Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

London Bridge is falling down.

2005年07月17日 20時09分12秒 | 双眼鏡 関連
彼れ是れ2週間以上前になりますが、主戦力の双眼鏡を交換しました。London Bridgeの袂の双眼鏡屋で、10年余前に買った(とはいえ、ほんの少し前までの現行品であった)Leica Trinovid 8x32を、一代前のLeitzのほぼ未使用品に買い替えました。梅雨空の下でしたが、(無限遠の点光源という最も厳しいテストになる)星も何とか見ることが出来ましたので、Impressionを纏めました。
新型と比べた旧型の長所は、①眼に優しいこと、②周辺の歪みが少なく光量が多いこと、③軽いこと、④小さいこと。一方、短所は、①中心部の切れ味が若干落ちること、②合焦最短距離(Near focusing distance)が長いこと、③眼鏡使用者ではゴム見口を折り返す手間が増えたこと、④防水性能が落ちると思われること。全体の印象としては、新型が視野中心部を良くすることが第一義と思われるのに対し、旧型は視野全体の見やすさを重視していると言えそうで、疲れないので(結局は、これが最大のポイント!)、全体としては旧型が好みです。また、最近、(中身より?)デザイン・外観を重視するライカは、一部のUltravidに旧型と同型のレザー張り(BLタイプ)も導入しました。やはり、こちらの方が格好良いですからねェ。
と書いてきて、買い替えを正当化するための自己満足だと気付きました(自爆)。どちらも優秀な双眼鏡で、現行品を買っても、後悔しないと思います。なお、8x32のスペックは、観劇や天体観測と目的・対象が予め明確な人を除けば、最初の1台として、汎用性が高いので最適と思います(と言いながら、1台で済まないのはカメラと同じで、4x12を観劇・博物館用、10x25をハイキング用、7x42を天体用…と増殖していきますけどね)。
処で、ドンドン古いものを好む様になっていくのは、自分が歳を取っていくからでしょうね。