リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

晴れ上がった土曜日の1日は

2024年04月15日 | 日々の風の吹くまま

4月13日(土曜日)。☀。午前6時20分。日の出。右膝が痛くて目が覚めたので、ちょっと起き出して足馴らし。転んで両膝を盛大に擦りむいてから1ヵ月半で、ごっついかさぶたは取れたものの薄皮のような白いかさぶたが残っていて、ときどき針の先で突いたような軽い痛みがあるけど、膝蓋腱そのものは無傷だったのは幸いも幸い。でも、薄皮の周りが黒ずんでいるので、向かいに座ったら怖い目が睨んでいるように見えるかもね。

ベッドに戻ってひと眠りして、起床は8時半過ぎ。ゆうべ12時間のタイマーをセットしておいたスロークッカーの豚骨ブロスがちょうどでき上がったところで、蓋を取ったらたくさん入れたランプス(Allium tricoccum;行者にんにくの親戚)のにんにくの香りがふわぁ~っ。冷めるのを待って、ブロスを大きな容器に漉しとって、さらに冷ましてから冷蔵庫の奥へ。こうしてひと晩入れておくと脂が表面に浮いて固まるので、明日の朝に白くなった脂をすくい取れば「低脂肪」の骨ブロス。明日のランチは冷凍庫にある「日式」きょうざを焼いて、極楽とんぼ亭の新メニュー「とんこつラーメン」にしようっと。豚骨ラーメンは15、6年前だったか1人で東京に行ったときに新宿駅で食べたことがあるけど、ワタシの舌には合わなくて、その足で京王プラザに行く途中の横丁で見つけたラーメン屋で「中華そば」を食べて口直しをしたっけ。ラーメン屋をはしごするなんて、今では無理、無理。さて、我が家のとんこつラーメンはどんな味になるのか・・・。



午後は翻訳脚本の書き直しの下準備として、ワークショップで使った草稿を分解する作業。コミュニティの演劇集団が制作したものだから、登場人物の数がものすごくて、脚本と一緒にもらって来たポスターの裏のキャストを数えたら出演者の数は35人。主要な役(5人)以外は数人のアンサンブルが1人何役もかけもちする形をとることになるけど、そういう構成の芝居は見慣れてはいても、実際に割り振りするとなると話は別。さらに、それだけの数の役者がいたら衣装の数もすごい数になるから、芸術監督のアシュリーが「ベビー劇団」と呼んでいて常にいろんな筋からの寄付金や補助金が頼り(と言うか命綱)の零細(というよりも微細)な劇団には負担が大きすぎるな。アンサンブルの使い方は古代ギリシャ劇のコロスを参考にするから、視覚的には理解しているつもりだけど、主要人物以外の役が前面に出ているオリジナルの第2幕は完全に分解しなければならないだろうな。もしかしたら3つも4つもシーンを削って、新しい場をいくつか書かなければならないかも。

今日はマットが息子の誕生日で自分でマーケットに出ていないそうで、新しい山菜はお預けだけど、まだ残っていたコゴミとランプスとカエデの花で「パスタ・プリマヴェーラ」。文字通り「春のパスタ」。カエデの花というのは北アメリカ西部沿岸地方が原産地のヒロハカエデの花で、生のままサラダに入れたり、軽く調理して食べると、あっさりした春らしい青臭さが何とも言えなくおいしい。先週はマットにきのこはどうなっているのか聞いたら、「モレルを1本見つけた」と言っていたので、そろそろシーズンだな。ワタシはモレルのアレルギーが出てしまって1度にせいぜい1本か2本しか食べられないけど、マットは他にもいろんなきのこを見つけて来るので、春はほんとに食べるのが楽しくなる季節。


ヒロハカエデの花

パスタ・プリマヴェーラ

というわけで全面的に書き直しということに

2024年04月14日 | 日々の風の吹くまま
4月12日(金曜日)。☁⛅☀。目を覚まさずに8時までぐっすり眠って、さっさと起床。曇っているけど、晴れて来るという予報。と言っても特別な予定はないので、週末は疲れ休めにしよう。(月曜日は運転免許証更新の予約があるから、忘れないようにしないとね。)けさはバナナがないのでアップルソースをスプーン2杯。火曜日に買い忘れたのかと思ったけど、あ、そうか、まだらに茶色くなったのばかりが残っていたから買わなかったんだ。

ゆうべの劇作ワークショップ最終回は楽しかったな。トフとミケイラとシドニーで読み上げてもらったワタシの台本はいいところを行っていたけど、もうちょっと感情が入った方がいいかなという感じ・・・なんて次のステップを考えながら達成感に浸ってやる気がもむくむく。ワークショップの途中で2幕ものよりも1幕ものにした方がいいかと悩んだりしたけど、ワークショップが終わってみたら、トフの提言もあって脚色よりも資料集とオリジナルの脚本をベースに全編を書き直すことに方向転換。すごい大仕事になった感じがして頭がくらくらするけど、ここまで来たらやるっきゃないし、やれるという気もする。

まずは200ページもある資料集を端から端までしっかり読み直すところからかな。大正時代のできごとだから、新聞記事などはお堅い文語調だし、お役所の文書と来たら旧漢字と片仮名のテフテフ調。しぃ~らないっ。資料集をざっと拾い読みしたところでは、ワタシが「テーマ」と考えることを劇化に反映しようという会話があるのに、でき上った脚本ではそれがバックストーリーでしかなくなっている。まあ、実話がベースだから登場人物も実在の人たちで、その子孫から聞き取りをしているから、劇化にあたってそいう点を配慮したのかもしれないけど、終わりの方では主人公が脇役になった感じで、最後は何の話なのかわからなくなっているのが難点。でも、脚本を手に入れたときに東京の先生に見せて「書き直さなきゃダメだ」とあっさり言われて以来、どこまで手を入れていいものかと悶々としていたのが、やっと霧が晴れたという気分。まずは翻訳したオリジナルの脚本をばらばらに分解するところから始めよう。

いやぁ、すでにプロの道を歩いている人たちに交じっての8週間はきつかったけど、ワタシには抱えきれないほどの大収穫だった。夢の実現に向かってまた一歩前進というところで、人生、何ごとも遅すぎることはないんだよね。さて、買い物に行って、ヴィクターの店で週末に食べる肉を買ったら、カウンターの後ろの大きなテーブルで豚肉をさばいてたお父さんが、切り取ったばかりの骨を袋にどっさり入れて「おまけだよ」とくれたので、新鮮なうちに骨ブロスを作ろう。晩ご飯の後で、セロリの代わりにネギを入れて、ニンニクの代わりにランプスをたっぷり。大きな生姜も入れて、スロークッカーでとろとろと12時間。明日のランチは「とんこつラーメン」かな。




