リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

掃除する窓ガラス119枚/ウィスキー戦争が終結

2022年06月15日 | 日々の風の吹くまま
6月14日(火曜日)。🌤⛅☁。天気予報が外れて晴れの朝。よく眠れ過ぎたもので、目を覚まして、えっと、今日は何曜日だっけ。リタイアしたら週末も平日も区別がなくなって、ときどきそうなるんだけど、まさかボケが入って来たわけじゃないだろうな。朝ご飯が終わった頃、リビングの窓にロープがゴツン。あ、スパイダーマンの登場だ。今週と来週はマンション全体の窓とバルコニーの手すりのガラスの外側の清掃があるんだけど、上からロープで降りながらの作業なので、風が強かったきのうは、煽られて壁に叩きつけられる危険があるので中止。作業する人も雨や高さは平気でも、風だけは怖いと言っていたっけ。ウォーキングから帰って来たときに25階の窓を拭いているのが見えて、玄関ドアを開けたときには23階の我が家の窓の外。早いなあ。ちょっと年配の人で、あごひげが印象的。窓越しに目が合ったので、やあと手を振ったら、向こうも窓拭きローラーを振って、やあ。

洗剤を含んだローラーで汚れを拭って、スクィージーで水を拭き取るんだけど、独特の動かし方があって、一点の汚れもなくきれいになるからすごい。自分で拭くときの参考にとテクニックを盗み見しているうちに、我が家の窓を拭き終えてするすると下に降りて行った。管理組合が業者にやらせる窓拭きは、建物の外側、それも住人の手が届かない部分のみ(我が家の場合は35枚)で、窓の内側とバルコニーに面した窓壁の内と外、そしてバルコニーの手すりの内側は各オーナーの責任。バルコニーの他にルーフデッキに寝室からオフィス、ダイニングまで、床から天井まで届く窓壁が並んでいるので、そのガラスの内と外を拭くとなると、ものすごい枚数になる。何年か前にいったい何枚あるのか数えてみたら、パティオドアのサイズからひと拭いで済む小さいものまで、オーナー担当のガラスの内側と外側を合わせて、その数は何と119枚。それを全部拭くのにいったい何本窓クリーナーが必要になるやら。今年こそまじめに全部拭こうかな。でないと、せっかく外側をきれいにしてくれても、眺望は曇ったままにちゃうものね。

午後になってのんびりとネット巡りをしていたら、カナダとデンマークが長年領有権を主張して来た北極海のハンス島を分割することで合意したというニュース。デンマーク自治領のグリーンランドの北の端っことカナダのエルズミア島の間に挟まったような、面積1.2平方キロのちっぽけな無人島で、領土争いの火種になる資源も何もないもので、海峡に国境線を引いたときに、「後でどうするかゆっくり決めましょう」ということになって、それから別に紛争も睨み合いもなく50年。もっとも、先送りして放っておいたと言うわけでもなくて、40年くらい前にカナダ軍が上陸して、カナダ国旗を立て、その下にカナディアンウィスキーの瓶を埋めて、領有権を主張。それに対して、デンマークのグリーンランド担当大臣が1週間後に上陸してカナダ国旗を撤去してデンマーク国旗を立て、デンマーク産の最高のシュナップスの瓶を埋めて、「デンマークへようこそ」という看板を立てて領有権を主張。それからはtit for tat(やられたらやり返す)で両国の軍が国旗を立てては自国産のお酒の瓶を置いて行く、俗に「ウィスキー戦争」と呼ばれる「紛争」を繰り返して来だわけだど、上陸した人の話によると島のいたるところに破れた国旗や酒瓶が散乱しているそうな。

それがここ4、5年の間にまじめに国境策定の交渉をして来た結果、島を岩盤の自然の割れ目に沿って分割領有することで合意して平和的な解決を見たということで、何とも悠長で喜劇的な「領土紛争」だったけど、カナダもデンマークも「領土紛争を実務的、平和的にウィンウィンで解決できることを示した」と鼻高々。(ウクライナをロシアの領土だと主張して侵攻しているプーチンを揶揄しているな。)まあ、それぞれの議会で承認されれば、北米のカナダとヨーロッパのデンマークは3882キロという世界最長の海上の国境線を隔てた「隣国」同士になるわけで、まずはめでたし、めでたし。ワタシとしては、島中にゴロゴロしている酒瓶を誰がどうやって片付けるのかが興味のあるところだけどね。


フレーザー川。ずいぶん水位が上がっている。増水注意報発令中


金利はどこまで上がり、マイホームはどこまで下がるのか

2022年06月14日 | 日々の風の吹くまま
6月13日(月曜日)。⛅🌤⛅☁。曇っているはずなのに日が差していて、寝室が明るすぎて目が覚めた。マンションに付いているブラインドは日光が透けて来るから、朝に晴れの予報が出ていたら遮光パネルを入れて寝るんだけど、この予報が外れることが多くて、季節によっては2枚のブラインドの隙間から日光に直撃されることもしばしば。規約ではオリジナルのブラインドの内側にならカーテンを付けてもいいんだけど、売りに出た部屋の写真ではそっくりカーテンに替えているケースがけっこう多いようで、要は外側がブラインドと同じ色ならいいということかな。我が家の寝室は一面が床から天井までガラスだけど、外からはルーフデッキに遮られて見えないから、こっそりカーテンに替えてしまってもわからないだろうな。ま、今月は窓の清掃があるので、来月に入ったらワルデマーに相談してみよっと。

メディアによると、今年に入って2回大幅な利上げがあったせいで、住宅ローンの金利が5年物で平均4.5%になり、BC州では5月の住宅販売戸数が前年同月比で35%もダウン。コロナのせいでリモートワークが普及して、比較的安い遠い郊外の戸建てが飛ぶように売れていたのが、売れ足が鈍って来て値下がり傾向が見られるものの、平均年収の十何倍もするバンクーバーでは値段は今のところおおむね横ばいというからびっくり。まあ、ボロ家でも1億円以上だったから、少しぐらい値段が下がったところで、頭金を20%払ってもローンは7、8千万円で、4.5%なら月々の返済が40万円以上になるから、物価上昇を勘案したら若い世代には共働きでも無理だな。それに、金利がさらに上がったら4人に1人がマイホームを手放さざるを得なくなるという調査結果もあって、低金利だった4、5年前に買った人たちは倍の金利で更新することになるわけで、目いっぱいローンを組んでいたら、返済額とインフレによる生活費の増加の板挟みで家計はもろに危険水域。何だか波乱含みの感じ。

でも、1980年前後のマイホーム価格の高騰、2桁のインフレ、2桁の金利、2桁の失業率を、これからマイホームを買って子育てしてという年代で経験したシニア世代にとっては「前にもあったこと」なのに対して、あの狂乱時代を知らないミレニアル世代にとっては生まれて初めて遭遇するショッキングな事態なのは確かだと思う。急なインフレのショックはバブルが弾けて以来の長いデフレの中で生まれ育った日本のゆとり世代にとっても同じじゃないかな。まあ、安穏な状況が続いたときには、人間はそれが明日も来年もその先もずっとそのままでいてくれると思いがちで、それこそwishful thinking(希望的観測)なんだけど、それがあたりまえになってしまうと何らかの変化が起きた時に慌てることになる。そのあたりは、お金の話を含めて人生全般について言えることだろうと思うけど、経験値が低いほどショックは大きいだろうとは想像がつく。

