Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

Swarovski NL Pure 8x42

2021年09月26日 05時33分11秒 | 双眼鏡 関連
Swarovski NL Pure 8x42 と Zeiss Dialyt 7x42 T*P* を持って、昨夕小一時間、境川を遡上し、カワウ、ハクセキレイ、コサギ、カルガモ、イソヒヨドリ、ガビチョウなどを見比べました。Canon 10x42 L IS 独り勝ちの天体を除いて、他の双眼鏡と交互に見るときにこれまで負けたことのない Dialyt が負けました(勝ち負けの基準としては、双眼鏡でこのクラスなら、片方だけに見えていることはほぼ無いです。ただ、Aでは気付かなかったのにBだとパッと分かった。その後でAで視ると確かにある。こうした場合をBの勝ちとしています。なので、先後関係は交替にして見ていきます)。曇った夕方の川岸、カルガモの翼鏡の青、嘴先端の黄色なども、NLの方が鮮やかに見えます。彩度が上がるとまで思っていた Dialyt を上回る色彩強調効果のある NL 。しかも、倍率が高いのに実視界が逆に広いうえに平坦で周辺も崩れないとなると、ちょっと弱点が見当たりません。アホみたいですが、カワウが水に潜ったあと、川がうねっている(流れている?)光の動きが立体的に見えて、鳥がいないのに暫く見惚れてしまいました。この立体感でも勝っています。

一方、話題のFRPフォアヘッドレスト ( FHR )はチョット微妙です。微妙というのは、Canon IS の補正効果を期待すると全然使えないとなります。離角の大きい木星の衛星は見易くはなりしたが、IS とは異なり星が止まる訳ではありません。結構、細かい手ブレが残ります。では、価値がないと云うのは早計です。違いが最も分かるのは遠くの文字を読むとき(笑)ですが、野鳥など地上の物体の場合には、FHR 無しよりも細かい模様などがよく見えます。
とは言え、私が思うに、一番の効用は(手振れ防止より)接眼レンズに対する眼の位置を一定にしやすくすること。その結果、ブラックアウトは素より、超広角の見掛け視界でも、覗き易くなります。

ということで、10度の広視界で購入した KOWA BDII 8x32 は、ほぼ遜色ない視界(周辺の崩れを考えれば NL の方が広い)で嫁出し確定。今日の比較の結果で妖刀もですね(涙)
Zeiss 8x32 FL は大きさ・軽さで残すか否か、もう少し悩みます。20mm から 42mm まで口径が飛ぶのもなぁと思いつつ、どうせ鳥見には NL だろうし、星見は Canon IS 一択、歌舞伎座は Ultravid 8x20 が似合う、と使用シチュエーションをイメージできないので、辛いかも。それに色収差では完敗しているものの、往年の Trinovid 8x32 BA で 32mm もあることはありますし。。。

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