今日はひたすらリラックスを心がけて・・・

2024年04月13日 | 日々の風の吹くまま
4月11日(木曜日)。☁🌧☁。夜になって曇って来てはいたけど、午前中のウォーキングはちょっと寒いし、雨がしょぼつくしで、きのうのいい天気が嘘だったみたいな天気。でも、買い物に行かなくてもいい日だからどうってことないか。

今日は劇作ワークショップの最終日で、喧々諤々でやって来た脚本の読み上げをする予定。ワタシのは、翻訳脚本を書き直しするにあたって焦点のテーマに関して主張するポイントを明確にするのに重要だと思う「場」に手を入れた4ページ。きのうのうちにみんなに送っておいたのを印刷して読み直し。ワタシは戯曲の本を立って歩き回りながら読むことが多いんだけど、それは舞台劇の脚本と小説では創作の形が違うという気がするからで、立っている方が舞台劇としてのストーリーを把握しやすいと感じるので、自分が書いたものも推敲の段階ではそうすることが多い。でも、立っていても座っていても、台詞を目で文字を追うのと声を出して読むのと他の人が読むのを聞くのとでは脳内でのイメージが微妙に違うからおもしろい。それ以上に、複数の人たちに役を振って読み上げてもらうと舞台上のイメージを想像できて手直しすべき点がはっきり見えて来る感じがする。

自分が書いたものを自分以外の人間の声を通して「鑑賞」するというのも刺激的だし、他の人の脚本を登場人物の1人になって読み上げるのは、視線が客席から舞台に移るので、台詞にこめられた感情をどう表現するかを考える上でいい勉強になる。だから、こういうワークショップに飛びつくわけで、まだ駆け出しの端くれにもなっていないワタシには厳しいものがあったけど、仲間として真剣に意見やアドバイスをしてくれたみんなには感謝感激。(新聞雑誌の編集者だったトフはコメントや質問、サジェスチョンなどのメモを6ページも送ってくれた!)さて、ラップトップをミニチュア工房に持って行って、充電器をつないだら準備完了。(セッション2時間でバッテリの消費はだいたい50%。)よし、あとは早めに晩ご飯を作って食べるだけ・・・。

☆☆ひたすらリラックス・・・☆☆

今日もあれこれ、こまごま・・・

2024年04月11日 | 日々の風の吹くまま
4月10日(水曜日)。🌤⛅☁。目が覚めたらもう9時になるところ。やっぱり相当にくたびれていたらしい。まあ、でもひと仕事終わったから、ちょっと肩の力を抜いてもいいかな。今日はいつものウォーキングの代わりに、駅まで歩いて、電車でグランヴィル駅まで行って、会計事務所のあるオフィスに確定申告の書類を届けて、元郵便局の本局があったビルに最近できた大きなスーパーを「見学」して、電車でニューウェストミンスターまで戻って、駅からバスで帰って来るという予定。

と言うことで午前中はかなりのんびり。まずはArts Clubのレベッカから来ていたPlay Club開催のお知らせに、誕生日でどこかへ出かけると思うので残念ながら欠席という返事。このPlay Clubは後援者仲間のジーンの発案で(招待された)古参の中核グループが集まり、Arts Clubからは芸術監督のアシュリーか副監督で新作開拓を担当するスティーブンが出席して、持ち寄ったワインやおつまみを楽しみながら四半期中に上演された作品について評論するというもの。毎回なじみの顔ぶれのにわか評論家たちがここが弱い、あれは今いちと、ああだこうだとぶち上げるフィードバック。舞台演劇はともすれば「情熱」という名の強い芸術意識に囚われて視野が狭まりがちなので、劇場の座席を埋める観客と言う基盤があってこそのビジネスだという現実を忘れないようにさせるのが(同じように情熱を傾けている)後援者の仕事なわけ。Arts Clubの成功の裏には観客の意見をくみ上げようという姿勢があると言えるかな。

きのうの夜に確定申告の書類をチェックしていて、PCのフォルダの中に印刷していなかった税額控除用のレシートが3枚もあって慌てたので、ランチの前にもう一度しっかりチェックのし直し。担当会計士のリズに2022年の税控除に見逃しがあったことと、ベルギーでカレシがコロナにかかった時の医療費があることを説明したメモを作って同封。昨今は寄付をするのもそのレシートを送るのもネット経由が多いから、メールに添付されて来るレシートをダウンロードするのを忘れたり、保存するフォルダの管理が悪かったりして、せっかくの控除が受けられないということになるんだなあ。ワタシのDocumentのフォルダの中にArts Clubのフォルダがあって、その中にダウンロードした「レシート」を保存しているフォルダがあるんだけど、別に家庭運営に関する書類などを入れるフォルダがあって、その中に確定申告のフォルダがあって、Arts Club以外の寄付のレシートはこっちに入っていることが(今になって)判明。忘れないうちにと確定申告関係のフォルダを全部ひとつのフォルダの中に移動しておいたけど、ああ、ゼイキンってのはいっつもめんどうくさぁ~い。

午後になって予定通りにダウンタウンへお出かけ。ニューウェストミンスター駅までは歩いて20分ほどだけど、最後の300メートルがきっつい下り坂。うっかりつまずいて転びでもしたら、駅までまっしぐらに転がり落ちてしまいそう。午後の早い時間は電車もあまり混んでいなくて、ドア脇の座席を確保。次の駅で乗って来たママがベビーカーをちょうどワタシの前に止めて携帯いじりを始めたので、ワタシは退屈そうにしている赤ちゃんの相手。手を叩くしぐさをすれば真似をするのが何ともかわいい。携帯でのおしゃべりに忙しいママもにこにこと見ていて、降りるときには赤ちゃんの手をとって「はぁ~い。バイバイしなさいねぇ」。はぁ~い、バイバァ~イ。私たちはグランヴィル駅で降りて、1丁先のビルの3階にある会計事務所の「税務部」のカウンターで受付の人に申告書類の封筒を渡して、その足で目当てのスーパーへ。ワンフロアで4100平方メートルというの売り場はさすがに広いけど、広すぎてかえって面白味がない感じで、ぐるっと回っただけでもういいよ。電車でニューウェストミンスター駅に戻って、(上り坂はきつすぎるので)駅下のバスターミナルからバスに乗って帰って来たけど、カレシ曰く「ウーバーに甘やかされてしまったなあ。電車もバスも嫌だよ、もう」。あ、そう。でも、いい運動にはなったんじゃない?