ワタシは高校時代に(国語だったか古文だったか忘れたけど)鴨長明の『方丈記』の出だしの「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」を、川が常に一方向に向かって流れて行くように、人間の世の中も常に前に向かって進んでいて、今日の時間はきのうのとは違う新しい時間なのだと言っているんだとポジティブ満開の解釈して、続く「淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」を一期一会の観念に通じていると思うと言ったら、先生が「何だ、こいつ」というような顔をしたのを今でも覚えている。永久不変のものは存在しないというのが「永久不変の真理」なんだという回りくどい無常観が芽生えたのもそのときで、大人になって天文学にはまってカール・セーガンの『コスモス』を綴じ目がばらばらになりそうなくらい繰り返し読み耽って以来、すべてがフーコーの振り子のように変化するという大それた宇宙観を持つに至ったわけだけど、話があさっての方に向いてしまったので、閑話休題。とどのつまりは、ローンの金利もマイホームの値段も上がっても下がってもいずれどこかで止まって反対方向に動くということなんだけど、人間が知りたいのは「どこまで」と「いつ」。でも、それがわかれば「あ、そっか」で済んでしまうのかも。


もしかしたらロマンス詐欺師だったのかも

2022年06月13日 | 日々の風の吹くまま
6月12日(日曜日)。🌤🌤⛅。普通に8時頃に起床。断食明けだけど、それほどおなかが空いている感じはない。きのうは寝るときにさすがにというのかちょっぴりおなかがぐうぐう言い始めていたけど、そのまま眠ってしまった。けさの体重からすると、週一の断食を始めてから2週間で実質的に1キロ減ったようで、BMIは21に戻った。まあ、去年秋のクルーズでの美食で増えちゃった体重をやっとこさ落としたと言うところなんだけど、断食は減量が目的じゃないので文句なし。高齢者になると少々太めの方が長生きするという説もあるらしいし、日本的なルッキズムは高齢者には通用しないだろうから、要は生活習慣病を防げる生活習慣を確立するのが大切ってことだと思う。

今日のウォーキングは、ずっとおしゃべりしていたせいか、ぐんと遅くなって16分54秒。カレシがヘルプし始めたSNSの英語勉強サイトに来る人たちのカレシの印象から始まって、年寄りにありがちな「今の若いもん」についてあれこれ。このサイトの参加者はほとんどがアジアの若い男性だそうで、「低俗なスラングと流暢な英語の違いがわかっていなくて、社会的なマナーは無きに等しい」と酷評。まあ、英語をネイティブのように話したいと言うのはよく聞くけど、まだ学校で覚えて来た文法に知っている単語を当てはめるのに夢中の初歩の域を出ていないレベルなら、メディアで「これがネイティブ流の英語だ!」なんて売口上を見たら、おおそうかと飛び付いて鵜呑みにしてしまうんだと思うよ。そもそも「ネイティブ」の英語だってクォリティはピンキリだし、第一に定義そのものが曖昧模糊としている。それに、SNSの普及で何語であっても「言葉」によるコミュニケーションそのもののレベルが落ちていると思うから、英語的にマナーがなっていないと言うよりも、その人が母語で暮らしている社会の文化や思考が反映されているのかもしれないよ。ワタシが現役だったのはSNSが世界を席巻する前だけど、それぞれ特定の民族ごとにある一定の(カチンとくる)態度が偏って見えたから、SNSのおかげで今ではいつでも誰でもそういうのに遭遇するようになったというだけじゃないかな。

と言うのが片道のおしゃべりで、道路を渡っての帰り道はワタシのSNSでのちょっとした冒険の話。ワタシはFacebookひと筋で、InstagramやTikTok、WhatsUpやその他もろもろのSNSとは無縁だし、Facebookでも「友達」は数十人で、フォローするサイトもほんの数個。友達はほとんどがオフでも友だちだから、互いに個人的な記事や写真にコメントして近況のやり取りをするけど、それ以外には「いいね」その他のリアクションをするくらい。そのFacebookで最近ワタシがシェアした新聞記事(公開)にお世辞べらべらのコメントを送って来た男性がいて、「友達申請」をして欲しいと言うので、胡散臭いところがおもしろそうだと、(プライバシーの設定を確認してから)友達申請をしたら、メッセンジャーにチャットが続々。でも、初めはアメリカのロスアンゼルスに住んでいるリタイア間近の男やもめで起業を模索していると言っていたのが、途中でアメリカ陸軍の将軍でシリアに駐在していると言う話になって、ふぅ~ん。アメリカ軍の将軍の名簿にはそれらしい名前が見つからなかったから、ははぁ~ん。(さらにフランス名前の公開投稿にワタシに寄こしたのと同じコメントをフランス語で投稿したのが「友達」のワタシに見えちゃって、このアホっ。)

軍人と名乗るのはロマンス詐欺の常套手段だそうなので、ワタシは既婚でたぶんずっと年上だよと言ったら、「友達としてあなたのことをもっと知りたい」とぐいぐい。友情を育てるのに焦りは禁物だから気長に行こうよと言ってもまだぐいぐい。そこで1日返事をせずに放置していたら、今度は「あなたの沈黙が身を切るように辛い」と来て、知らないアプリでチャットしようとか、Eメールでじっくり話そうとか言って来たもので、ここらが潮時と判断して、「お付き合いのテンポが合わないようで残念です。リタイアしたらゆっくりとクルーズに行くことをお勧めします。シングルの女性も多くて、船上でシングルだけのパーティがありますから」とメッセージを送って、返事が来る前にブロックして、チャットのやり取りも削除して、数日の「お付き合い」に幕引き。SNSで詐欺師かもしれない相手を虚仮にしちゃったワタシに、カレシは笑うやら、呆れるやら。それで今日のウォーキングはきのうより40秒以上も遅かったわけ。それにしても、ほんとに詐欺師だったのか、ただのさびしい人だったのかはわからずじまいだけど、SNSの世界は魑魅魍魎の現代の伏魔殿だよね、まったく。


週1の断食は思ったよりもずっと楽

2022年06月12日 | 日々の風の吹くまま
6月11日(土曜日)。🌤🌤。朝からいい天気。気温は何となくまだ低めだけど、あと10日で公式に夏が始まるんだから、こう来なくちゃね。今日は2回目の断食の日だから、朝ご飯をしっかり食べて、ひと息ついてウォーキング。今日は16分10秒。おとといの大雨の影響で内陸の山岳部で雪解けが進んで、フレーザー川下流の河口のリッチモンドから郊外の奥のチリワックまで、川沿い100キロ以上にわたって増水注意報発令。ニューウェストは、市内はほぼ高台だけど、リッチモンドに隣接する飛び地のクィーンズボロ地区は川中島なので低地で、川沿いに住宅があるから要警戒。双眼鏡で対岸のフレーザー埠頭の岸壁を見たら、確かにかなり水位が上がっているなあ。コンテナが山積みになっている埠頭が冠水なんてことにならないといいけどね。

洗濯日なので、一番上にかけていたアクリル毛布の洗濯から。その下にかけていたフリースの毛布は畳んでしまって、しまってあった純毛の半毛布を出して、ベッドは半夏仕様。いつもなら5月中旬までには毛布を取り替えて、今ごろはフランネルのシーツを涼しいパーケールに替えるタイミングを計っている時期なのに、今年の異常低温はほんとに異常だな。毛布を洗濯している間に、バスルームの床にビニールシートを敷いてヘアカット。若い頃はサロンに行くお金も時間もなかったし、フリーになって最初の10年はまったく自分にかまっている時間がなかったしで、自分でヘアカットすることにかけてはもう大ベテラン。コロナでサロンが閉まってからは、昔取った杵柄で自分でバリカン1丁でカットするようになったけど、今は短くしているので時間もかからない。そのままシャワーに飛び込んでさっぱりしてから髪を乾かして、カレシに刈り上げた後ろの方を見てもらって、問題なしならそれで終わり。脱いだものとタオルを貯まったものと一緒に洗濯機に入れて第2ラウンド。アクリル毛布が乾くのを待って、軽くベッドメーキング。これくらいの家事ならランチを食べていなくても平気。

