを取るための注射をするは必要ないわけで、

治療とか進行を抑えることが出来るのなら奥歯を食いしばり打ちますけど。

今痛みがないのなら痛みが強くなってからまた考えましょうと。

やったぁ。

 

嘘みたいな話ですけど、他院でしたが私リハビリは真剣に頑張ったんです。

理学療法士さんから指摘されたことはとにかく意識して直すようにした。←完全には直ってはいないけど。

意識して直そうとするだけでもだいぶ違うからと言われましたわ。

とにかく股関節に負担をかけない姿勢、歩き方、立ち方、座り方、カラダの動かし方を教わりまして。

そうしたら2週間ほどで痛みがレベル2~3までぐぐんと下がりまして。

この痛さなら薬を飲まなくてもやっていける。

あとは「不安」をどうもっていくかでして。

 

病院にくる患者さんって山ほどの不安を抱えているわけですわ。

ともすればココロも病気気味になってしまう。

私がこの先生を信頼するようになったのは文字通り信じて頼るからでありまして、

私が抱えている不安要素のひとつひとつ答えを、説明を、的確にしてくれるんですわ。

 

なんだか長くなりますわ(笑)。

中途半端な終わり方になっちゃいますが、治療しようがないにもかかわらず、

さらに臼蓋形成不全も良くなるわけはないのに、

なんだか精神的にラクになったというか安心したというか。

あの激痛が襲ってきたらアウトですけど、

それ以外ならなんとかやっていけるのではと。一昨日も感じましたけど。

どんどん明るくなってゆくおばさんですわ(笑)。

トンネル抜けたかなです(笑)。