やりがいはあるけど責任はずっしりと重い

2024年04月11日 | 日々の風の吹くまま
4月9日(火曜日)。🌤☀。きのうとは打って変わったいい天気。寒かったせいかつぼんだままだった原種チューリップもけさはたっぷり日を浴びて満開。朝ご飯が済んだら、いつもより早い10時前にウォーキング。きのうさぼった分少し気合を入れて歩いて来て、11時からカレシは英語レッスン、ワタシはZOOMでArts Clubの奨学基金の受給者選考会議。今日は忙しい。



選考会議は基金の創設者のビル、芸術監督のアシュリー、舞台装置のデザイナーのテッド、俳優のローギと「観客代表」みたいなワタシの5人で、司会役のスティーブンがそれぞれの推薦12人を得票数の順位に並べたリストを見ながら、上から1人ずつ審査するしくみ。支給総額に対して応募数がすごいので、演劇関連の講座や学校の授業料や会議などの参加費として申請できる金額に上限があるけど、出来るだけ多くの人たちを支援するために、選ばれても全額をもらえるとは限らなくて、それぞれのメリット、デメリットを論議して最終的に5人の合意で決めるようになっている。ああだこうだと1時間半の論議の末、今年の受給者はワタシの推薦12人のうちの7人を含む22人。インフレや家賃の高騰やらで生活が厳しい折、才能を伸ばし、技術を深めるのに少しでも役に立てばいいね。それにしても、演劇界でのキャリアを目指す人たちの将来を左右するかもしれないと思うと、評価を下すという作業はこの上なくきつい。

その重い責任を果たして、今日は遅いランチ。どぉ~っと疲れた気分だったけど、外では雲たちがふわふわと青空を楽しんでいるようで、ワタシも深呼吸。あさってはワークショップの最終日で、総仕上げのディスカッションだから特に準備することもないし、この先は怒涛のような2ヵ月を「バックミラーで見て」、肩の力を抜いて翻訳脚本の再構想にかかるだけ。この「(look) in the rea-view mirror」(バックミラーで見る)というフレーズは「遠ざかる過去はバックミラーでチラ見して、目の前にある未来に向かって行こう」というような意味合いで、コロナが収まり始めた頃からよく聞かれるようになった気がするけど、何とも車社会ならではの表現じゃないの。







のんびりと空で戯れる雲を見ていたら、会計士のリズから「確定申告の質問票が上がっているけど、書類はどこ?」というメール。あはっ、今日中に再度のチェックをして、明日にでも事務所まで届けるつもりだったのが、リズに先を越されちゃった。さっそく明日の午後に持って行きまぁ~すという返事。去年の確定申告で控除から漏れたレシートがあるんだけど今年の分に入れられるかと聞いたら、「大丈夫、今からでも控除できるわよ」との返事。やったぁ。金額が大きいから、2年分を税額控除したらすごい節税。去年は予定納税していたから、きっとドカンっと還付がありそう。何か元気が出て来たような・・・。

だらだらも臨機応変もリタイア暮らしのいいところ

2024年04月09日 | 日々の風の吹くまま
4月8日(月曜日)。🌧。目が覚めたのは8時ちょっと前。外は雨。今日はルーフデッキのアンカーの法定点検があって、管理会社からのお知らせでは午前8時から午後2時の間。作業はたぶん屋上にあるアンカーから始めるだろうからすぐには来ない思うけど、すやすや眠っているカレシを起こさないようにそっと起き出して、念のための待機。

カレシが普通に8時半を過ぎて起きて来たので朝ご飯。バナナがなくなったので、ウォーキングのついでにでも買って来たいけど、アンカーの点検が終わるまでは出られないし、カレシは11時からエスターのレッスン。外は気温6度で寒いし、雨も止まないので、何となく2人ともモチベーションが下がってしまった感じ。こういうときは気分に逆らわずにだらだらしていられるのがリタイア暮らしのいいところかな。まあ、午前中に来てくれれば午後にでもスーパーにひとっ走りしてバナナ(と牛乳)を買って来れるし、その時にカレシがその気になったら、ついでにウォーキングしてもいいし、カレシが一緒に来るならついでにティッシュの6箱パックも買って来ようか。うん、けっこう臨機応変的にやれるのもリタイア暮らしならではかな。

ドアにノックがあったのは11時半。管理人のアンドリイに連れられた検査員のお兄ちゃんが長靴を持って入って来て、パティオドアの前で履き替えてルーフデッキへ。カレシがプランターを動かすのを忘れたけど、手すりぎりぎりには置いていなかったので問題はなさそうで、ドアのすぐ外のデッキの床に埋めてあるアンカーで始まって、大きなスパナで動くかどうかをチェックするだけの簡単な作業だけど、動かなければ合格、少しでも動いたらアウト。全部チェックしたら長靴を脱いで中に入って来て、「問題なしですね」とレポートに結果を記入。窓拭きの人もダクト掃除の人も上からのロープを手すり越しに垂らして降りるからアンカーを使わないのよと言ったら、お兄ちゃんは「そればいけませんねえ」。でも、ロープは屋上のアンカーにつながっているだろうから手間を省けるんじゃないのと言ったら、お兄ちゃんは「手すりが緩まないといいですけどね」と言いながら、廊下で待っていたアンドリイと一緒に反対側の2つの部屋へ。点検のたびに誰も使ってないよと言っているのに未だに使われないということは、建築法に設置義務(と点検義務)があるというだけの話なのかな。

点検が午前中に終わったので、午後にウォーキングに行って、ついでにバナナと牛乳を買って来ようよと提案したら、あっさりと「いいね」。じゃあ2時ごろに行こうということになって、ちょうどいい具合に雨が小止みになったのでカレシに声をかけたら「やっぱりウォーキングは休み。だけど買い物には付いて行くよ」。あ、そう。それならトートバッグを持って行って、ティッシュやココアに必要なクリームも買って来よう。気温はまだ6度のままで、寒い中を往復6分の「ウォーキング」。帰って来てしばらくしたところでまた雨が本降りになったから、何というタイミングの良さ。東部での皆既日食の写真を見ながらマティニで乾杯。メキシコからテキサスからニューヨークからモントリオールと、日食めがねをかけて空を見上げる人、人、人。オタワでは首相のトルドー君を始め与党も野党も議員たちがみんな議会を抜け出して仲良く日食見物。束の間の平和ってところだけど、メトロバンクーバーは雨のため部分食(17%)は「中止」・・・。

毎日が遊びの日で日曜日は労働日?

