ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

国境を渡った女性たち③

2007-03-17 | 日本のいろいろ
 ジャズダンス・インストラクター時代の友人が、イギリスに語学留学に行ったのが約8年前。実家もごく近所で、なんとも気のおけない友人、何でも気さくに包み隠さず話すことのできる女友達のトヨコさん(仮名)。走る仲間ではないのですが、一緒に富士山に登ったりしたこともあります。

 何度か行ったり来たりしながらも語学留学に飽きたらず、日本の短大卒資格で向こうの大学に編入、論文も仕上げて堂々の卒業を果たし、縁あってアイルランド人男性と結婚し、北アイルランドで新生活を始めたのが05年12月のこと。彼女の暮らすベルファーストはこんな風景を見せてくれる街。

 ここに5年間ほども友人とルームシェアなどしながらシングルで生活し、大学に通いながらベビーシッターなどのアルバイトもして、地に脚を下ろしていきました。日本での彼女の仕事は保母さんであったことから、子供に接するのはお手の物。今ではパートタイムで学童保育の先生もしています。

 「5年ほども暮らしているけれど、それでもね、完全に根を下ろしたとはいえないわ。この街にいるとあくまでもわたしは外国人。そしてこれからも外国人。」
 「日本人男性を配偶者に持つ日本人女性のほとんどが働いていないし、外国人留学生の多くのアルバイト先はレストランの皿洗いや掃除係。この国でフルタイムの仕事を見つけるのは遠い道のりよ。」
 「oh, never mind, don't worry, be happy!」
(でも、気にしないで、くよくよせずハッピーに行きましょう!)

 日本へ、ルーマニアへ、時々電話もくれます。おなじEU圏となりますが、北アイルランド・ベルファーストと、ルーマニア・ブカレストは大きなヨーロッパ地図の北西端と南東端。みごと対角線上の端っこと端っこです。昨夏、トヨコさんが日本に帰国したときにはわたしはルーマニアに居たし、次に出会うのはいつのことになるやら?

 写真は、トヨコさんとひとつ年下のご主人・ノエル。昨夏一時帰国中の北海道旅行・大雪山トレッキングのときの様子です。


thank you for your one click




最新の画像もっと見る

post a comment