ランチも晩ご飯も作らなくていいので、やたらと時間が余っている感じがするけど、「手持ちぶさた感」は先週より少ないかな。それでも、キッチンカウンターのバスケットに朝ご飯のバナナがないのを見て、明日の買い物に備えてショッピングリストを作り始めたり、バナナの代わりにするために熟れ過ぎ気味のキウィの皮を剥いてスライスして冷蔵庫に保存したり、明日になって朝ご飯をたっぷり食べたい場合のためにエアフライヤーで厚切りベーコンを焼いたりして、何かといそいそとやっている気分。まあ、断食の日は身も心も休養する日ということにして、あたふたせずにのんびりと行くのが習慣として長く続けられる鍵かもしれないな。朝ご飯と日中の2食を抜いて動き回っていたら、おなかが空き過ぎてしまわないかと心配したけど、それでエネルギーが足りないと言う感じはまったくなくて、逆に身体が軽く感じられるし、ウォーキングもスピードアップ。1日中適当にひと口、またひと口と水を飲んでいるから空腹を感じないのかとも思うけど、デスクに水のボトルを置いておくのは今に始まったことじゃないから、関係があるのかどうか。

断続的断食は初めてから2週間から1ヵ月の間はキツイと言う記事があったけど、人間の体ってけっこう順応性があるようだから、あっさり慣れたということかな。まあ、私たちにとってはいわゆる「休肝日」のようなもので、ダイエットが目的じゃないから週1回だけだし、働いているわけじゃないから、やりやすいことは確かだと思う。ま、そのうちに断食の日の生活パターンができて来るかもしれないけど、自由時間が増えたんだからその時間を有効に使うことを心がけて、せっかく脳機能の高める効果があるんだから「休脳日」になってしまわないようにしないとね。

今日も空には戯れる雲がいっぱい




政府の窓口業務はデジタル化/おいしいものの話

2022年06月11日 | 日々の風の吹くまま
6月10日(金曜日)。🌤☀⛅☁。あれ、曇っているはずじゃなかったのかな。大気の川は流れて~というところかな。カレシが7時半に起き出してしまったので、ワタシも寝ぼけ眼で起床。カレシの9時半からのグループレッスンが終わるのを待ってウォーキング。カレシがサンダルで行くと言うので、クローゼットからなぜか未使用のままだったのを見つけて来て、はい。そこまでは良かったけど、ナイキのロゴがあるけど何とも奇怪なデザインで、履くのに2人がかりでひと苦労。やっと足が収まって出かけたけど、外に出たあたりでもう「水ぶくれができそうだ」。履き替えると言うので、回れ右して戻っていつもの靴に履き替えて出かけ直し。なぜか大股で勢いづいて歩いたもので、今日の時間は16分2秒というとんでもない新記録。でも、歩幅を大きくすると背筋を伸ばさないと歩きにくいので、猫背になりがちな姿勢の改善にもなって一石二鳥かな。それにしても青空とふっかふかの白い雲がいい気持・・・。




さっとランチを済ませたら、忘れないうちに固定資産税に関する手続き2つ。まずは学校税関連の補助金からで、オンラインで申請するためのURLを打ち込んだら、「コールセンターの回線が混み合っています。オンラインでの申請が早くて便利です」みたいなメッセージ。前は固定資産税の通知の一番下の納付票に補助金申請のサインをして、期日までに居住地の市町村に郵送すれば済んでいたけど、去年から州政府の税金関連のウェブサイトに一本化されて、使いやすくできているので、コンピュータがあれば便利至極なんだけど、そうでない人はコールセンターに電話して手続きをしなければならないから不便至極ということかな。通知書に印刷されている管轄地区の番号と登記番号、苗字、生年月日、メールアドレスと電話番号を打ち込むと、シニア用の「割増し補助金」が自動的に認知されて、ほどなくして申請確認番号のメールが来て、あっさりと完了。次に同じサイトで固定資産性繰延べのページを開いて、同じ情報をちゃかちゃかと入力していたら、あら、「すでに承認済みです」だって。まさかぁと思って、ステータスのページを見たら「自動更新」になっていた。そうなんだ、去年からオンラインになって、毎年手続きをしなくても勝手にやってもらうように「自動更新」に設定したのをすっかり忘れていた。あはは。

弟ジムのパートナーのドナから、来週の金曜日にニューウェストの眼科に予約があって、ジムと一緒に来るから寄ってもいいかというテキストメール。おお、もちろん大歓迎。眼科はどこなのか聞いたら、我が家のすぐそばの医療ビルの中にあって、朝一番の予約で11時くらいには終わるという返事。おお、だったら一緒にランチしようよと誘ったら、「パブに行ってもいいわねえ」と返事が来て、賛成、賛成。マンション前の道路の角を曲がったところにUnion Jack Public Houseというパブがあって、ローカルのクラフトビールが豊富だし、食べ物は典型的な北米のパブ料理だけど悪くないし、週末にはバンドが入ったりして、近所の人気スポット。ずっと前にはときどき晩ご飯を食べに行っていたけど、カレシの心臓手術以来ほとんどご無沙汰で、角の酒屋が持っているから潰れる心配はなかったけど、この2年はコロナのせいで休業を余儀なくされていた。楽しみだなあ。

午後いっぱいだらだらした後の晩ご飯は、アヒマグロのポケとタラの芽。ハワイ発のポケはおしゃれなパブの人気メニューになっているけど、ワタシのはまぐろをおろししょうが、炒った白ごま、刻んだにんにくとネギとマカダミアナッツをごま油と醤油と唐辛子で和えるだけのいたってシンプルなもの。タラの芽は小さいのを潰した木綿豆腐と混ぜて少量の味噌と日本酒と醤油で味付けして、天ぷら用に取り分けておいたタラの芽は1個ずつでは小さすぎるのでかき揚げ風。湯がいて保存処理をしたタラの芽をキッチンペーパーに包んで、ジップロックの袋に入れて、封をしないで冷蔵庫に入れて置いたら、ドアを開けるたびにあの独特の香りがほのかに漂って来て、食いしん坊にはたまらない。さて、あしたはまた断食の日。今のうちにおいしいものを食べて、ごちそうさん。



固定資産税を立て替えてくれる制度があるのに

2022年06月10日 | 日々の風の吹くまま
6月9日(木曜日)。☁☔🌧。予報通りに雨もよう。大気の川、つまり悪名高い「パイナップル特急」が通過するので、けっこうな雨量になるらしい。春の低温で雪解けが遅れて、これから気温が急上昇すると低地での河川の氾濫が心配されるときだから、内陸の高い山では大雪なんてことにならないといいけど、とりあえず、雨が激しくなって来たら今日のマーケット行きは取りやめにしようかな。冷蔵庫は野菜、山菜でいっぱいだし・・・。