2024年04月09日 | 日々の風の吹くまま
4月7日(日曜日)。☁⛅☁。あんまりぐっすり眠っていたもので、カレシに起こされた。気温が低いのか、バルコニーで花を開いた原種チューリップはその花をしっかり閉じたまま。おや、川向こうの埠頭の近くで白い煙が上がっていて、きな臭い風が吹いて来るじゃないの。携帯でニュースをチェックしたら、どうやら川べりにある製材所の火事。午前1時過ぎに出火の通報があったそうなのに、9時近くなってもまだかなりの煙ということは、山積みされている材木が燃えているんだろうな。(昼過ぎになってやっと煙が見えなくなったけど、これがほんとの対岸の火事。)



朝ご飯を食べたら、まずはエアプランツのオードリーちゃんをお風呂に入れて、ぐずぐずせずに洗濯。シーツを全部はがして洗濯機に押し込んでから、マットレスの上に敷いているテンピュールのトッパーをひっくり返すことを思いついて、ふにゃふにゃしていてかなりの重みがあるから、巻くようにしてえいやっ。気温は上がっていないのに、これだけでひと汗。ひと仕事すんだら、いつもの日曜日の掃除。今日はあまり汚れていない感じで、ダスターをかけて、箒で掃いて、掃除機をかけるところまでは順調だったけど、なぜかモップの調子が良くない。フローリング用の洗剤をスプレーしながら拭く仕組みだけど、肝心のスプレーが思うように働かない。はあ、新しいモップを買わないとダメかなあ。



シーツ類の洗濯と乾燥が終わったら、午後はベッドメーキング。ポケットコイルのマットレスは重いし、ダブルよりも大きいクィーンサイズだから、シーツ類を被せるだけでも裾をマットレスの端を持ち上げてたくし込んだり、上のシーツが偏らないようにこっち側を引っ張り、あっち側をひっぱりして、いつも大汗。関節炎が痛んでいる手にはきついこと甚だしい。時間がかからなくてもすこい重労働だな。ホテルのハウスキーピングで働いている人たちは毎日こうやっていくつもの部屋のベッドメーキングをするわけで、行く先々のホテルで出会うのはたいがいが女性だからなおさら。どこでもピシッと皺ひとつないキングサイズの大きなベッドを見るたびにすごいなあと思う。

午後2時を過ぎて、今日はポートムーディのマーケットに出ているマットから「今片付けているところだけど、どれも少しずつ残ってるよ。いろいろあるから、寄ろうか」とテキスト。いろいろと言うのがうれしいね。さっそくあれを少しとこれを少しって感じでどいう?と返信したら、1時間ほど経って「着いたよ」。すぐにトレイを持って降りて行ったら、バスケットを歩道に並べているところで、うは、ほんとにいろいろ。ワタシが好きなコゴミもどっさり。まろやかなにんにく風味のランプスもどっさり。カエデの花もワイルドベルガモット(矢車はっかと言うらしい)は春の香り。うれしくなって、ヴィクターの一家にお裾分けする分も入れてあれこれ袋に詰めたらトレイがいっぱい。計ってもらって金額を聞いて、ちょっとおしゃべりをして、じゃあまた来週。



ファーマーズマーケットがオープンしておいしい季節の到来

2024年04月07日 | 日々の風の吹くまま
4月6日(土曜日)。☁⛅☁🌧。ちょっと空気が冷たいな。曇っているからかな。いつの間にか土曜日にやっていた洗濯を日曜日に掃除と一緒にやるようになったので、土曜日は休みの日。リタイアして毎日が休みの日のはずの人間に「休みの日」があるってのは何だかヘンだなあという気もするな。

カレシの英語レッスンが10時なので、11時にウォーキングに行って、帰って来たらすぐにランチのしたく。牛骨のブロスを使って久しぶりのフレンチオニオン・スープ。大きな玉ねぎ1個を丸々刻んだのはいいけど、目に染みて痛くて、涙が激流のごとく(は大げさだけど)ボロボロ。コンタクトを入れていた時は玉ねぎを切りながら泣くなんてことはなかったから、これが眼鏡に切り替えてからの唯一の「難点」。でも、バターとオリーブ油でじっくりあめ色に炒めた玉ねぎとベイリーフ、塩コショウだけの超シンプルなスープは、チーズは溶けるスティックを小さいサイコロに切ってテーブルで適当に入れるだけだから食べやすくて、何よりも栄養たっぷりの髄が溶け込んだ牛骨ブロスのコクが引き立って極上のおいしさ。と自画自賛してみたけど、バゲットにチーズをのせてグラタンにしなければごく普通の玉ねぎスープになるのかな。まあ、おいしければどうでもいいことだけど・・・。

午後になって、バンクーバーのファーマーズマーケットに出ているはずのきのこ屋のマットに今日は何があるかとテキストメール。なかなか返事が来ないので忙しいのかなと思っていたら、案の定マーケットが閉まった後の時間になって「今日は大盛況でほとんど売れ切れちゃったよ」とメール。そうか、今日は夏のマーケットの初日で、今年から土曜日だけになったから、人出が多かったんだな。でも、「あしたはポートムーディのマーケットに出るから、良かったら帰りに寄るけど」というので、もし遠回り過ぎでなければお願ぁ~い。でも、バンクーバーからの帰りに比べるとかなり遠回りになるのは確かだから、ガソリン代がまた値上がりしていることでもあるし、これからは金曜日のうちに何があるかお伺いを立てて注文しておいた方がいいね。

ファーマーズマーケットと言えば、ニューウェストミンスターのマーケットもおととい始まったけど、ケイラの農場はFBでサブスクの募集を始めたばかりだから、まだ持って来れる作物はないかもしれないな。でも、ニューウェストに来るのかコメントで聞いたら「もちろん!」という返事だったから、木曜日の朝にその日の野菜リストが来るようになったら行かなくちゃ。ひいきにしていたベーカリーも出店リストに載っていたから、また大好きなブリオシュローフを食べられるようになるな。マットの同業友だちのポールも来ると言ってはいたけど、調子のいいお兄ちゃんだからどうかな。ヤマブシタケを持って来てくれるといいけどね。(木曜日はマットは山に入っていて来れないのが残念。)昨今はどの市町村でもファーマーズマーケットをやっていて、ちょっとしたブームと言う観があるけど、新鮮な野菜の地産地消はいいことだと思う。ローカルでも大規模な物流システムを通って来るスーパーの野菜と違って、農場から直接持って来るので冷蔵庫で長持ちするのもいいところ。うん、おいしい季節の到来だ!

