ネタバレなので 未見の方は 見ないでください。おもしろい映画でした。
.....あらすじ.....
月刊誌“ミレニアム”の発行責任者、名探偵カッレ君というあだ名の敏腕記者ミカエル・ブルムクヴィストは、ヴェンネルストレムの悪行を記事にしたが 逆に名誉毀損の裁判で敗訴し、“ミレニアム”から離れることになる。
警備会社の調査員リスベット・サランデルはミカエルの調査を依頼された。
リスベットに調査を依頼していた大企業ヴァンゲルグループの元会長ヘンリック・ヴァンゲルはミカエルにの面会の申し込みだった。突然のことに戸惑いながらもスウェーデン北部のヘーデビー島を訪れるミカエル。
ヘンリックは彼に姪ハリエット失踪事件の調査を依頼する。
1966年9月22日、ヴァンゲル一族の家族会議の日、“会って話がしたい”とヘンリックに告げていたハリエットが忽然と姿を消した。捜索の結果、彼女は何者かに殺され、遺体は遺棄されたという結論になったが、ハリエットがヘンリックの誕生日にプレゼントしていた押し花が、今でも毎年贈られてくるという。ヘンリックはハリエットを殺した犯人が送ってくるのだという。
ミカエルの前に、次々と明らかになるヴァンゲル一族の隠された過去。ハリエットの父は、ナチに加担していたヘンリックの弟。両親の酒浸りが問題になったことで、ハリエットはヘンリックのもとに引き取られていた。その後、ハリエットの父は海岸で溺死する。
ミカエルはハリエットの残した日記帳から、謎のメモを発見。このメモが未解決連続女性殺人事件のカギであること、ハリエットが犯人をつきとめたらしいことを知る。
ミカエルはヘンリックの弁護士に紹介され リスベットを助手にし 共同で調査を進めるが 猟銃で撃たれ ケガをする。
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上田でハリウッド版 自宅で スウェーデン版 映画を観ました。両方観る事で立体的にわかったような気がします。ハリウッド版 はスタイリッシュでリスベットがスーパーウーマンに描かれています。スウェーデン版のリスベットはちょっと老けている感じはするが 等身大に感じます。
ハリウッド版では 聡明なハリエットをヴァンゲル財閥の総帥に望んでいたヘンリックがハリエット事件にのめりこんだことがヴァンゲル者の衰退につながったことが示唆されていますが スウェーデン版ではそれはなく ヘンリックがわが子のように愛していたことから捜索をつづけたということらしい.....あまり語られていませんが.....
ミカエルはハリウッド版のほうがかっこいいが スウェーデン版ではリスベットをくるみこむようなあたたかさがある。
このものがたりでは
①ミカエルの物語 ヴェンネルストレムとの確執 共同経営者エリカとの関係 娘との関係
②リスベットの物語 暴力的な父との過去 後見人の弁護士との関係
③ヴァンゲル一族の物語
④連続殺人事件
が平行して語られているのですが すべてをつなぐ ④ について ハリウッド版は畳み掛けるようなスリルがあるのだが 膨らましすぎて 解決への展開がよくつかめない。スケールはちいさいがスウェーデン版のほうがまとまっています。人間に寄り添うならスウェーデン版 美男美女 スペクタクルをお望みなら ハリウッド版をごらんください。どちらもお金を払う価値はあります。
ひさびさに長野で見たテレビ 日曜の午後なのに 再放送 バラエティー番組のばかばかしさ 某宗教団体が番組の提供をしていることに唖然としました。
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