リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

電気料金に見る異常気象/レジ袋や使い捨てのプラスチック製品がなくなる

2022年06月21日 | 日々の風の吹くまま
6月20日(月曜日)。🌥☁🌤。また月曜日。今日は公式の「春」の最後の日で、明日からは「夏」。なのに、まだ朝方や夜遅くに暖房が入るから呆れる。ラニーニャが頑固に居座っているからだそうで、もしかしたら来年に入るまで消滅しないかもしれないと言うから、いやになっちゃうなあ。それで、世界のあちこちで炎熱地獄になっているのに、カナダだけは異常低温なんだって。もしかして農作物に影響が出るなんてことになったら、どうするんだろう。やぁだ、もう。だけど、予報によると金曜日からいきなり「猛暑」になって、土曜日、日曜日の予想最高気温はそれぞれ28度、29度。でも、週明けにはまた20度になるかならないかのしょぼい夏に戻るらしい。んったく、もう。もっとも、みんなその日になって暑かったら信じてもいいという態度で、はて、どうなることやら。



今日はロビーの郵便箱に市役所からの電気料金の請求書が入っていて、4月14日から6月9日までの57日分の使用量が2011kWhで、1日当たりにすると35.3kWh。去年もおととしも同じ期間には25kWhだったから、今年はずいぶん増えているわけで、こんなところにも異常低温ぶりがはっきり。どう考えたって、6月半ばを過ぎても朝夕に暖房が必要だなんて前代未聞のことだと思うもの。まあ、これも気候変動のひとつの「症状」なんだろうけど、雪解けの遅延による河川の増水と水温の低下は、BC州の海域に棲むサケなどの海洋生物にとっては願ったり叶ったりなんだそうで、今年はサケが大挙して遡上して来そうだと言う話。人間さまにとっては河川の氾濫の方が心配で、まだ喜ぶわけには行かないけどね。

気候変動と言えば環境汚染と裏表で、プラスチック汚染が問題になっているけど、カナダ政府はやっとポリスチレンやポリエチレンの使い捨てプラスチック製品の禁止を発表。スーパーのレジ袋やファストフード店などのテイクアウト用のフォークやスプーン、ナイフの類や容器、ストロー(曲がるものは障碍者向けに限って除外)やマドラー、缶ビールなどのパックのリングは軒並み禁止の対象になって、まず今年の末で国内で使用するための輸入と製造が禁止になり、次に来年末に国内での販売が禁止になり、2025年12月には輸出向けの製造と販売が禁止され、缶ビールパックのリングだけはそれぞれ半年の余裕が与えられるという日程。つまり、来年いっぱいでレジ袋がなくなるし、フードコートからフォークやナイフ、スプーンが消えるし、ストローでドリンクをチューチューやりながら歩くこともできなくなるってこと。でも、レジ袋(スーパーではすでに有料化)は自分のエコバッグを使えばいいんだし、フォークやナイフは堆肥にできる木製に替えればいいんだし、テイクアウトの容器だって防水加工した紙のものがあるんだし、スーパーでは紙のストローを売ってるんだし、別にパニックになることもないと思うけどね。あ、ビール缶のリングの代替品はちょっと考えものかな。

午後はショッピングトロリーを引っ張って買出しツアー。まずは角の酒屋でワタシのムッシュ・ヘネシーを2本と料理に使う赤ワイン1本買ってから、スーパーへ。オレンジジュースと牛乳、セールになっていたオリーブオイルを2本、肉売り場は素通りして、魚売り場で鮭1パック。野菜売り場は朝ご飯のバナナだけで、後はランチ用の冷凍食品やミューズリやカレシのココアと、いつも買うもの他にカレシ注文の紙ポット入りのバジルとディルを入れて、レジで開口一番に「ノーバッグ」。レジ台の端にトロリーを置いて、商品をスキャンするのと詰めるのとどっちが早いか。レジ袋がなくなっても全然困らないよね。買い出しツアーの最後はヴィクターのお肉屋さん。お父さんがカウンターの向こうで黙々とソーセージを詰めていて、ヴィクターは「ワイフが注文を伺います」と、かわいい奥さんにバトンタッチ。ふむ、どうも新婚さんという感じだなあ。土曜日にマットが届けてくれたこごみをプレゼントよぉと上げたら、「こんなにたくさんっ」と嬉しそう。きっと料理上手だな。マットがわざわざ寄って届けてくれるのでつい買い過ぎてしまうからおすそ分けよと言ったら、お父さんもカウンターの後ろから「ドゥジェトビヂャクユ」。はい、ブォドゥラスカ。今日はジューシーな鶏の胸肉と脂身ゼロのシチュー用の牛肉とシュニッツェル用の豚肉とミックスオリーブを買って、持参のエコバッグに入れてもらって、ずっしりと重いトロリーを引っ張って、買い出しツアーはおしまい。ああ、肩が痛い。