マンション暮らしの金曜日は

2024年04月07日 | 日々の風の吹くまま
4月5日(金曜日)。🌤☀🌤。もうまた金曜日になっちゃった。目を覚まさずに7時過ぎまで眠ったので少しは元気が出たかな。まだちょっぴりだらぁ~んとした気分ではあるけど、ま、のんびり行こうじゃないの。

ということで、のんきに構えて朝ご飯。あら、アップルソースが足りないなあ。きのう買い物に行ってりんごを買って来たけど、その後で仕込むタイミングが悪くてやぁ~めた。もっともミューズリにスプーン1杯を混ぜるだけなので、それぞれ何とかスプーン1杯。午前中はウォーキングやら何やらあるから午後ってことにして、これで今日の「やらなくちゃリスト」第1号。我が家の簡単レシピは、ベースの青りんご(グラニースミス)5個と甘味料代わりの赤いりんご(ガラ)2個をザクザクに切って、鍋に生しょうがの大きめのかけらを3個と一緒に詰め込んで、ひたひたよりちょっと少なめに水を入れてシナモンスティックを2本差し込んで、レモンジュースを振りかけて、あとはときどき木のしゃもじで潰してやりながら弱火の弱火で2、3時間。気を付けていても煮立ったときにちょっと吹きこぼれるから厄介。

Arts Clubのレベッカから年明けからの4作品について話し合うプレイクラブのお知らせが来ていて、4月25日午後7時から9時までBMOセンター2階の会議室。あはっ、ワタシの誕生日じゃないの。どぉ~しましょ。どこに行くかは決めていないけど一応レストランで食事ということになっているので、今回は欠席だなあ。ワタシなりのコメントをレベッカに送っとこうか。マンションの管理会社からは月曜日にルーフデッキのアンカーの年次点検があるから在宅するようにとのお知らせ。アンカーがあるのはルーフデッキがある我が家と隣のジャネットと対角のエヴァの3戸だけ。窓拭きやダクトの掃除で屋上からロープで降りて来た作業員がそのロープをアンカーに結んでさらに下に降りるしくみなんだけど、いつも降りて来たロープをそのまま手すりにかけるだけで、実際にアンカーを使うのは見たことがない。それでも法定点検だから年に1度の行事。早く来てくれれば午後には会計事務所に書類を届けに行けるかな。

同じフロアのクリスとカーラがとうとう部屋を売りに出したので、マンションで売りに出ている部屋は4戸。そのうち1戸は7階で、後の3戸は21階、22階、23階。低層階は1LDKや小さめの2LDKの賃貸に出ている部屋がほとんどなので、わりと頻繁に売りに出るんだけど、大きめの2LDKや3LDKが中心の高層階はオーナーが住んでいるケースが多いのでめったに売りに出ない。それが今の時点で急に3戸も売りに出たのはどういう事情なんだろうな。クリスとカーラは老いた親と同居して介護するという事情で不本意ながら売るということだけど、他は(賃貸物件も含めて)管理費が上がったことも関係しているのかな。登記上の面積に応じて決まる管理費はインフレもあって年々上がり続けていて、今年は1平米あたり月700円だから21階と22階の部屋はそれぞれ7万円、8万7千円。築10年なので、事前販売で買ったなら評価額は倍近くになっているし、ローンの返済も進んで純資産額も増えただろうから、まだ若い人なら戸建てに買い替え、高齢者ならちょっといい介護ホームに入る潮時ということなのかもしれないな。クリスとカーラの部屋は73平米の1LDKで売値は7千万円。いい値で売れるといいけど、どんな人たちが買うのかな。

この疲労感はアレルギーのせいらしいけど・・・

2024年04月06日 | 日々の風の吹くまま

4月4日(木曜日)。⛅。みごとな朝焼け。でも、朝から何となく疲れた感じがする。このところウォーキングに出るたびに目がひりひりして涙が出るので、ドライアイが悪化しているかアレルギーかどっちかだと思っていたけど、疲労感があるということはアレルギーかな。アレルギーはずっと昔に2年かけての減感作療法で退治したはずだけど、あれはもっぱら咳だったから、もしかしたら新手のアレルギーかな。そう言えば、天気サイトの「花粉」のところで西洋スギやビャクシンのカウントが「高」(ハンノキは「中」、ツガは「低」)になっていた。あぁ~あ。

ゆうべ寝る前にスロークッカーに仕込んで、低温でタイマーを12時間にセットしておいた牛骨(ごつい骨3個)のブロスが朝ご飯が終わる頃にでき上がり。冷めるのを待って、ランチの後でブロスを漉す作業。とろとろに溶け出した骨髄のおかげでブロス全体に何とも言えないコクができて、明日のランチにはフレンチオニオン・スープでも作ろうかな。骨髄が抜けて空洞になった骨はきれいに洗ってバルコニーの棚において乾燥させたら、さて、何に使おうかな。空気はまだちょっぴり冷たい時があるけど、バルコニーのプランターに細い葉を出してつぼみを付けていた「謎の花」がそろそろ開花。形からしてチューリップかなあと期待していたら、やっぱり原種チューリップ。年の初めの大寒波に負けたかなと思っていたけど、がんばったね。シソが生えていたプランターにも秋に落ちた種が芽を出している感じ。(カレシ流園芸では育ってみなち何なのかわからない。)去年は春早々の2月とクリスマス前の11月末には盛大に花を咲かせてたシャコバサボテンも復活祭を4日過ぎたけどまた花が咲いているからすごい。





ブロスの処理が終わったらいつもより早めに買い物。今夜は6時から劇作ワークショップがあるので、晩ご飯には電子レンジで温める冷凍のブロッコリとほうれん草のラザーニャ。そんなに大量の買い物ではなかったので、少し早めに帰って来て整理して、ひと息入れているところへトラベルエージェントのジェフがSilverseaからの「重要なお知らせ」を転送して来て、来年春のシンガポールから東京へのクルーズの航路の変更。中国政府が停泊中の船舶の陸上電力供給に制限をかけることにしたため、2泊3日を予定していた上海寄港を取りやめて韓国の済州島と仁川に変更するというもので、それで良ければオンボードクレジットを1人2万5千円加算、別のクルーズに乗り換えるなら4月30日までに予約すれば10%オフ、キャンセルの場合は全額返金。中国ではここ2、3年電力不足だと聞いていたから、上海のような大規模な港ではたぶん貨物船を優先するんだろうな。私たちはシンガポールとホーチミンシティと鹿児島が目当てだったので、さっそくジェフに問題ないよぉとメール。オンボードクレジットは2人合わせて15万円になるけど、どうする?

