Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

M9は難しい

2011年03月21日 17時09分23秒 | Leica Digital 関連
今日は雨ですが、朝から昼過ぎまで出社です。
帰ってきてから、昨日行ったM9テスト撮影の結果を研究(?)しました。今回は Noctilux と Super Angulon と云う難易度の高いものです(笑)

さて、ノクチルクスF1.0です。これについては、悪徳商人が「M9じゃ、ノクチは使えないぞ」と言っていたので、覚悟はしていましたが、やはり、でした。抑々この玉は周辺光量落ちとアウトフォーカスの綺麗なボケ方から立体感を生み出すことに特徴があります。F1.0でも周辺はF2.8だと書いている文献もあるほど周辺は落ちます。が、開放でM9だと、周辺落ちなどと云う生易しいものではなく、四隅は真っ黒です。これはケラレに近いでしょう。F2.0でもケラレに見えますかねぇ、まぁ、周辺落ちでしょうか。F4を過ぎてF5.6でやっとフラットになります。開放でもフィルムだと滑らかに落ちていってる印象ですが、デジタルだとかなり違うイメージです。

続いて、スーパーアングロンF3.4ですが、周辺落ちは許せる範囲です。勿論、露出はマニュアルです。が、画面下15%くらいで盛大に色がマゼンタに転んでおります。左側もマゼンタです。スパッと直線的に分かれていていて、或る意味で凄いです。これは、F3.4からF11まで同じ様に表れます。これも、超広角では周辺で色が転ぶという風に、先達のblogなどでよく出ていますが、その通り。ということで、スーパーアングロンはモノクロで使います(自爆)

なお、撮影は、昨日午後、明るい曇り空で北側の壁面を使っていますので、画面全体で概ね均等な明るさと色だと思います。また、設定は何も弄っておりません。と言いますか、まだカスタマイズ出来るまで、マニュアルを読み込んでおりません。