築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ラスパラマス??って・・・どこ!?

2015-03-16 09:49:42 | Weblog
徐々に春が近づいてくるにつれ、セリ場のほうも
『養殖一辺倒』の状況から少しずつ脱出??
今日は近海の天然本マグロはあまり数は無く
和歌山県の那智勝浦産が数本!?でしたが、
輸入物がニュージーランド産の本マグロにインドマグロ、
地中海はギリシャ産、それと大西洋ラスパラマス産のいわゆる
『ジャンボ』
が7本、と久しぶりに天然本マグロが幾分大めに(^^)ありました!

相場的に一番高かったのはニュージーランド系の天然本マグロ、インド
でしたが、買い手として、相場と品物で「おもしろい」と感じたのは
大西洋のラスパラマス本マグロ!!

普段、めったに!?というかほとんど出たことの無い産地というのは
けっこう仲買さんも最初警戒しますので意外と値が伸びなかったりするんですよね~
(昨年秋のアイスランドのマグロがそうでした^^)
なので狙いは今日!
『いつ買うの??』

「今でしょ~!!」(古)
ってな感じで140.6キロ(無頭)のラスパラマス産!ゲットです(^^)



上のやりとりは古いですが、この魚は新しい♪
遠くラスパラマスから来ているとは思えない鮮度です!

ところで「ラスパラマスって・・・どこ??」
今日お見えになられたお得意様のほとんどがそうなっておりましたが、
仲買さんは今から20年前くらいですかね~
『ラス沖』
の表示で魚体の小さいものすごい脂バチがあったので知っているんですね!!
ラスパラマスとは大西洋のヨーロッパ側、スペイン領で位置としては
地中海の入り口からちょっと上に上がったところの島。
じつは知る人ぞ知る、ものすごい高級リゾート地なんですよ(^^)
そんなリゾート地にも漁師さんは居るんですよね(^^;;)
この時期にして大西洋マグロでこの脂と質!!
インドでは天然の良い物、さいきんぼちぼち買えてましたが、
本マグロは久しぶりです(^^)ウレシイー

今日のようなラスパラマス産はコンスタントではないと思いますが、
第2弾!期待しております(^^)

予断ですが、以前の表示『ラス沖』で
「ラスってどこだ?」
の問いに
『ラスベガスじゃん??』
とおっしゃっていた仲買さん!おりました・・・
ラスベガスって・・・砂漠!!じゃん(^^;;)

勉強って・・・大事です(笑)