大急ぎで晩ご飯を食べて、ミニチュア工房にラップトップをセットして、Zoomに接続してスタンバイ。ワークショップ開始は午後6時。今夜はブロックBの番なので、何かくたびれた気分だったせいもあって、おとなしく聞き役。口数が一番多いと自負している元編集者のトフのコメントはいつもすごく勉強になる。特にスペイン語の会話が混じるアルフレードの殺人コメディの脚本については、最初にストーリー全体を(アルフレードの母語である)スペイン語で書いてから、英語のせりふの部分を翻訳して、さらにスペイン語話者の英語、英語話者のスラング満載の英語というように編集してはどうかというコメントで、なぁ~るほどぉっ。英語はカナダの国語だけど、口語となると多民族都市のバンクーバーには集まっている民族の数だけ「訛り」がある感じだし、経済格差、教育水準の格差も言葉遣いに反映されるもの。うん、ワタシの脚本も書き直しに着手したらそのあたりを念頭に置いて考えてみないと・・・。

こぶの日の水曜日は行くも戻るも上り坂

2024年04月05日 | 日々の風の吹くまま
4月3日(水曜日)。☁⛅☁。水曜日はこぶの日。週の真ん中の日で、この日を乗り越えたら後は週末へまっしぐらと言うわけだけど、毎日が週末のリタイア組にとっては時間の足の速さを感じさせるだけの目の上のたんごぶ。これまでにこぶをいくつ越えて来たのかなんてよけいなことを考えたりしたら、何かくたびれた気分になってしまうな。

最近FBで現役時代に親しかった翻訳仲間の「ビルおじさん」と友だちになって、そのつながりで別の翻訳仲間のジムと友だちになって、さらにそのつながりで知らない人からの友だちリクエスト。くっだらない動画や広告ばっかりになってしまったと愚痴っていたFBだけど、ごくたまには本来の友だち探しの機能をすることもあるんだな。新しい友だちはあるアジアの航空会社の機長で、シングルマザー。ロンドンに住んでいるそうで、FBのメッセンジャーで少しずつお近づきという段階。ビルおじさんもジムも現役時代の全盛期に所属していた協会が毎年主催する国際翻訳会議でつるんで飲んでいた同世代の仲間で、友だちリストには懐かしい名前がずらり。みんないい年になっちゃったねエ。どうしているのかと思い出していた人もいるから、そのうちワタシから声をかけてみようかな。

考えて見ると、あの頃は本来のキャリアをベースにして翻訳業に転向した人たちが多かったな。もう30年も昔の多国籍企業が台頭してグローバル化の波が世界を覆っていた時代だった。同時にパソコンの急速な普及で情報時代とかもてはやされていたっけ。会議で会うのはエンジニア、医者、弁護士、学者と言った経歴を持つ中年のおじさんが大多数で、それぞれの分野のスペシャリスト。そういうおじさんたちと親しくなったのは、相手が偉い人でも(一期一会の精神で)臆面もなくおしゃべりする性質が幸いしたのか、あるいは大学を出ていないからgeneralist(何でも屋)と称しながら、おじさんたちと遜色ない荒稼ぎをしていたワタシがある意味で珍しい存在だったからかもしれない。(何人かいた日本人のおじさんセンセイたちには見向きもされなかった・・・。)





☆☆忙しいわけじゃないけど、雲を眺めていて・・・☆☆

所得税確定申告の書類をまとめてみたら・・・

2024年04月04日 | 日々の風の吹くまま
4月2日(火曜日)。🌧。天気は下り坂らしい。どこかのメディアサイトに「組織的な雨が降る」なんて書いてあるけど、何のことかいな。そんな表現は聞いたことがないぜよ。(低気圧が発達して降らす大雨のことらしい。)同じ記事を読んでいたカレシは「英語がめちゃめちゃだ」。たしかに新聞と言うよりはファッション雑誌みたいな書き方だな。と思ったら、どうやらネットメディアの記事が引用されていたようで、記者はかってトラベルエージェントで旅行記事を書いていたらしい。なぁ~んだ。


桜が満開で、庭で花見ができそう

朝ご飯が終わって、さて今日こそは所得税申告の書類の仕分けをするぞと腕まくりしようとしたら、カレシが「散髪してくれ」。じゃ、ウォーキングから蹴って来てすぐにやる?と聞いたら、「リリーのレッスンがあるから午後」。うん、今日は買い物に行かないから午後でもいいよ。でも、ウォーキングから帰って来て、それではファイルフォルダにごちゃごちゃと突っ込んであった税金の書類をテーブルに広げて・・・というところで(サラダ担当の)カレシが「ミニトマトが欲しい」。きのう朝ご飯のミューズリを買いに走ったときに行ってくれればよかったのに。でもまあトマトを切らしているということで、散髪とトマトのどっちにする?と聞いたら「トマト。散髪はあした」。じゃあ、ランチの後でスーパーにひとっ走りすることにして、ついでにバルコニーに置いてあるゴミ袋を捨てて来ようっと。

でも、ゼイキンの書類の整理も結局は午後になって、ランチの後でテーブルをクリアしてスタート。公的な申告書類はT(Tax、つまり税金)で始まっていて、個人の確定申告書はT1、企業はT2。所得の証明は(投資を含む)信託の配当がT3、給与や年金がT4とT4AとT4RIF、利子などの投資収入がT5で、控除は健康険の対象外の歯科や眼科の治療や処方薬や眼鏡などの費用、旅行保険、登録非営利団体への寄付など。(配偶者の申告情報を含めると)年金所得を夫婦間で分け合って世帯ベースでの納税額を減らせる制度があるし、同じように連名の所得と控除も会計士が振り分けてくれるので、カレシ、ワタシ、連名と3つの山に分けるだけの話なんだけど、何しろ控除用のレシートがたくさんあるからけっこう手間がかかる。中でもカレシは処方薬のレシートがひと山あるし、連名ではArts Clubへの寄付のレシートが何枚もあって、メールに添付して来たのを印刷し忘れていないかチェックするのもひと仕事(1枚あり)。

