goroの徒然なるままに・・・

日々の記録と言うか自分の日記や備忘録として書き連ねるつもり。

また、プリロードの話題!

2009年07月30日 | オートバイ
お客さんからリアショックに関する質問があったんだけど、電話でプリロードの説明をするに
苦労してしまった・・・

と言うことで、GR君でリアショックのプリロードセッティングの実験なんぞをやってみる。

ちなみにリアショックは片側を外してある。
理由は、2本とも取り付けるとかなりの重量を加えないと、差が分からないから。


GR君に使っている社外のショックは、プリロードを最弱に設定すると、無負荷状態で(乗員が
乗らない状態)262.5ミリだった。

負荷を掛けて落ち着いた状態で長さを測ったんだけど、何度か繰り返して平均をとった。

実際には毎回同じ数値だったけど・・・


1段ずつプリロードを加え測定を行うと、1段で2.5ミリの車高変化が確認出来た。

1段目:262.5ミリ
2段目:265.0ミリ
3段目:267.5ミリ
4段目:268.5ミリ

4段目では全くショックが沈んでない状態だった。

写真はカメラを三脚に固定し定位置から撮影しているので、上側アイボルト位置が少し上
がっているのがわかると思う。


確認のため、ショックのアジャスタ部分を測定してみたら、段差は2.8ミリだった。

写真のような測定方法で誤差はあると思うし、ショック取り付け部のラバーの変形も考えな
ければならないので、数値的には納得できる結果だと思う。

仮に5キロの負荷で1ミリ縮むスプリングに60キロの負荷をかけると、12ミリ縮む。
同じスプリングに70キロの負荷をかけると、14ミリ縮むことになりリアショックの場合、10キロ
重いライダーが乗車すると、リアショックの全長で2ミリの差ができる。

これを修正するのが「プリロード」と言うこと。

僕のGR君についているショックの場合、プリロードを1段上げることで10キロの体重差を修正
することができる。(正確には0.5ミリの差が出るけど)

ミリ単位の話だけど、リアショックの全長はフロントフォークのキャスタ角に影響を与えるため、
ステアリングの特性にも変化が出ることになる。

よく「リアショックを固くしたら(この場合、プリロードのことネ)ヒラヒラ曲がれるようになった」と
聞くけど、これはキャスター角が立ったために起こった変化。

説明が下手なので、よく分からないかもしれないけどね・・・


ちなみにフロントフォークだけでなく、リアショックのシャフトも定期的に磨くんだよ!

ホコリが付いているとオイルシールを痛めるので、僕はホコリを綺麗にふき取ってゴムを侵さない
シリコングリースを薄く塗っている。。

もちろんインナーチューブも定期的(できれば走る前)に綺麗にホコリを拭き取ること!

どんなに高性能なショックを使っていても、キチンをメンテナンス・・・いや、手入れしないと無意味だよ!


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