Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

双眼鏡星図

2023年01月18日 17時45分37秒 | 双眼鏡 関連
拙宅の修繕でベランダが使えなくなったものの、月明かりもない星見には良いタイミングなので、双眼鏡で冬の星座を鑑賞しております。で、その時に使う星図の話です。

望遠鏡を使う時には A3 に拡大プリントした滝敏美さんの『重星星図』を(重星と限らず)専ら使っていると以前に書きました。(貧乏性なので、高価な書籍としての星図には書き込むことができずにいましたから)星図に書き込む便利さを初めて知りました(自爆)し、書き込むと他の星図には浮気できません(笑)
ですが、これだと全天が 36 分割ですから星図一枚の範囲が広くないので、NL Pure 8x42 には良いものの Super WideBino 36 では使い難いです。同じ滝敏美さんの『滝星図( 6.5 等)』は12分割で、昔の『ノルトン星図』に近く一枚の範囲が広くて良いのですが、名称通り 6.5 等星までなので NL Pure のときには少し物足りない。星空を流すだけなのに贅沢な願望かもしれませんが、両方の双眼鏡で満足して使える星図を探しました。
そして見つけたのが『 Mag-7 Star Atlas 』。7.25 等星まで出ていて、20 分割なのでそれなりに広い範囲が一枚に収まっています。実は『重星星図』は 7.0 等星までなので、0.25 等級暗い星まで出ていますし、星雲・星団も多く載っています。一方で、重星番号などはありません。用途・目的で使い分けるしかないのが星図でしょう。いずれにしても、これも滝さんの一連の星図も(個人使用では)無料で、有難いを通り越して申し訳ない気持ちになります。 『 Mag-7 Star Atlas 』にはモノクロ版とカラー版がありますが、野外で赤いライトで見るのでモノクロで十分です。なお、老眼のため A4 ではなくA3 にし、星座の星の繋ぎ方が慣れた感じと違うことがありますのでその線が薄くなるカラー版の方を使って、モノクロプリントしてます(笑)
若干工夫した点がフォルダに入れる順番です。 Chart の番号順にせず、『滝星図( 6.5 等)』や酒の肴と化した『 Pocket Star Atlas 』のように赤経の順に揃えて北から(結果的に季節毎になりますから春から夏・・・)に並べ替えました。その分け方では(極を別にして)6 エリアに分かれるだけなので、こんがらがることもありません。更に赤道近辺の部分( Chart 8~13 )は 2 枚ずつプリントアウトし、隣接する南と北とそれぞれ見開きで一緒に見られるようにしました。こういうときに自由に「部分増刷」できる PDF 形式のフリーソフトは本当に有難いです。なお、A3 プリンターを持っていないので、セブンイレブンの @10 円の複合機を使ってプリントしました。経費は重複の 6 枚を含めたプリント代総額 260 円、フォルダ代を入れても千円札でお釣りがきます(フォルダを 2 分冊でも良ければ百均の 10 ポケット 2 冊でワンコイン!)。爆安! 

著作権で問題を起こしたくないので粗い画像で済みませんが、悪しからず。左側のフォルダに入っている方が冬の北天(中央はぎょしゃ座)と赤道付近(中央右にオリオン座)で見開き、右側はその次の見開きとなる赤道付近と南天(中央ははと座)です。

https://www.cloudynights.com/articles/cat/articles/observing-skills/free-mag-7-star-charts-r1021
コメント
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