ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ロシア・モンタナを走る!

2017-08-27 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
ルーマニアの金山、ロシア・モンタナを走るマラソン大会は、トレイル全長43キロで延べ標高差1700m。ほかに23キロ・10キロコースと、地元の子供たちのためのキッズ・クロス併催。



大会当日。トレイルを駆け上がり、岩肌が削られた山の全貌を見ました。山全体が開発されているので、トレイルや未舗装道とはいえ意外なほど日影が少なく、おりからの熱波到来と重なり、暑さひとしお。



酷暑の中、手付かずで残っている坑道の入り口からは、驚くほどひんやりした風が吹き出してきて、それは長年にわたって地中深くまで掘り下げられている金山内部からの声にならない声なのか、過酷な労働であったに違いない金山掘り起こしに思いを馳せながら走っていました。



暑さに強い、と自負があるので、熱波を苦にせず走り、女子総合2位でゴール。中盤では優勝した女性に並んで走っていたけれど、後半で3位の女性に追いつかれ、そこから必死にスパートして逃げ切り。

でも、履きなれたトレランシューズのはずなのに、気温・湿度が高かったせいか足の指がむくみ、下りで爪と靴があたって、ひどく親指の爪を痛めてしまいました。血ではないけれど、体液が爪の周りから流れ出し、今までで一番ひどい爪の状態。剥がれるのも時間の問題。痛くてとても靴を履いていられないけれど、こんな時に限ってサンダルを持ってきていない・・・仕方なくシャワーサンダルで歩き回り、表彰式へ。



中央のジェタは、ルーマニアの女子トレイルランナーの中でベスト3に数えられる強豪。
3位の若手、オアナは最後登り坂で追いついてきた粘り強さを持つホープ。

そしてこの大会は、『教育はロシア・モンタナの長期的発展のための必須条件の一つ』として、地元の学校を支援し続けています。今年は、6台のプロジェクターを子供たちの教育のために。参加料の10%がこのキャンペーンに充当。



子供のレースはもちろん無料(ルーマニアのほぼすべてのマラソン大会に併催される子供の大会は、どこでも参加料無料~それでも、参加Tシャツや完走メダルが授与されます)。着ぐるみの熊も登場して盛り上がる子供部門のフィナーレ。



地元密着型の大会のため、地域住民からも手厚い協力があり、スタート前に伝統楽器の演奏。



表彰式に先立ち、子供たちによる民族舞踊のステージ。



そしてコンサート。夜更けるころまでのキャンプファイアーもあり、丸一日楽しめる山のイベント。
(私は、車で20分以上かかるところの宿だったし、日中の疲れもあり、バタンキューでしたが・・・)

 


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