Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

クナッパーツブッシュとフルトヴェングラー

2012年04月23日 23時26分51秒 | 音楽・オーディオ
どちらも大好きな指揮者です。今更ですが、ベートーヴェンの「運命」で、クナッパーツブッシュの62年演奏のCDを見つけたので、買ってしまいました。宇野功芳さんの著書で、演奏会で余りの遅さに後が続かなくなって途中で止めたか、最初から振り直したと云う逸話があった曲だと想い出し、「怖いもの見たさ」で買ったのです(笑)
これが、本当に遅い。因みに、フルトヴェングラー(3種)、C.クライバーと比べると、楽章毎の録音時間の表示で、
 クナ・・・   9:51 12:19 6:29 11:33 合計40:12
 43・・・    8:08 11:03 5:57  8:08 合計33:16
 47・・・    7:44 10:55 5:37  8:11 合計32:27
 54・・・    8:36 11:20 6:04  9:42 合計:35:42
 クライバー・・・7:17 9:56 5:07 10:48 合計33:08
となります。長くなったフルトヴェングラー最晩年よりも、更に1割以上も長く、他の名演よりも約2割も長いですね(因みに数字だけの行は、フルトヴェングラーの録音した年、例えば43は1943年を表しています)。
クナは確かにスケールが巨大で一聴に値します。例えば、第二楽章の弦が伸びていくところなど、なかなか聴かせてくれます。が、やはり遅過ぎて、第三から第四楽章では、チョット付いていけません。フルトヴェングラーやC.クライバーに慣れた所為かもしれませんけど。