リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

懸案が解決して、タラの芽の天ぷらに舌鼓

2022年06月08日 | 日々の風の吹くまま
6月7日(火曜日)。🌤⛅。はぁ、やっと初夏らしい天気。でも、また1日限りらしいから、楽しめるうちに楽しんでおかなくちゃ。あと2週間で夏至で、公式に夏が始まるんだけど、夏、今年は来るのかな。先週からエレベーターの中に「異常高温の安全対策」なんて貼り紙があって、熱中症を防ぐための注意書きがずらり。乗り合わせる人と「冗談がキツイなあ」と笑っていたけど、よく見ると下に小さい文字で「ニューウェストミンスター市」と書いてあって、王冠の市章がついているから、管理会社が市の要請(命令?)で配布したものらしい。気の早いことだと思ったら、どうやら州政府が去年のヒートドーム現象で何百人もの死者を出した苦い経験から、今年は早々と猛暑対策を立てて自治体への周知を図っているらしい。あれは6月の末だったっけ。ここニューウェストでも42度を記録して、いやぁ暑かった。ほんと、何なの、今年のこの違いは。

それでも、夏のイベントが次々とあちこちのメディアで発表されていて、イベント業者がコロナによる2年間のブランクを取り戻そうと躍起なのが伝わって来る。ニューウェストでも7月恒例の路上音楽フェス『Uptown Live』の詳細がコミュニティ新聞に発表されたので、正午から午後9時まで続く大音響の騒音から逃げ出すために、Arts Clubのオークションで射止めたトフィーノ行きの予約をする潮時。でも、日にちの確認のために記事を読んでいたら、おや、何か今までとは違って、メインステージは市の中心である6番アベニューと6番ストリートの交差点から5番ストリートに引っ込み、いつも我が家のすぐ外の6番ストリートと5番アベニューの交差点にできる第2ステージ(一番迷惑なヤツ)が反対方向の7番アベニューに移動し、第3ステージは6番アベニューと7番ストリートの交差点からマンション前のBストリートの7番ストリート側の端(我が家からは後ろ側)と、みんな中心から離れた感じの設定になっている。年々上がる一方の音量に比例して住民の苦情も激増していたようなので、秋には市政選挙があることだし、もしかしたら・・・。まあ、極左に近い市議会が住民の苦情何かに耳を貸すとは思えないけどね。

で、さらに読んで行くと、道路にはステージを押しのけるようにトラック屋台が30台と出店が50店以上並び、ゲームセンターができるということで、ライブコンサートが目玉のフェスティバルから、「音楽を伴う」ストリートイベントにシフトしたという印象。どうも諸々のコストが高騰して運営が厳しくなったもので、主催者がバンドに出演料を払うコンサートよりも、主催者側に参加料を払う屋台と出店とゲームセンターを優遇して懐を潤そうという魂胆みたい。コロナで収入が途絶えていた後の物価高パンチで、イベントビジネスは青息吐息ってことか。私たちにとっては、何も遮るものがないリビングの窓の下にステージを作らないなら、床が振動するほどの騒音に晒されずに済むってことで、他の2つのステージの騒音はルーフデッキや建物そのものがある程度の防音壁の役をするので、泊りがけで避難しなくても何とかなるかなという気もするな。カレシにどうする?と持ちかけたら、「ステージさえなくなればオレは我慢できるよ。外に出て行って屋台や店を冷やかすのもいいじゃないか」。ということで、パッケージは来年の5月いっぱいまで有効なんだし、トフィーノ行きは観光客がいなくなる秋にしようと言うことであっさり決まり。ほんとに我慢できるかどうかは、蓋を開けてみないとわからないけどね。

大きな懸案が片付いたところで、さて、「タラの芽の天ぷら」に挑戦する準備。天ぷら粉がないから、簡単なレシピをググって見つけて印刷。次に下ごしらえについてググって、水を入れた大きなボウルであく抜き。天ぷらをキーワードにググって揚げる時間を調べて、よし、極楽とんぼ流の思いつきメニューで行けそう。あく抜きをしたら、天ぷら用に大きいのを10本かそこら選び出して、残りはさっと湯がいてから保存。戸棚の奥にしまってあった小さいフライヤーを出して来て、普段は使わないけど買い置きしてあった小瓶のカノーラ油にアボカド油を足して、お試しのつもりでカレシが育てたシソの葉の大きいのを採って来て、準備完了。青竹ご飯を炊いて、フリーザーにあった牛肉スライスを解凍して、ヒラタケと一緒にごま油で炒めてしょうゆと日本酒で味付け。付け合わせのオクラを電子レンジで蒸している間に、タラの芽とシソに小麦粉と水と氷と酢の衣をつけて揚げて、できあがり。思いのほかカリッと揚がって、初めて食べたタラの芽はほのかな苦みと独特の香りが何とも言えないおいしさ。カレシも大いに気に入って、めでたし、めでたし。