リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今日もあれこれ、こまごま・・・

2024年04月11日 | 日々の風の吹くまま
4月10日(水曜日)。🌤⛅☁。目が覚めたらもう9時になるところ。やっぱり相当にくたびれていたらしい。まあ、でもひと仕事終わったから、ちょっと肩の力を抜いてもいいかな。今日はいつものウォーキングの代わりに、駅まで歩いて、電車でグランヴィル駅まで行って、会計事務所のあるオフィスに確定申告の書類を届けて、元郵便局の本局があったビルに最近できた大きなスーパーを「見学」して、電車でニューウェストミンスターまで戻って、駅からバスで帰って来るという予定。

と言うことで午前中はかなりのんびり。まずはArts Clubのレベッカから来ていたPlay Club開催のお知らせに、誕生日でどこかへ出かけると思うので残念ながら欠席という返事。このPlay Clubは後援者仲間のジーンの発案で(招待された)古参の中核グループが集まり、Arts Clubからは芸術監督のアシュリーか副監督で新作開拓を担当するスティーブンが出席して、持ち寄ったワインやおつまみを楽しみながら四半期中に上演された作品について評論するというもの。毎回なじみの顔ぶれのにわか評論家たちがここが弱い、あれは今いちと、ああだこうだとぶち上げるフィードバック。舞台演劇はともすれば「情熱」という名の強い芸術意識に囚われて視野が狭まりがちなので、劇場の座席を埋める観客と言う基盤があってこそのビジネスだという現実を忘れないようにさせるのが(同じように情熱を傾けている)後援者の仕事なわけ。Arts Clubの成功の裏には観客の意見をくみ上げようという姿勢があると言えるかな。

きのうの夜に確定申告の書類をチェックしていて、PCのフォルダの中に印刷していなかった税額控除用のレシートが3枚もあって慌てたので、ランチの前にもう一度しっかりチェックのし直し。担当会計士のリズに2022年の税控除に見逃しがあったことと、ベルギーでカレシがコロナにかかった時の医療費があることを説明したメモを作って同封。昨今は寄付をするのもそのレシートを送るのもネット経由が多いから、メールに添付されて来るレシートをダウンロードするのを忘れたり、保存するフォルダの管理が悪かったりして、せっかくの控除が受けられないということになるんだなあ。ワタシのDocumentのフォルダの中にArts Clubのフォルダがあって、その中にダウンロードした「レシート」を保存しているフォルダがあるんだけど、別に家庭運営に関する書類などを入れるフォルダがあって、その中に確定申告のフォルダがあって、Arts Club以外の寄付のレシートはこっちに入っていることが(今になって)判明。忘れないうちにと確定申告関係のフォルダを全部ひとつのフォルダの中に移動しておいたけど、ああ、ゼイキンってのはいっつもめんどうくさぁ~い。

午後になって予定通りにダウンタウンへお出かけ。ニューウェストミンスター駅までは歩いて20分ほどだけど、最後の300メートルがきっつい下り坂。うっかりつまずいて転びでもしたら、駅までまっしぐらに転がり落ちてしまいそう。午後の早い時間は電車もあまり混んでいなくて、ドア脇の座席を確保。次の駅で乗って来たママがベビーカーをちょうどワタシの前に止めて携帯いじりを始めたので、ワタシは退屈そうにしている赤ちゃんの相手。手を叩くしぐさをすれば真似をするのが何ともかわいい。携帯でのおしゃべりに忙しいママもにこにこと見ていて、降りるときには赤ちゃんの手をとって「はぁ~い。バイバイしなさいねぇ」。はぁ~い、バイバァ~イ。私たちはグランヴィル駅で降りて、1丁先のビルの3階にある会計事務所の「税務部」のカウンターで受付の人に申告書類の封筒を渡して、その足で目当てのスーパーへ。ワンフロアで4100平方メートルというの売り場はさすがに広いけど、広すぎてかえって面白味がない感じで、ぐるっと回っただけでもういいよ。電車でニューウェストミンスター駅に戻って、(上り坂はきつすぎるので)駅下のバスターミナルからバスに乗って帰って来たけど、カレシ曰く「ウーバーに甘やかされてしまったなあ。電車もバスも嫌だよ、もう」。あ、そう。でも、いい運動にはなったんじゃない?

やりがいはあるけど責任はずっしりと重い

2024年04月11日 | 日々の風の吹くまま
4月9日(火曜日)。🌤☀。きのうとは打って変わったいい天気。寒かったせいかつぼんだままだった原種チューリップもけさはたっぷり日を浴びて満開。朝ご飯が済んだら、いつもより早い10時前にウォーキング。きのうさぼった分少し気合を入れて歩いて来て、11時からカレシは英語レッスン、ワタシはZOOMでArts Clubの奨学基金の受給者選考会議。今日は忙しい。



選考会議は基金の創設者のビル、芸術監督のアシュリー、舞台装置のデザイナーのテッド、俳優のローギと「観客代表」みたいなワタシの5人で、司会役のスティーブンがそれぞれの推薦12人を得票数の順位に並べたリストを見ながら、上から1人ずつ審査するしくみ。支給総額に対して応募数がすごいので、演劇関連の講座や学校の授業料や会議などの参加費として申請できる金額に上限があるけど、出来るだけ多くの人たちを支援するために、選ばれても全額をもらえるとは限らなくて、それぞれのメリット、デメリットを論議して最終的に5人の合意で決めるようになっている。ああだこうだと1時間半の論議の末、今年の受給者はワタシの推薦12人のうちの7人を含む22人。インフレや家賃の高騰やらで生活が厳しい折、才能を伸ばし、技術を深めるのに少しでも役に立てばいいね。それにしても、演劇界でのキャリアを目指す人たちの将来を左右するかもしれないと思うと、評価を下すという作業はこの上なくきつい。

その重い責任を果たして、今日は遅いランチ。どぉ~っと疲れた気分だったけど、外では雲たちがふわふわと青空を楽しんでいるようで、ワタシも深呼吸。あさってはワークショップの最終日で、総仕上げのディスカッションだから特に準備することもないし、この先は怒涛のような2ヵ月を「バックミラーで見て」、肩の力を抜いて翻訳脚本の再構想にかかるだけ。この「(look) in the rea-view mirror」(バックミラーで見る)というフレーズは「遠ざかる過去はバックミラーでチラ見して、目の前にある未来に向かって行こう」というような意味合いで、コロナが収まり始めた頃からよく聞かれるようになった気がするけど、何とも車社会ならではの表現じゃないの。







のんびりと空で戯れる雲を見ていたら、会計士のリズから「確定申告の質問票が上がっているけど、書類はどこ?」というメール。あはっ、今日中に再度のチェックをして、明日にでも事務所まで届けるつもりだったのが、リズに先を越されちゃった。さっそく明日の午後に持って行きまぁ~すという返事。去年の確定申告で控除から漏れたレシートがあるんだけど今年の分に入れられるかと聞いたら、「大丈夫、今からでも控除できるわよ」との返事。やったぁ。金額が大きいから、2年分を税額控除したらすごい節税。去年は予定納税していたから、きっとドカンっと還付がありそう。何か元気が出て来たような・・・。