リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

何だかやることがまとめてあった日

2022年06月03日 | 日々の風の吹くまま
6月2日(木曜日)。🌤🌥🌧。今日も初夏の香り的な天気。明日まで続かないらしいのが残念だけど、ま、予告編ってことでいいかな。今日は午後一番でコロナワクチン4回目の接種に行くので、ウォーキングはその時と言うことにして、まずはジェフから送られて来たクルーズのインボイスを点検。リスボンからアテネまで5区間66日間のグランドクルーズの真ん中の第3区間で、ローマからナポリ(1泊)、シチリアのパレルモとシラク―サ、マルタのヴァレッタ、そこからイタリアの靴の下を回ってアドリア海をクロアチアのドゥブロヴニク、ザダールと北上してトリエステ、そしてベニス(船上1泊)で下船する11日間の船旅。早々と全額を払い込んだときの10%割引がなくなって、予約金25%を払って残りの支払い期限は来年(!)の7月1日という気の長い話で、おまけにこの週末に乗るはずだったクルーズのキャンセル料を払い戻してくれるそうだから、この不安定な世の中、いざキャンセルとなった場合の払戻しを少なくしようという策なのかもしれないな。

コロナワクチンの接種はダウンロードしておいた予約確認票を印刷して、ランチを食べてから出発。バーナビー市との境界である10番アベニューを渡ってすぐのクリニックが入っている2階建てのオフィスビルにある小さな薬局まで速足ウォーキングで10分ちょっと。確認票と運転免許証の裏の医療保険番号を提示して、「ファイザーとモデルナのどっちにするか」と言う質問に2人ともファイザーを選んで、ワタシは右腕、カレシは左腕を選んで、問診票の質問全部に「ノー」と回答して、5分ほど待って若い男性の薬剤師が2人まとめて注射。いつも思うんだけど、薬剤師がする注射は病院の看護師よりもていねいでずっと上手。看護師は格段に忙しいからしょうがないけどね。接種はもう4回目なので、終わった後の15分待機はなしにしてもらって、また速足で帰宅。前回は2日くらい腕を動かすとちょっと痛かったけど、副反応のうちには入らない程度。さて、今回はどうかな。

帰って来ても着替えをせずに、3時になるのを待ってファーマーズマーケットへ。てくてく歩いて汗をかくなんて、もしかしたら今年になって初めてじゃないのかな。真っ先にケイラのテントでブロッコリーニとビーツの大きな束と青ネギ2束とつぼみの付いたセージを買って、パン屋のテントでワタシの朝ご飯になくてはならないブリオシュローフを買って、他にどんなものがあるかちょっとぶらついていたら、野生のきのこを売っているテントがあって、モレルやヤマブシタケの他に初めて見たピンク色のヒラタケ(トキイロヒラタケと言うらしい)。けっこうな値段だったので買わなかったけど、明日マットに見つけたことがあるかどうか聞いてみようっと。コロナの規制が解除された今年のマーケットは規模が少し大きくなって、いろんな「珍しい」ものが並んで賑わっている感じ。野菜の生育も本格的になって来たようで、農家のテントも増えているから、これから楽しみだな。

Arts ClubでLegacy Circleを担当しているエリナーから今年のサークルのキャンベーンの顔になってくれないかというメールが来ていて、ドキッ。このLegacy Circleは遺言書にArts Clubへの遺贈を明記している後援者のサークルで、自分の生涯を越えて将来にわたって舞台演劇を支えて行こうと言うのが趣旨。遺産の相続と分割は日本のように法律で決められていないから、死後の財産処理を指示する遺言書を作るわけで、いわば社会的な義務。遺言書は遺言検認裁判所が正当なものと認定すればその通りに執行される。子無しの私たちは財産を全部互いに自動的に相続できるようにして、「後は野となれ」式に遺言書は作っていなかったんだけど、財産管理が専門の弁護士でLegacy Circleの旗振りをしているリチャードに「2人とも死んだらどうするの」と聞かれて、はてな。遺言書がないと検認裁判所が相当な額の手数料を取って相続人を決めるから、要はほとんどが政府の懐に入ってしまうわけで、考えた末にワタシが日頃から「家族みたいなもの」と言っていたArts Clubにそっくり上げちゃおうと言うことになった次第。ということで、今年の啓蒙キャンペーンの「広告塔」に打ってつけと言うことになったんだろうな。インタビューのビデオも作ると言うから、あはは、おもしろそう。さっそく役に立つなら喜んでと返事。何たって、ワタシ、自称「劇場ねずみ」だもんね。