雨の中を雨合羽と長靴でウォーキング。所要時間は17分ちょうど。雨の日にはいつもなぜかペースが落ちるから不思議。どうしてだろうな。ウォーキングが終われば、どこにも行く用がないから、後はのんびり。デスクの上に置いたままの市の固定資産税の通知を眺めて、ええっと。納税期限は7月4日で、ざっと36万円。これは、州の学校税に関する自宅として住んでいる所有者への補助金(65歳以上はおおむね5割増し)を差し引いた金額で、住んでいなければ補助金はゼロで約44万円。固定資産税の内訳は主に学校税と一般市町村税で(だいたいは0.3~0.4%)で、市町村の大きな財源になっている。それで公的機関による査定評価を基準に各市町村がその年の予算に合わせて「税率」を決めるので、不動産相場が暴落して評価額がガタ落ちしても税額はまず下がらないし、評価額が同じでも所在地によって違って来る。その上にメトロバンクーバー(郡みたいなもの)税や公共交通税などが加算され、戸建ての場合はさらに(マンションの場合は管理費に含まれる)水道、下水道、ごみ収集、リサイクルなどの公共料金が上乗せされる。

最終的に、バンクーバー市のように戸建ての評価額が2億円、3億円はざらというところでは目玉が飛び出るような税額になるわけで、目いっぱいローンを組んで買って毎月の返済がやっとという世帯にとって、年に1度(バンクーバー市は2回に分けて徴収)忘れた頃にやってくる固定資産税の納税通知は頭痛の種どころじゃないかもしれない。払えなければ利子が積み上がって、最悪の場合はマイホームを競売にかけられてしまうんだから。でも、他の州はどうか知らないけど、BC州には固定資産税の繰延べ制度があって、55歳以上の所有者、所有者が亡くなった場合はそれ以下の年齢でも残された配偶者、そして有資格の障碍者は申請すれば政府が固定資産税を立替払いしてくれる。もちろん、州政府から借金するわけだけど、利息は単利でびっくりするほど低金利だし、自宅として住んでいる限り返済の必要がないから、銀行から借りるよりずっと条件がいい。我が家は旧居の時代からこの制度を利用していて、住み替えのために売った代金から全額を一括返済して、新居に落ち着いて改めて申請したので、考えたらもう20年近くも自腹を切って固定資産税を払ったことがないわけ。

ところが、この制度、なぜか知っている人も利用する人も少ないらしくて、政府は固定資産税を払わないことで手元に残る現金を生活費や医療費に充てられるんだからと、特にシニアに利用を呼び掛けるPRに躍起だから摩訶不思議。億の評価がつく持ち家に住んでいて年金収入だけでかつかつの生活をしているシニアはかなりいると思うけど、その持ち家をかたに金融業者から借金することにはあまり抵抗感がないらしいのに、家を売ったときに返済すると言っても、売った方が売却代金から返済するので売買には何の影響もないだろうに、毎年好きなように使えるお金が何十万円も手元に残るのに、ほんと、会計士でローン嫌いのカレシが飛び付いたくらいなのに、どうして利用しないんだろうなあ。まあ、あした中には補助金と繰延べの手続きをすませてしまおうっと。


週の真ん中のたんこぶの日のいろいろ

2022年06月09日 | 日々の風の吹くまま
6月8日(水曜日)。☁⛅🌤。今日は雨のはずなのに、なぜか曇り空が晴れて来て、いい天気。早めの7時半に起きて、朝ご飯を食べて、さて、今日は何をしようかなあ。ほんとは相変わらず「やることリスト」に何かしらあって、1日にひとつやって済めば上出来というところだけど、リタイアしたんだから、こういう日があってもいいよね。ウォーキングはいつもの10時ということにしたけど、その前にカレシが足の爪を切り始めて、「自分で切れるようになったぁ」とご機嫌な声。体が硬くてつま先に手が届かなかったら、いつもワタシが切ってあげていたんだけど、へえ、手が届くようになったんだ。もう2ヵ月近く毎日速足で歩いていたおかげかな。日が差していればけっこう暖かいので、今日は薄いチュニックを羽織っただけ。そんなにスピードを上げている感じはなかったけど、所要時間は新記録の16分18秒。こんな調子でどんどん早くなったら駆け足になってしまいそう。

今日のランチは、きのう湯がいておいたタラの芽の半端に小さいのと解凍した自家製チャーシューとヒラタケを入れて焼きそば。ほんとにバラバラになったやつなんだけど、それでもちゃんとタラの芽の香りがして、何となく贅沢なグルメ風。ワタシが作るランチはその時限りの思いつきが多くて、食べ切れないでいる冷蔵庫の野菜や冷凍庫に貯まってしまう使い残しの少量の肉を整理するのに役立っているけど、同じものを作ることはできない。まあ、不出来だったらそれでいいんだけど。きのうは少しだけ残っていたタイカレーに水を足して、使いかけの半端な野菜類を片っ端から切って入れて煮込んだ、即席のタイ風カレースープ。意外とあっさりしておいしかったな。まあ、50年近くも奥さん業をやっていると、そうなっちゃうんだと思うよ。



午後は、先週コロナワクチンの4回目を接種して来たので、記録を保存するために政府のサイトから証明書をダウンロード。医療保険番号と生年月日と過去のワクチン接種日を入力すると、BC州のワクチンパスポートが表示されて、その形式(PNG)か連邦政府の証明書の形式(PDF)のどっちをダウンロードするか選べるので、州のワクチンカードはもう不要になったけど、念のため両方ともダウンロード。同じ要領でカレシの分もダウンロードして、連邦政府の証明書はついでに印刷してファイル。クルーズ船などは予め証明書をアップロードしないと乗せてくれなかったりするし、国外に出たら帰って来るときに政府のアプリに添付することになっているから、デジタル版はどうしても必要だけど、何かのときのためにPDFファイルを印刷して保存。去年の秋の旅行では、イタリアでもフランスでもホテルやレストランでワクチン接種の証明を求められたけど、どこでも印刷して持って行った州の接種記録を見せるだけで入れた。(カナダ政府の証明書はまだなかった。)印刷するのにファイルを開けたら、大きなQRコードの下に4回分の接種の記録があって、小さな文字で「本人以外使用不可」という但し書きがあった。 





さて、ご飯の支度の時間と思って顔を上げたら、うはっ、見たこともない虫が窓ガラスにとまっているじゃないの。外側だからいいけど、3センチくらいあって、何とも気味の悪い形。とりあえず写真を撮っておいて、あとでゆっくりと調べたら、どうやらsnakeflyと呼ばれているものらしい。さらにググって、Phaeostigma majorという、北米ではロッキー山脈西側の針葉樹林に生息していて、カナダ南西部(ここ!)からメキシコとグァテマラの国境あたりまで分布しているラクダムシ目の肉食昆虫らしいとわかって、改めてびっくり。長く伸びた胸の上に丸い頭がついているから、輪郭だけを見るとやっぱり気持が悪いな。でも、アブラムシやダニを食べるそうだから益虫なわけで、歓迎したいもんだけど、また来てくれるかなあ。


懸案が解決して、タラの芽の天ぷらに舌鼓

2022年06月08日 | 日々の風の吹くまま
6月7日(火曜日)。🌤⛅。はぁ、やっと初夏らしい天気。でも、また1日限りらしいから、楽しめるうちに楽しんでおかなくちゃ。あと2週間で夏至で、公式に夏が始まるんだけど、夏、今年は来るのかな。先週からエレベーターの中に「異常高温の安全対策」なんて貼り紙があって、熱中症を防ぐための注意書きがずらり。乗り合わせる人と「冗談がキツイなあ」と笑っていたけど、よく見ると下に小さい文字で「ニューウェストミンスター市」と書いてあって、王冠の市章がついているから、管理会社が市の要請(命令?)で配布したものらしい。気の早いことだと思ったら、どうやら州政府が去年のヒートドーム現象で何百人もの死者を出した苦い経験から、今年は早々と猛暑対策を立てて自治体への周知を図っているらしい。あれは6月の末だったっけ。ここニューウェストでも42度を記録して、いやぁ暑かった。ほんと、何なの、今年のこの違いは。

