Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

歌舞伎グラス

2019年08月26日 08時30分11秒 | 双眼鏡 関連
納涼歌舞伎の見物で 3 台の双眼鏡を歌舞伎座に持って行き、覗き比べてみました。芝居(歌舞伎)を観ろよ!って言わないでください(自爆)

オペラグラスならぬ「歌舞伎グラス」王者を決めよう!と持って行ったのは、下の画像の左から 2 番目から、家内がメインに使っている Zeiss Design 4x12 T*P*、自分用の Leica Ultravid 8x20 Colorline と賞月観星 Pleasing HR 8x25 WP です。なお、画像左端は、桟敷席で見せびらかす用の Zeiss Diadem 白蝶貝(本物の「 Opera Glasses 」)で、既に「女王」に決定済みです(笑)

玉三郎丈の衣装で、織りで紗綾形を見せている着物、その紗綾形がパッと分るのは 8x20 でした。立体感の表現はこの 3 種では図抜けています。
4x12 も意外に検討していました。4 倍は 8 倍と並べると倍率が小さくて迫力はないですが、これだけみている分には肉眼よりも余程細かい部分が見えますし、実視界 10 度超はやはり舞台向きです。
8x25 はこれだけで見ている分には問題ないですし、暗い照明の下では口径の差で 8x20 よりも良く見えます。接眼側からの迷光(?)も客席は暗いですから影響は無いです。ただ、照明が当たった衣装の綺麗さは 8x20 が上ですね。

以上から結論として、(保有物件の中で)「 King of 歌舞伎グラス」は 8x20 です。次点は、一階席なら 4x12、二階席なら 8x25 かなぁ。もっとも二階席なら Victory 8x32 FL でも大袈裟に見えませんから使えますけどね。

以下、蛇足です。普通なら、Pleasing 8x25 で全く問題ない処か、そこら辺りの 30 千円前後の 8x30 クラスの双眼鏡よりも総合的に上だと思いますが、Ultravid 8x20 Colorline なんかと比べるとイカンですねぇ。知らなきゃ良かった(自爆)