Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

原稿用紙に向く万年筆

2021年02月20日 18時46分18秒 | 筆記具 関連
原稿用紙に書くのに適した万年筆の話です。
字幅とペンの大きさ(より端的には軸の太さ)は或る程度相関すると思っています。M800 系の EF も持っていますが、やはり、Fの太めのもの(同じペリカンの F でもかなりの差がありますから)以上のもの(日本製の中から中太くらい)がしっくりきます。逆に M300 は B が粋だと言われても、 F 以下だろうと思ってそう選びました。

さて、原稿用紙に書くには、モンブランなら 146 か 149、ペリカンなら M800 系クラスの大型のペンで、(独逸の表示で) F で太めのものから Bが合うと思います。独逸より細めの伊太利でも Delta は M が独逸並みに太いので良いです。 なお、太ければよいというものでもなく M800 系の BB は流石に太すぎて字が潰れてしまい、「漢検」の役に立ちません(笑) 一方で、国産の細字クラスの字幅では余程綺麗な楷書でないと桝が大き過ぎてバランスが取れないように思います。5㎜罫とかの手帳にはピタリですが。
また、大きさなら文句なしに文豪向きの M1000 系、しかも M がありますが、ペン先が柔らかいため早く書くのに適さないことから、原稿用紙にガシガシ書くには不向きだと感じました。短歌とか俳句なら良いのかもしれませんし、脳が堕落するほどに気持ちよく書けると云う一点において、他の万年筆と異質であり、ベストな書き味であることは間違いないのですが。

何にでも向き不向きはあります。拠って、万年筆は何本も必要だと云う言い訳でした(自爆)

そうそう、伊東屋の張替さんが先月 29 日で退職なさいました。洵に残念。

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