それでも、夏のイベントが次々とあちこちのメディアで発表されていて、イベント業者がコロナによる2年間のブランクを取り戻そうと躍起なのが伝わって来る。ニューウェストでも7月恒例の路上音楽フェス『Uptown Live』の詳細がコミュニティ新聞に発表されたので、正午から午後9時まで続く大音響の騒音から逃げ出すために、Arts Clubのオークションで射止めたトフィーノ行きの予約をする潮時。でも、日にちの確認のために記事を読んでいたら、おや、何か今までとは違って、メインステージは市の中心である6番アベニューと6番ストリートの交差点から5番ストリートに引っ込み、いつも我が家のすぐ外の6番ストリートと5番アベニューの交差点にできる第2ステージ(一番迷惑なヤツ)が反対方向の7番アベニューに移動し、第3ステージは6番アベニューと7番ストリートの交差点からマンション前のBストリートの7番ストリート側の端(我が家からは後ろ側)と、みんな中心から離れた感じの設定になっている。年々上がる一方の音量に比例して住民の苦情も激増していたようなので、秋には市政選挙があることだし、もしかしたら・・・。まあ、極左に近い市議会が住民の苦情何かに耳を貸すとは思えないけどね。

で、さらに読んで行くと、道路にはステージを押しのけるようにトラック屋台が30台と出店が50店以上並び、ゲームセンターができるということで、ライブコンサートが目玉のフェスティバルから、「音楽を伴う」ストリートイベントにシフトしたという印象。どうも諸々のコストが高騰して運営が厳しくなったもので、主催者がバンドに出演料を払うコンサートよりも、主催者側に参加料を払う屋台と出店とゲームセンターを優遇して懐を潤そうという魂胆みたい。コロナで収入が途絶えていた後の物価高パンチで、イベントビジネスは青息吐息ってことか。私たちにとっては、何も遮るものがないリビングの窓の下にステージを作らないなら、床が振動するほどの騒音に晒されずに済むってことで、他の2つのステージの騒音はルーフデッキや建物そのものがある程度の防音壁の役をするので、泊りがけで避難しなくても何とかなるかなという気もするな。カレシにどうする?と持ちかけたら、「ステージさえなくなればオレは我慢できるよ。外に出て行って屋台や店を冷やかすのもいいじゃないか」。ということで、パッケージは来年の5月いっぱいまで有効なんだし、トフィーノ行きは観光客がいなくなる秋にしようと言うことであっさり決まり。ほんとに我慢できるかどうかは、蓋を開けてみないとわからないけどね。

大きな懸案が片付いたところで、さて、「タラの芽の天ぷら」に挑戦する準備。天ぷら粉がないから、簡単なレシピをググって見つけて印刷。次に下ごしらえについてググって、水を入れた大きなボウルであく抜き。天ぷらをキーワードにググって揚げる時間を調べて、よし、極楽とんぼ流の思いつきメニューで行けそう。あく抜きをしたら、天ぷら用に大きいのを10本かそこら選び出して、残りはさっと湯がいてから保存。戸棚の奥にしまってあった小さいフライヤーを出して来て、普段は使わないけど買い置きしてあった小瓶のカノーラ油にアボカド油を足して、お試しのつもりでカレシが育てたシソの葉の大きいのを採って来て、準備完了。青竹ご飯を炊いて、フリーザーにあった牛肉スライスを解凍して、ヒラタケと一緒にごま油で炒めてしょうゆと日本酒で味付け。付け合わせのオクラを電子レンジで蒸している間に、タラの芽とシソに小麦粉と水と氷と酢の衣をつけて揚げて、できあがり。思いのほかカリッと揚がって、初めて食べたタラの芽はほのかな苦みと独特の香りが何とも言えないおいしさ。カレシも大いに気に入って、めでたし、めでたし。






たくさんのタラの芽をどうやって食べようかな

2022年06月07日 | 日々の風の吹くまま
6月6日(月曜日)。🌤⛅🌤。また少し早めに目が覚めて、8時ちょっと前に起床。日が差しているので寒くはないけど、6月らしい暖かさもない。エレベーターに貼り紙があった今日の9時からの引越しは高層棟じゃなくて、道路向かいの古いマンションと向き合って5番アベニューに面している低層棟と訂正されていたけど、大丈夫かな。低層棟は4階建てで20戸しかないので、エレベーターは元から1台だけ。戸数が少ないだけに引っ越しも稀で、不便でも階段を使える高さなのが幸いというところ。まあ大丈夫だろうと判断して、10時にウォーキングの支度をして出て、エレベーターを呼んだらすぐに来たので、ほっ。今日はおしゃべりせずに歩くことに集中したからか、きのうよりぐんと早い16分46秒だった。

午後になってマットから「そっちに行くよ」というメール。すぐにロビーに降りると返事をしたら、「あはは、もう着いちゃったよ」。何でも奥さんのオリヴィアが隣の医療ビルの眼科で検査の予約があって、じゃ、ついでに「特注の特配」となったらしい。ラッキーだね、ワタシ。ロビーに降りたら、正面に車が止まった乗用車のそばにマット。連れていたわんちゃんのマシュマロとマスク越しにチューして、奥さんから「済んだよ」と呼び出しがあるまで、ローンの金利の話や人手不足の話や旅行の話やきのこの話等々、30分ほどあれやこれやと世間話。私たちが40年前に初めてマイホームを買ったときのローンの金利が17.5%だったと言ったら、信じられないと言う顔。マットは金利が上がる前に買ったのでローンは3%以下だそうな。「初めのうちは利子ばかりだから、更新のたびに繰上げで返して行くつもりだけどね」と言うので、そ、私たちはそれで買ったときも新築した時も4年で返したのよ。奥さんからの電話で、じゃあと、注文した山菜を受け取って、値段を聞いて、また土曜日に連絡するからねと言って、バイバイ。

マットが持って来てくれたのは、大ぶりのヒラタケ、まだ採れているこごみ、アッケシソウ(ワタシの大好物で初物)、クレソン(サラダシェフのカレシが大好き)、そしてユキザサが残り少なかったからと代わりにと持って来たのが、何とタラの芽。北米にはアジアのタラの木(Alaria elata)の近縁種(Alaria spinosa)があって、とげがあることから「悪魔の杖」と呼ばれていて、古くから先住民や開拓者が薬用、食用として使われていたそうだで、先住民イロコイ族は特に珍重していたそうな。でも、最近は(おそらく栽培用に持ち込まれた)アジア種の繁殖が広がって、地域によっては北米種に取って代わりつつあるそうだから、マットが見つけて採って来たのも、たぶんアジア種と見て間違いないだろうな。つまり、Tojo’sの東條シェフが今年の春のスペシャルお任せメニューの目玉にしていた、あのタラの芽ってことね。

ワタシは東條さんが大々的に宣伝するまでは名前さえ聞いたことがなくて、実物を手に取って見るのは生まれて初めてだから、ちょっぴりチクチクして、でも何となく(食用になる)トウヒの新芽)に似ているなあという印象。東條シェフが感激して、腕まくりしてスペシャルメニューにするくらいだから、さぞかしグルメな珍味なんだろうな。ちょこっとググったところでは天ぷらにするのが定番らしいけど、日本風以外にはパスタにも使えるらしいし、マットはバジルの代わりにペストソースにしてもイケるよと言っていたから、袋にいっぱいあって食べ切れない分はペストソースにすればしばらく保存できるかな。乞うご期待というところで、うん、楽しみだなあ。


