あきた森づくり活動サポートセンターのHPにマガンの詳しい記事がありましたので斐伊川河口のマガンの着地(落雁)写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>が引用部
<早春の秋田県大潟村は北を目指すマガンの中継地で、日本各地で越冬していたガンが大潟村に集結し、その数は数十万羽とも言われている>・・・それに比べると斐伊川のマガンは少ないですね。
<マガンは飛び立つ時に盛んに「カハン、カハン」と少し甲高い声で鳴き、上空を編隊で飛ぶ時は、ときどき鳴くだけで静かに飛行する>・・・鳴き声で飛び立ちのタイミングが判るのでカメラマンには有難い鳥です。
<長距離を高速飛行するマガンは、ワシ・タカなどの猛禽類に襲われて傷を受けると致命的となるために大きな集団を作って飛行することが知られている>・・・飛び出し
<飛行していたマガンが着水する時、翼を開いた状態で体を左右に揺らしながら、落ち葉が舞い落ちるように着水する様子を落雁という>・・・マガンの着地、近江堅田の落雁など落雁は秋の季語
<昭和46年(1971)、マガンは天然記念物に指定されて狩猟が禁止となり、それ以来その数が増加。特に1990年以降は急増し2010年には、伊豆沼、蕪栗沼など宮城県北部だけで10万羽以上のガンが越冬している>・・・10万羽ものマガンを一度見てみたいものです。・・・着地する前のホバリング(この状態を遠目で見て、木の葉がゆっくり舞い落ちるのと同じと感じたのでしょう)
<マガンの渡来は宮城県北部に全国の8割が集中、密集しているが、マガンに感染症が発生すれば、大量死の可能性があるため分散化するように田んぼに水を張る「ふゆみずたんぼ」の取り組みが、全国幾つかの市町村で実施されている>・・・ホバリングしながら木の葉が落ちるようにゆっくり高度を下げていますね。
<また、秋田県能代市は、かつてマガンが渡りの途中で立ち寄る「中継地」であったが、今ではそのまま「越冬」するマガンが見られるようになり、近年3~4 万羽ほどのマガンが越冬している>・・・着地の直前でも翼はヒラヒラと動いています。
<これは地球温暖化説と宮城県北部のマガンが能代市に移動した分散化説があるが、マガンが、冬の間も棲み続けるという行動の変化は、秋田だけでなく北海道などでも起きている>・・・やっと着地したようです。以上が落雁シーンの連続写真でした。