全部揃ったところでそれぞれの証明書類の有無をオンラインで入力して、その場でアップするようになっているんだけど、自分でスキャンしなければならないものが多すぎるので、封筒にまとめて会計事務所に届けるのがいつもの仕上げ。でも、今年は2022年の寄付金で去年の申告時に見落としたけっこう高額なレシートを遡って控除請求できるし、去年春のリバークルーズの最中にベルギーでコロナにかかって、カレシが搬送された病院でやったすごい数の検査の費用を払ったのを医療費として控除できそうなので、担当会計士のリズに説明のレターを書いて添えるという手間が加わって何となくストレス気味。それでも3つの山をクリップで止めて、Tの書類に抜けているのがないか再度チェックして、山を積み上げてみたら何と1センチの厚さ。揃ってリタイアしてのんびり暮らしている高齢夫婦なのに・・・。




エイプリルフールだけどほんとの話

2024年04月02日 | 日々の風の吹くまま
4月1日(月曜日)。🌤⛅☁。もう4月になっちゃった。復活祭の連休の(月曜日も休みの人たちには)最後の日。この日は法定祝日ではないので、1980年代後半には州の公務員だったカレシはばっちり休みだったけど、公務員から会計事務所の秘書に転職したワタシは所得税申告でてんやわんやの時期だったので休みなし。朝寝坊を決め込んでいるカレシを横目に早めに起きて、ひとりで朝ご飯を食べてバスに乗って出勤したもんだった。日本のバブルが膨らんで若い日本人がワーホリなどでわんさと来ていた頃で、帰りのバスを待っていたら「ボク、ニホンジンダイスキ」とか言って寄って来た男がいて、持ち歩いていたアタッシェケースをそれとなく見せつけたら「Oh, sorry」と立ち去ったことがあったな。カレシのお古で(ミドルネームがあることを示す)3文字のイニシャルがついていたから、なぁんだ日本人じゃないのかとばかりに退散したんだろうな。アホみたいだけどほんとの話。


4月1日の日の出まであとひと息

今日はエイプリルフール。いつもならユーモアたっぷりのとんでもない大ウソ話を(エイプリルフールと断って)載せるメディアが今年はなぜかひっそり。フェイクニュースだの何だのと嘘も真もごっちゃまぜのソーシャルメディア全盛の世の中、何気ないひと言で人生をキャンセルされてしまう怖い世の中で、他愛のないウソ話をでっち上げるには危険が大きすぎるのかもしれない。精神的な余裕がなくなってしまっているのかな。でも、信じられないけどほんとの話ならけっこうある。たとえば、イギリスのThe Guardian紙には「夫婦別姓の選択肢を認めなければ、500年後の日本には「佐藤さん」しかいなくなるという話。今のままだと2446年には人口の半分が佐藤さんになり、2531年には100%(別姓を認めたら7.96%)。みんな佐藤さんになってしまったら世の中がよけいにややこしくなりそうだけど、ま、500年先の話。

北米のプロホッケーリーグは今プレイオフを目指して激戦の最中。そんな中で、いつもぱっとしないバンクーバー・カナックスがプレイオフに名乗りを上げて大騒ぎ。エイプリルフールじゃないほんとの話。けさ午前10時にプレイオフ第1ラウンドの最初のホームゲームのチケットを一般発売したら、数分後には一番安いのがほぼ5万円で、しかも最上部の最後列というからおっそろしい。最初の1時間では売切れにはならなかったようで、リンク際の前から2列目に11万円というのが残っているそうだけど、スポーツ観戦世代のそんなお金があるのかな。今シーズンのカナックスは決勝まで行きそうな勢いで、そうなれば2011年以来ってことになるな。あの時の決勝の相手はボストン・ブルインズで、第7戦まで行って、カナックスは惜しくも負け。その夜、ダウンタウンで大規模な暴動が勃発。勢いに任せて略奪に加わって「前科」ができてしまった若者もかなりいたそうな。あの年はボストンでの翻訳会議があって、ホテルのギフトショップで買って来たのが、ボストンの優勝を祝うショットグラス。今年はどうなるかな。負けても勝っても暴動はいけないよ。ま、Go, Canucks, Go。



午後にジェフから「帰国便の予約を確認した」との電話。羽田発のANAのビジネスクラス1人36万円って、やってくれたねえ。エイプリルフールじゃないよね。ほんとの話だよね。当初の予定では帰国便は自前ということで差し引かれていた15万円をクルーズ料金に戻してもまだ自前で買った場合よりも1人あたりで10万円も安いから、すごい得をした気分。インボイスを改定したのですぐに予約金を追加する必要があると言うので、もちろんどうぞ、どうぞ。残金の支払い期日は5月15日。銀行のトニーにお任せの虎の子もこのところずいぶん増えていたから、クレジットカートの支払い日までに少し当座預金に回してもらわなくちゃ。

復活祭だから食べ物のテーマはイースターエッグ

2024年04月01日 | 日々の風の吹くまま
3月31日(日曜日)。☀🌤。弥生3月最後の日。朝はちょっと冷えていたけど、まぶしいくらい晴れ上がって、春らしい日。復活祭にふさわしい日和と言うところかな。金曜日に十字架の上で死んだキリストが日曜日に復活したのを祝うのが復活祭なんだけど、実は英語の「イースター」はゲルマン民族の一派であるサクソン人の春の女神「エオストレ」から来たものだそうで、キリスト教が伝播するずっと前から春分の頃に生命が息を吹き返す春を祝ったのが起源。クリスマスもそうだけど、北ヨーロッパの異教徒の宗教行事をキリストの出生や復活と重ねてうまい具合にキリスト教を売り込んだという感じで、マーケティングがうまく行ったってことかな。

祝日だけど、日曜日は洗濯と掃除の日。まずはエアプランツのオードリーちゃんのお風呂。プランターにカップを置いて集めた雨水と水道の水を混ぜて、逆さまにぽちゃん。次に洗濯機を回し始めて、それから掃除。日当たりがいいもので、箒で掃いている頃から汗をかき始めて、掃除機をかけ終わる頃には額に大汗。モップをかけ終わったらもう汗だく。ちょうど11時だったのでそのままウォーキングに行ってまたひと汗。モールは普通にシャッターが開いていたけど、2階のオフィスは全部閉まっているから歩いているのはウォーキングの常連だけ。いつもはランチタイムの勤め人や世間話の高齢者のグループで賑わっているはずの1階のフードコートも今日は人影がまばらで静かなもの。みんなどこかに行楽に出かけたり、家族が集まるのでモールなんかで潰している暇がなかったりというところかな。