タラの芽、アッケシソウ、こごみ、ヒラタケ、クレソン


断食明けでエネルギーがいっぱい

2022年06月06日 | 日々の風の吹くまま
6月5日(日曜日)。🌧☁🌧☁⛅。なぜか2人とも早くに目が覚めて、何と7時に起床。まあ、断食1回目のきのうは10時くらいには眠くなってしまったし、カレシのココアもワタシのムッシュ・ヘネシーもお預けのこともあって、いつもより早くに寝てしまったから、早起きは当然の成り行きかな。カレシが「腹減った?」と聞くので、あんまり腹ペコの感じはしないけど、何だか体が軽くて気分がいい。とにかく起きてしまうことにして、浴室でいつものように秤に乗ったら、うっはぁ~、きのうの朝と比べて1キロも減ってるじゃないの。断食するたびにこんなに減るとは思えないけど、すごっ。オリーブオイルをひと口飲んだ後で、朝ご飯はオレンジジュースといつものミューズリと「鳥の餌」(アーモンド、カボチャとヒマワリの種、オーツ麦のふすま)とバナナ半分とスプーン1杯のアップルソースに、今日はゴールドキウィを1個ずつおまけ。

早起きしたついでに、日曜日の掃除も早々と始めてしまって、何となくいつもとは違う感触のエネルギーがいっぱいな感じで、おかげで9時過ぎにはおしまい。床掃除は前屈みになることがけっこう多くて、いつも途中で背中まで抜けるような猛烈な胸焼けが始まるんだけど、あら、今日はそれもなし。こっちはたぶん胃酸で荒れた胃の粘膜をカバーして癒してくれるというオリーブオイルの効用のせいだろうな。よくソーシャルメディアあたりに載っている何ちゃってエキスパートの「画期的な健康法」とか「効果てきめんの簡単ダイエット」なんてのは信じないけど、モノによってはそれなりの効能はあるんだろうから、メディアで動画なんかで蘊蓄を垂れている有名人じゃなくて、地道に患者を診ている信頼できる医者が試して見ろと言うものなら、試してみる価値があるってことだと思う。

掃除が終わったら、朝のウォーキング。しょぼしょぼ雨の中を、おしゃべりしながら(それでも)さっさっと歩いていたつもりなんだけど、今日の記録は空きっ腹のきのうより44秒も遅い17分10秒。やっぱりおしゃべりは運動ウォーキングの邪魔になるのかな。今日はカレシの英語レッスンに関してわりかしまじめな議論をしていたから、歩くことに神経が集中していなかったのかもしれないな。カレシの11時のレッスンが終わるのを待って普通にランチ。週末の買い物はあんまり好きじゃないけど、晴れ間が見えて来たので、必需品の牛乳の残量をチェックして今日のうちに買い物。街中のスーパーだから混むと言うことはないけど、日曜日は品薄になりがちのところへして、なぜかおひとり様男子が多くて、レジかごを下げて、携帯片手にうろうろ、ぶらぶらだからやりにくい。どうしてか知らないけど、近頃の若い人たちは全般的に動きが鈍いなあと言う印象。もしかしたら、いわゆる「歩きスマホ」が原因なんじゃないかと思うけど、スマホを見ていなくても歩くペースはもう「のろのろ」の域に近い感じで、道路でも楽々と追い越せてしまうから、何をいわんや。おばあちゃんがイライラしちゃうんだから、人類の将来においてちょっと問題じゃないかなあ。まあ、この先の長く付き合う世代じゃないから、どぉ~でもいいけど。

帰りにヴィクターの店に寄って、ステーキや鶏肉を包んでもらいながら、オリーブオイルと断食の話をしたら、「うちはウクライナにいた頃から蜂蜜とレモンとにんにくを1キロずつミキサーにかけて、毎日少しずつ飲むんだよ。すごく元気がつくよ」。うは、1キロずつとはすごいなあ。でっかいミキサーがいるだろうな。あ、ヴィクターのところには商売用のミキサーがあるんだ。カレシのバーが開店して、マティニで乾杯していたら、マットから「明日そっちへ行く用があるんだけど、山菜、何かいる?」とメール。あっ、また忘れてた。こごみとユキザサの他にアッケシソウとクレソンとヒラタケがあると言うので、全部お願ぁ~いとメール。せっかく断食を始めたんだから、食べるときは野の野菜でデトックスしよう。やっぱり、ワタシには狩猟採集民族だった縄文人の血が流れているんだと思うね。


断続的断食の事始めは花丸を上げていいね

2022年06月05日 | 日々の風の吹くまま
6月4日(土曜日)。⛅🌤⛅☁。あまり暖かくはないけど、まあまあの天気の週末。起床は9時10分前。今日は初めて「断続的断食」を試してみる日。スラニナ先生に普段の朝ご飯より多く食べなくても大丈夫と言われたので、いつもの通りの「鳥の餌」ミューズリとジャムなしのトーストとコーヒー。カレシの10時からの英語レッスンがキャンセルになったけど、引越しが10時から1時までなので、ウォーキングはお預け。洗濯日なので、まずはシーツ類を剥がして第1ラウンド。まだフランネルからパーケールに替える気になれないし、フリースの毛布もそのままで、ほんとに夏は来るのかなあと言う感じ。

朝ご飯を食べたら、後は明日の朝ご飯まで食事抜き。ランチも晩ご飯も作らないので、朝ご飯の食器はささっと手洗いして、あらまあ、後はキッチンですることが明日の朝まで何にもないんだぁ。ランチは何にしようか考えなくていいし、晩ご飯の支度の時間を気にしなくてもいいし、何だかヘンな気分だけど、ほんとに明日の朝まで持つのかなあ。まあ、いつもデスクにろ過した水を入れたボトルを置いて、思いつくままに飲んでいるので、それほどの空腹感はないかもしれないな。カレシのおうちバーは定休日ということになって、断食のついでに断酒する形になるけど、普段から空きっ腹でお酒を飲まないようにしているから、1日くらいどうってことはないか。寝酒の時間にはこのところ気に入って常備している砂糖なしカロリーゼロのハーブドリンクで代用すればいいかな。とにかく初めてのことだから、やってみての何とか。

スラニナ先生は週2回断食しているそうで、ニューウェストにいた頃よりもスリムで、かなりエネルギッシュになって見えた。生まれ育ったルーマニアでは習慣にしている人が普通にいると言う話で、ソ連時代のチャウシェスク独裁政権下では医療環境は西側には遠く及ばなかっただろうし、庶民の食生活もかなり貧弱だったんじゃないかと思うから、必然的に食べないで済ませるときもあったのかもしれないな。アメリカのジョンズホプキンス大学医学部のサイトにあった記事でも、この断続的断食を長年研究している学者が、狩猟と採集で食べていた太古の人類は何日も食べ物がなくても生きられる体だったのが、農耕と作物の備蓄を覚えて、いつでも食べられるようになり、食べ過ぎによる生活習慣病への道を突き進んで来たと言っていて、断食を適切に実行すれば、余剰の脂肪を代謝させることで肥満を解消して、思考力、血圧や心臓の機能を向上させ、糖尿病や心臓病の予防や体力増強、加齢による疾患の軽減といった効果が得られると書いていた。つまり、ダイエットとしての美容効果以上に、もっと有用な医学的な恩恵があるってことなんだよね。

