ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ルーマニアの病院事情

2007-03-10 | ルーマニア・ブカレストの日常
 近いうちルーマニアに戻りますが、ルーでは病気になれません。ルーの病院は、残念ながらルーマニア人自身が「病院ニハ行カナイホウガイイ!」と断言するほど、中身がよくないそうです。社会主義時代に建てられた建物は老朽化し、カビが生えるなど清潔ではないことがテレビでも取り上げられ社会問題になっていますし、医療従事者への賄賂は横行しています。

 昨年5月、ルーマニアのバセスク大統領がウイーン(オーストリア)でヘルニアの手術を受けました。ブカレストの我が家で購読している新聞には当初、「国内で手術、大成功」と掲載されていました。即、翌日に、前日の記事をひるがえして「実はウイーンで手術」なんて記事が堂々と載るところがルーらしいと家族みんなであきれていました。

 大統領ですら自国の医療レベルを信頼しておらず、メディアも隠匿作戦。昨年11月にも、ルーマニアの総理大臣が脚の手術のためフランスに行ったそうです。

 ラン仲間ステファンの奥様は同様のヘルニア手術をブカレストで受けています。当然のように賄賂500ドルを支払ってやっと手術にこぎつけたそうです。経済的に余裕のある人たちならば医療レベルの高い国で処置を受けることもできますが、一般国民はルーマニアの病院に行くしかないのです。なんとかモラルと医療レベルを上げて欲しいものです。

 ルーに滞在中の外国人でお金に余裕のあるひとは「緊急時国外搬送保障付」の医療保険に入っているそうです。企業から派遣されている駐在員などは、企業が負担しての医療保険が完備されているそうです。

 いずれにせよ、ルーでは病気になれません。ただいま日本で歯科治療中です。
 

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