ウォーキングから帰って来た頃にはおなかが空いていたので、今日のランチは「イースターエッグ・オムレツ」。ヴィクターの店で売っている本式にダブル燻製した厚めのベーコンとマッシュルームとランプスを細切れにして炒めて、卵を3個溶いてフライパンの中でオムレツ2つに仕上げたのをトーストしたバンに載せてちょっとボリュームのあるランチ。ひと息入れたら、オードリーちゃんをお風呂から上げて、洗濯物を乾燥機に入れて、先々週トラベルエージェントのジェフに言われていた秋のクルーズの「乗客情報」をSilverseaのサイトにログインして入力。すぐにジェフにメールを飛ばして10月10日の帰国便の手配をお願い。羽田発のANAならビジネスクラスで1人60万円くらいと書いてあったけど、ジェフから電話が来て「Silverseaを通せば50万円以下で取れる。もっと安くできるかもしれないから、任せといて」。へえ、みんな飛行機のチケットが高くなったと文句たらたらのこのご時世にその値段って、もしかして歓迎のシャンペンがないのかなぁ。まあ、ジェフはSilverseaとは長い付き合いで顔が効くからここはお任せに限る。


イースターエッグオムレツ

復活祭の定番料理は大きなハムの丸焼きか七面鳥。でも2人だけだから、我が家は鴨の胸肉のフライパン焼き。脂をしっかり焼いてカリっとさせてからひっくり返して肉の方を肉用の温度計でチェックしながらミディアムに焼き上げるんだけど、鴨はとにかく脂がすごくて、レンジの周りも換気扇のフィルターもあっという間にぎとぎと。それでも、オレンジジュースをちょっと煮詰めてソースにして、後はスマッシュポテトとユキザサのバター炒め。ルーフデッキのプランタ―からチャイブを4本採って来てスライスした肉の上にちょこっと載せたら何となくごちそう風の見映え。思ったより柔らかくできておいしかった。ただし、胸肉2枚はちょっと多かったので、残りは酒の肴。デザートはヴィクターの奥さんが焼いた「マシュマロエッグ・クッキー」。ミニマシュマロを卵のように載せてあって、いかにも復活祭のお菓子という感じ。まあまあの復活祭で、3月もおしまい。


鴨の胸肉のフライパン焼き

マシュマロエッグ・クッキー

復活祭の連休2日目はただの土曜日

2024年04月01日 | 日々の風の吹くまま
3月30日(土曜日)。⛅☁⛅。復活祭の連休2日目で、ただの土曜日。天気が良くなったせいか静かなもんだな。復活祭と言うのは若い連中がわんさと集まってどんちゃか騒ぎをやるような連休じゃなくて、家族が集まったり、訪問し合ったりするときだからね。ウォーキングから帰って来てエレベーターを待っていると、地下1階の駐車場に降りて行くことが多いのもビジター用駐車場があるからなんで、ロビー階に上がって来てドアが開くとにぎやかな家族連れが乗っていたりする。宗教に関係なくても家族のつながりを強調する祝日や行事が多いので、いつも義家族がうざいとか大嫌いだとかこぼしている人たちにとってはめんどうくさいだろうなあなんて、どうでもいいことをちらりと考えてしまう。

クリスマスに派手に花を咲かせていたシャコバサボテンがまたつぼみを付けて、あっという間に膨らんで今にも咲きそう。シャコバサボテンはクリスマスの頃に花を咲かせるから「クリスマスカクタス」と呼ばれるんだけど、カレシのは1年に3回くらい花を咲かせる変わり者。春の復活祭の頃に花を咲かせるから「イースターカクタス」と呼ばれるのがあって、よく似ているんだけど上向きに花をつけるクリスマスカクタスとは別の種類。それに葉っぱの形も違っていて、どう見ても我が家のはクリスマスカクタスなのに、なぜか春にもまたいそいそと花を咲かせるから不思議。もしかして自分のことをイースターカクタスだと勘違いしているのかな。それとも、クリスマスにあまりにも盛大に咲かせてみんなに誉めそやされたもので、気を良くしてイースターカクタスと競うつもりになったのかな。カレシの園芸は放任主義で、手入れも行き当たりばったりだからよく不思議なことが起きるんだろうな。



その調子で野菜作りにも「奇跡」が起きて欲しいもんだけど、こっち方面はさっぱり。インフレでサラダにする野菜の値段もうなぎ上りの折、今年はラディッシュやレタスを育てるんだそうだけど、はてさてどうなることやら。また(薹の立った)毒レタスが育ってしまったなんてことにならないように祈ってるからね。あの時はワタシは苦くて食べられないと吐き出したから難を逃れたけど、ドレッシングで苦みがわからなかったカレシはそのまま食べて、その夜に救急車を呼ぶやら、後で何日もしゃっくりが止まらなくなるやら。ワタシまでが極度の寝不足で倒れそうになってひどい目に遭った。もっとも、あのレタスはスーパーで根っこ付きで売っているのを、葉を食べた後でプランターに植えたものだったから薹が立ったんだと思う。生物学者で園芸好きのイーディスが「レタスが花芽を出す時に代謝物質ができて、食べた家畜が中毒するの。人間は苦いから食べないんだだけど、皮膚がかぶれることがあるのよ」と教えてくれたっけ。うん、苦かった。それをカレシは食べちゃったんだよね。でも、ちゃんと種を蒔いて育てて薹が立たないうちに食べれば大丈夫。

午後遅く、空に変てこな雲。飛行機雲らしいけど、洗濯物を干しているみたいでケッサク。去年あたりからニューウェストミンスターの上空を飛んで行く飛行機が増えたな。バンクーバー国際空港がこれまでは川向こうのサレー上空を回って空港に向かっていた進入ルートを変更すした結果のようだけど、サレーの南端はアメリカとの国境だからうっかり領空侵犯しないようにってのは勘繰り過ぎかな。尾翼のロゴがはっきり見えるくらい近くを飛ぶのが多いし、中には(なぜか中国の航空会社なんだけど)もろに我が家の上をかなりの低空で飛んで行くのもあって、窓際に座っている人が見えるんじゃないかと思うくらい。まあ、建物の防音性はいい方なので、夜でもうるさいと感じるほどではないからいいけど・・・。