午後、洗濯物を片付けて、引越しが終わった頃合いを見計らってウォーキング。朝ご飯以来何も食べていないから空腹感はなくてもペースが落ちるんじゃないかと思ったけど、何と16分26秒の新記録を樹立。いつもより速く歩いている感じはしなかったけど、胃袋が空っぽなせいで2人とも体が軽くなっていたのかな。でも、時計をちらちら見ては、4時になると、あ、今日はご飯支度がないんだ、8時半になると、あ、食洗機を回さないんだと言う具合に手順が狂いがちになって、しまいに暗くなったのにキッチンとダイニングの照明が点いていないのに気付くにいたって、少々ずっこけた気分になったのはおもしろい。真面目に水を飲んでいたからか、1日中ずっと空腹感は起きないままで、健康のための「断続的断食」の事始めは花丸だな。これなら問題なく週1回のペースで続けられそうだけど、断食の後で過食しては太ってしまう人(あるいは断食をやり過ぎて逆に脂肪を溜め込みやすい体質になってしまう人)がいるそうだから、食べていいからって大食いしたら元も子もなくなるよというスラニナ先生の忠告を忘れないように。


住居にまつわる不便や悩みはどこに住んでもついて来るものだけど

2022年06月04日 | 日々の風の吹くまま
6月3日(金曜日)。🌧🌧☁⛅。あぁ~あ、また気温が下がってしまって、朝方は暖房がオン。おまけに雨がどばどば。きのうはバンクーバーの公式の最高気温が今年初めて20度を超えたというから、もう何をか言わんや。どうやら6月下旬まではこんな調子らしいけど、おかげで今のところ山林火災の発生が少なくて済んでいるそうだから、まあ、悪いことばかりじゃないわけで、しゃぁないな。8月には暑くなるという話だけど、それは8月になってのお楽しみってことにしとこ。

もう3ヵ月以上止まったままのエレベーター1号機は、未だに新しいモーター1式の到着を待っているところで、ドイツから空輸されたはずだけど、物流がしっちゃかめっちゃかのこのご時世で通関手続きが遅れに遅れているらしい。つまり、すぐそこまで来てるのにぃ~ってことで、何とももどかしい話。(カルガリーの市民マラソンは、完走者に渡すメダルを積んだコンテナがバンクーバー港に滞留していて間に合わなかったそうな。)かろうじて故障せずに動いている2号機は、今日、明日、月曜日は引越し作業のために午前中に断続的に止まるので、ウォーキングは午後。月末と月初めは、どうしても賃貸になっている部屋のテナントの入れ替わりで引越しが多いからね。前から積み過ぎで故障なんてことがたまにあったけど、今のところは管理人のカリードの監督がしっかりしていて大助かり。まあ、今日は引越しが終わるまでに雨が止んでくれたらしめたもの。

先月は、キッチンの共用排水管の清掃があって、特に3階は全戸を対象に予定を延長しての作業になったと聞いていたけど、この1週間ほど水漏れ事故などの現場の原状復帰をする会社のトラックがマンションの外に止まっていて、エレベーター2号機の床には防水マットが敷かれたまま。乗り合わせた理事長のゴードンによると、特に集中的な清掃作業が必要だった3階の3部屋の下に当たる2階の部屋でシンクから逆流した排水が溢れ出して、床や家具に大きな被害が出たと言う話。「賃貸が多すぎるからだ」とゴードン。うん、マンション建設ブームになってから法律で「賃貸禁止」が禁止されて(じゃないと中国あたりの投資家に売れないから)、築浅のタワマンの低層階はどこも明らかに賃貸向きの1LDKがほとんどだもんね。「だから、注意したってテナントは知ったこっちゃないのさ」。そう、自分の財産じゃないから無責任。揚げ物をした後の油を無造作にシンクに捨てたり、ペットのトイレの砂やベビーワイプをトイレに流したり、公共衛生設備が整っていない国から来たばかりの人たちが何でも「その辺の排水溝に捨てる」習慣のままだったり。今後はキッチンの排水管の清掃を年2回やらなければならなくなったそうで、ゴードンは憤懣やるかたない様子。あぁ~あ、また管理費の引き上げになりそうな予感。管理費が上がっても賃貸のオーナーは家賃に転嫁できるからいいだろうけど、自宅として住んでいるオーナーには迷惑な話。

マンションの水道、ガス、給湯、共用部分の維持管理と修理をまかなうのが区分所有組合の管理費なわけで、建物と組合の運営と管理に関するするコストが上がれば、年間の予算も増やさざるを得ない。予備費や修理費の積立金から充当する手もあるけど、それはいずれ補填しなければならないものなので、管理費の引き上げや特別徴収、あるいはその組み合わせと言う形で最終的にはオーナーが拠出することになる。そういうときは必要額を各戸の所有面積によって配分するので、部屋が広いほど管理費の額も大きくなる。上から4番目に広い3LDK+DEN(137平米)の我が家は今年は月8万4千円。入居したときは6万円台だったから、7年間でこんなに上がったんだと驚き。いや、ある日思い立ったが吉日式に戸建てからのダウンサイズを決意して住み替えてからもう7年も経つんだってことにも驚き。けっこういろいろあったけど、ま、どこに住んだって何らかの不便や悩みは付きものだから、今いる我が家がこれからもずっとホームスィートホームで変わることはないだろうな。


何だかやることがまとめてあった日

2022年06月03日 | 日々の風の吹くまま
6月2日(木曜日)。🌤🌥🌧。今日も初夏の香り的な天気。明日まで続かないらしいのが残念だけど、ま、予告編ってことでいいかな。今日は午後一番でコロナワクチン4回目の接種に行くので、ウォーキングはその時と言うことにして、まずはジェフから送られて来たクルーズのインボイスを点検。リスボンからアテネまで5区間66日間のグランドクルーズの真ん中の第3区間で、ローマからナポリ(1泊)、シチリアのパレルモとシラク―サ、マルタのヴァレッタ、そこからイタリアの靴の下を回ってアドリア海をクロアチアのドゥブロヴニク、ザダールと北上してトリエステ、そしてベニス(船上1泊)で下船する11日間の船旅。早々と全額を払い込んだときの10%割引がなくなって、予約金25%を払って残りの支払い期限は来年(!)の7月1日という気の長い話で、おまけにこの週末に乗るはずだったクルーズのキャンセル料を払い戻してくれるそうだから、この不安定な世の中、いざキャンセルとなった場合の払戻しを少なくしようという策なのかもしれないな。

コロナワクチンの接種はダウンロードしておいた予約確認票を印刷して、ランチを食べてから出発。バーナビー市との境界である10番アベニューを渡ってすぐのクリニックが入っている2階建てのオフィスビルにある小さな薬局まで速足ウォーキングで10分ちょっと。確認票と運転免許証の裏の医療保険番号を提示して、「ファイザーとモデルナのどっちにするか」と言う質問に2人ともファイザーを選んで、ワタシは右腕、カレシは左腕を選んで、問診票の質問全部に「ノー」と回答して、5分ほど待って若い男性の薬剤師が2人まとめて注射。いつも思うんだけど、薬剤師がする注射は病院の看護師よりもていねいでずっと上手。看護師は格段に忙しいからしょうがないけどね。接種はもう4回目なので、終わった後の15分待機はなしにしてもらって、また速足で帰宅。前回は2日くらい腕を動かすとちょっと痛かったけど、副反応のうちには入らない程度。さて、今回はどうかな。

