毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

二度目の塩谷丸山

2008-06-10 22:43:43 | 塩谷丸山、春香山
復帰したら塩谷丸山に行きたいって思ってたんです。
一度登ったお山はみな好きですけど、
塩谷丸山は大好きなんです。

高速バス、JRと乗り継ぎ塩谷で下車。
あれ??駅の表札?プレートが変わっている...



あ、味気ない...
去年の蔦の絡まる古びたやつが、この駅には似合うと思うのですが...
まぁ、そんな個人的な感情はJRには通じないぞっと。



これが去年撮影したやつです。
ね、こっちの方がいい味でしょ?
古い駅舎に似合う美しいプレートだとおもってたんですけど。

とまぁ、最初から「あれっ?」でスタートだったんですけど、
結局最後まで「あれっ?」な塩谷丸山だったのです...



今回も昨年と同様、地元の方にくっついて駅舎パスのショートカット。
料金は下車する時に支払っておりますから(笑)。

ぽこぽこ歩いて登山口に到着。
登山者名簿を見ると、私の前20分の間になんと16名入山しております。
単独は私ひとり。
山頂はきっと賑やかなことになるでしょう...
とまぁ思って歩き始めたのですが...

ああ、き、キツいです...
立ちくらみはするし(笑)、昨日の久々の三角山で筋肉がすぐ張ってくるし。

450㍍台地にでるまでは、もういやらしい直登なんですわ。
いつまでもどこまでも続く真っ直ぐで長~い上りなんですわ。
で、眺望はゼロ。ちっとも面白くない道なんですよ。
ひたすらつまらなく苦しいだけの直登が終ると、
今度は急登の♪ジ~グザ~グ~。
もう戻りたくなっちゃうんですけどね、
なんでこのいやらしい道の続く塩谷丸山が大好きかと言うと、



これですよ、この期待感。
これが急登の最後付近の写真なんですけど、
この先にはぱぁ~っと、見晴らしの良い草原が広がってるんです。
あの開放感を求めて、ぜぇぜぇ喘いでいるわけです。
メリハリがあってドラマチックというか、
そう高いお山でもないのに、泣けちゃうくらいの絶景。

でも…

あれっ?草原帯に出て目に入ったものは...人、そして霞んで見えない景色...
あ、くじけそう私。いや、山頂に行ったら見えると建て直し、
へろへろぽこぽこ歩いていきますと、
先行していたみなさんがみなへばっている...
前に16名いるわけですから、山頂は混雑だろなと思っていたのですが、
山頂にたどり着く前に、全てのグループを抜いてしまい、
これは一番いい場所に座れると思っていたのですが...



↑あと一息ってとこの写真です。
ごろごろ岩場の急斜面を上り、トップで山頂到着。

あ、あれっ?み、見えない...
見えないどころか、山頂が強風でぶっ飛びそうなんですわ。
いえ、山頂がぶっ飛ぶのではなく、
山頂に立っている私がぶっ飛びそうになるくらい、もの凄い風なんです。
根性で岩のテーブルに一度立ったのですが、危険すぎます、飛ばされます。

姿勢を低くするのが一番ねと、岩に腰を下ろしてみたものの、
服が旗のようにばたばた音をたてております...
なんなんじゃ、いったいここは。
こんなにお山で強風にさらされたのは初めてです。

後から続々と山頂に到着してきたのですが、
みなさんこの強風に打たれ、山頂を避け、近くの藪や大岩の影に避難してしまい、
私が行けそうな場所は見当たらない...
くそ...負けませんわ私。
帽子のあご紐をきゅうっと絞り、強風に向かっておにぎりを食べたのでした。
おにぎり、崩壊しそうでした…



かろうじて撮った、貴重な?山頂での一枚。
どこを撮っておるんじゃですが…



山頂の祠と錨。



縦走路の標識。
山頂での写真はこの3枚のみです(笑)。
上の2枚は、実は下にグループが避難しておりまして、
『すみませ~ん、失礼します~』と撮ってきました。
テブラで下山は悲しすぎますからぁ...

一歩山頂を下りると風、なんともないんです。
ああ悔しい。また来なくちゃ(笑)。

ぷ~らぷ~らのんびり下山。
450㍍台地、ハクサンチドリロードになっていました。見事です。
写真は明日にします。

だ~れもいないのでちょっと不安、笛をひゅ~ひゅ~吹きまして、
無事下山。



塩谷よ、さらばじゃとなるはずなんですが…
あれっ?JR、ないぞっと…
私、帰りの時刻間違えておりました…
一時間以上も無い...絶句。

お山の地図は持っているけど、
塩谷の町の地図は持っていない...頭の中にはあるけれどうろ覚え...
5号線まででたらバスが走っているわよね...
誰かに道を聞きましょか、辺りをきょろきょろしましても...
誰も歩いておりませぬ。
酒屋さんにて教えていただきました。

へろへろなのに、さらに山というか峠というか越えまして、5号線へ。
ああ、



感激のバス停。
無事我が家へと戻ってこれたのでした…