1 単元株だけ保有している小売業の某社の 2Q 決算短信を見ました。
その売上高(単体、以下同じ)は 139 億円。実は、この会社は当該半期の 4 ヶ月半を経過した処で、半期の売上高予想を 146 億円と発表しておりました。
小売業では、売上高を概算とはいえそれなりの精度で日次で捉まえるのが一般的です。4 ヶ月半経過後での予想を正とすれば、月当たりの売上高を単純平均で考えると、発表後の 1 ヵ月半で 36.5 億円程度( = 146 ÷ 6 X 1.5 )を想定していたと推測できます。
ところが実際には 7 億円強ショートしたので、この 1 ヵ月半に限定すれば予測との乖離(下振れ)は、単純計算なら▲ 20 %弱(= 717 ÷ 3,647 )にもなります(勿論、半期全体で見れば▲ 5 %弱の下振れなので、証券取引所の「 10 %ルール」には抵触していません)。
この決算結果に対する、経営陣の発言が新聞紙上に出ております。
家人の読むチョウニチ新聞では「決算は計画通り」。ここで「決算」は中間期を指しているように思えますが、通期予想を変えていないこととも読めなくもない。と言いますか、発言の引用が短いので断定できませんし、ありがちな FAKE かもしれませんし。
で、無料のネット版を探すと、全国紙でもう一紙が「 1 ~ 6 月期は計画と差異はない(後略)」と中間期において計画と実績に差異がないと発言したと明確に報道しています。
(この報道を正とすれば、ですが)中間期全体でも▲ 5 %ですし、叙上の試算では直近で▲ 20 %も差異があるのに、ねぇ。こういう「強弁」は、潔くないと感じてしまい、嫌いです。
勿論、感想・発言は人其々でイイですけどね。
その売上高(単体、以下同じ)は 139 億円。実は、この会社は当該半期の 4 ヶ月半を経過した処で、半期の売上高予想を 146 億円と発表しておりました。
小売業では、売上高を概算とはいえそれなりの精度で日次で捉まえるのが一般的です。4 ヶ月半経過後での予想を正とすれば、月当たりの売上高を単純平均で考えると、発表後の 1 ヵ月半で 36.5 億円程度( = 146 ÷ 6 X 1.5 )を想定していたと推測できます。
ところが実際には 7 億円強ショートしたので、この 1 ヵ月半に限定すれば予測との乖離(下振れ)は、単純計算なら▲ 20 %弱(= 717 ÷ 3,647 )にもなります(勿論、半期全体で見れば▲ 5 %弱の下振れなので、証券取引所の「 10 %ルール」には抵触していません)。
この決算結果に対する、経営陣の発言が新聞紙上に出ております。
家人の読むチョウニチ新聞では「決算は計画通り」。ここで「決算」は中間期を指しているように思えますが、通期予想を変えていないこととも読めなくもない。と言いますか、発言の引用が短いので断定できませんし、ありがちな FAKE かもしれませんし。
で、無料のネット版を探すと、全国紙でもう一紙が「 1 ~ 6 月期は計画と差異はない(後略)」と中間期において計画と実績に差異がないと発言したと明確に報道しています。
(この報道を正とすれば、ですが)中間期全体でも▲ 5 %ですし、叙上の試算では直近で▲ 20 %も差異があるのに、ねぇ。こういう「強弁」は、潔くないと感じてしまい、嫌いです。
勿論、感想・発言は人其々でイイですけどね。