帰って来ても着替えをせずに、3時になるのを待ってファーマーズマーケットへ。てくてく歩いて汗をかくなんて、もしかしたら今年になって初めてじゃないのかな。真っ先にケイラのテントでブロッコリーニとビーツの大きな束と青ネギ2束とつぼみの付いたセージを買って、パン屋のテントでワタシの朝ご飯になくてはならないブリオシュローフを買って、他にどんなものがあるかちょっとぶらついていたら、野生のきのこを売っているテントがあって、モレルやヤマブシタケの他に初めて見たピンク色のヒラタケ(トキイロヒラタケと言うらしい)。けっこうな値段だったので買わなかったけど、明日マットに見つけたことがあるかどうか聞いてみようっと。コロナの規制が解除された今年のマーケットは規模が少し大きくなって、いろんな「珍しい」ものが並んで賑わっている感じ。野菜の生育も本格的になって来たようで、農家のテントも増えているから、これから楽しみだな。

Arts ClubでLegacy Circleを担当しているエリナーから今年のサークルのキャンベーンの顔になってくれないかというメールが来ていて、ドキッ。このLegacy Circleは遺言書にArts Clubへの遺贈を明記している後援者のサークルで、自分の生涯を越えて将来にわたって舞台演劇を支えて行こうと言うのが趣旨。遺産の相続と分割は日本のように法律で決められていないから、死後の財産処理を指示する遺言書を作るわけで、いわば社会的な義務。遺言書は遺言検認裁判所が正当なものと認定すればその通りに執行される。子無しの私たちは財産を全部互いに自動的に相続できるようにして、「後は野となれ」式に遺言書は作っていなかったんだけど、財産管理が専門の弁護士でLegacy Circleの旗振りをしているリチャードに「2人とも死んだらどうするの」と聞かれて、はてな。遺言書がないと検認裁判所が相当な額の手数料を取って相続人を決めるから、要はほとんどが政府の懐に入ってしまうわけで、考えた末にワタシが日頃から「家族みたいなもの」と言っていたArts Clubにそっくり上げちゃおうと言うことになった次第。ということで、今年の啓蒙キャンペーンの「広告塔」に打ってつけと言うことになったんだろうな。インタビューのビデオも作ると言うから、あはは、おもしろそう。さっそく役に立つなら喜んでと返事。何たって、ワタシ、自称「劇場ねずみ」だもんね。


きのうの今日は足元の現実に戻って・・・

2022年06月02日 | 日々の風の吹くまま
6月1日(水曜日)。🌤🌤🌥🌧。朝寝坊して、起床は9時。眠り過ぎはあんまり良くないんじゃなかったかな。やっとこさ初夏らしいいい天気。ただし、週末にはまた「氷河時代の先駆け」的な天気に戻ってしまうらしい。

きのうはチャップマンさんのFBの投稿を読んで、元のブログの全文を読んで、胸が痛むやら、怒りがこみあげて来るやら、暗澹とした気持になるやらで、夜寝るまですっかり動揺した気分でいた。東京には20年以上住んでいるイギリス人の写真家で、彼のブログ『Tokyo Times』でよく見る昭和そのものの東京の裏通りや地方都市の商店街の風景は、朽ちて行くものを労わるようなやさしい眼差しが伝わって来る。その彼が奥さんのアキコさんを乳がんで亡くしたのは去年のことで、奥さんが遺言を両親に明言して、了解を得ていたにも拘らず、それまで(娘の前では)「家族なんだから」と言っていた義両親が、亡くなってすぐに「外国人」であることを盾に全財産を要求して来て、ローンを扱っていた銀行や奥さんの勤め先も義両親の肩を持ったために、弁護士を立てて戦わなければならなかった経緯を克明に書いていて、その強欲さと差別感に読んでいて無性に腹が立ってしかたがなかった。

最後的にお金は大半を義両親に渡して、長年アキコさんと暮らしたマンションだけは守ったそうだけど、長いこと「家族」だったはずの義両親の手のひらを反すような裏切りには、娘のアキコさんが一番悲しんで、一番憤っているんじゃないかと思う。娘の愛した夫が日本人じゃないからって、よく20年もの間「家族」の仮面を被っていられたもんだな。チャップマンさんは「見抜けなかった自分が甘かった」と言っているけど、だって愛する妻の親じゃないの。真っ当な大人なら敬意をもって接するし、だから彼は「家族なんだから」と言い続けた義両親に「義理の息子」として受け入れられていると信じていたんだと思う。それが思いがけず「遺産相続」というか、要するに「お金」が化けの皮を引っ剥がしたというところかな。たまたま小町横丁で、交通事故で夫と愛児を亡くした女性がローンがなくなったマンションを親しかった友人とその夫に「友だち価格」で売れと持ちかけられて、断ったら強欲な金の亡者と罵られたという話が注目を集めていて、自分たちには手の届かないものを家族の不幸でたまたま手に入れた人に破格の安値で売れと要求する夫婦を「貧すれば鈍する」と言う諺の見本だとするコメントが並んでいたのが重なって、どこを見ても「金、金、金」の社会に怒りを通り過ぎて暗澹とした気分になったのだった。ほんと、何から何までお金が基準のような社会でいいのかなと思うけど、それぞれの社会や文化はそこに住む人たちが作るものだから、そこにいないワタシには何とも言えないね。

チャップマンさんはしばらくイギリスに帰ってこれから先のことを考えるそうなので、「アキコさんが一緒にいるから、前向きにがんばって」と書き込んで、足元の現実に切り替え。ワクチン接種4回目の「お忘れなく」メールが来て、固定資産税の通知が来て、スーパーに行ったついでにカレシの処方薬を受け取って来て、トラベルエージェントのジェフからご機嫌伺いの電話があったついでに来年の秋の地中海クルーズを予約してしまって、あぁ~あ・・・。

地中海が招いている


心が痛むとき

2022年06月01日 | 日々の風の吹くまま
5月31日(火曜日)。☁🌥🌤。えっと、今日は火曜日で、あ、5月最後の日。てことは、あしたから6月ね。もう初夏ってことだよね。まっさかぁ、初夏と言う感じが全然ないんだけど。ラジオからは盛んにエアコン業者のCMが流れて来るけど、この夏は去年の6月末のような極端な炎暑はないらしい。あれは暑いなんてもんじゃなかったな。ニューウェストでも42度まで行ったけど、我が家は東の角で西日が入らないし、風通しを調節しやすい間取りなので、エアコンもクーラーもなしで何とかしのげてラッキーだった。今年は金魚鉢のリビングとオフィスにシーリングファンがあるから、後は風通しとブラインドの上げ下げで、少しくらいの猛暑なら何とかなりそう。

土曜日から「朝一番オリーブオイル大匙1杯」のルーティーンを始めたら、何となく体調が良くなった気がする。まさかそんなに早く効果が表れるとは思えないので、たぶん気分的なものだろうけど、元気な自分が感じられるとほんとに元気もりもりになるから、我ながら能天気なヤツだと思うな。今日のウォーキングは16分40秒で、このところ毎日数秒ぶれるだけだから、このあたりがちょうどいいスピードということかな。カレシは体重があと少しで目標に到達と言うところまで減ったと喜んでいるし、ワタシもおなかのぽっこりが少しばかり引っ込んだ感じがする。ま、ドクターに会ったし、ワクチン4回目の予約もできたので、今日は毎年やる検眼と網膜検査の予約。来週あたりにとリクエストメールで送っておいたら、午後一番に「22日で1年になるので、28日にバクラ先生とティエプ先生の予約はどうですか」との返事。そっか、去年は5月にやったと思っていたけど、6月だったのか。それじゃあ、28日の午前10時45分。オフィスがマンションのすぐ隣の医療ビルに移転して来たので、網膜検査で瞳孔を開いても、道路には出ないで駐車場を突っ切るだけだから、ずっと安全。

FBでフォローしている写真ブログ『Tokyo Times』にオーナーの写真家チャップマンさんがとっても胸の痛む記事を載せていて・・・