リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

引越し作戦はもう5年も前の話

2020年02月14日 | 日々の風の吹くまま
2月13日(木曜日)。☂☂☁。雨がしょぼしょぼと降って、朝からどよぉ~ん。でも、午後から晴れると言う予報に期待をかけて、午前中はのんびりとミニチュア作り。今日の仕事はまずテーブルとワイヤの飾り棚。テーブルはまあ簡単なんだけど、飾り棚は難関中の難関。何しろワイヤが柔らかいのでテンプレートにはめ込んで整えた形をキープするのが難しい。初めてのときは、ワイヤ同士がなかなか付かなくて、焦っていると形がぐちゃぐちゃになるし、速乾接着剤で指先がくっつけそうになってばかりで、しまいにはほんっとに泣きたくなったくらい。でも、2度目の今度はその経験を生かして、糊付けは焦らずに時間をかけて、前回手こずったところは発想転換して自分流。うん、今度は格段に良くできたから、でっかい花丸だな。

   

わりと楽に難関を突破した勢いに乗って、ランチの後でごく簡単なプランター、デッキ、戸口の踏み石、あちこちに置く踏み板を次々に作って今日の作業はおしまい。細かいパーツを長時間見つめていると寄り目になってしまうから、いくら趣味でもやりすぎには注意しないとね。雨が上がったので、形を変えながら流れて行く雲を眺めてしばし目の保養。金魚鉢マンションの窓の外はだだっ広い視界のほとんどが空。雨や曇りのときは雲が空全体を覆っていて鬱陶しいけど、晴れの日にはひなたぼっこのようにぽこぽこ浮いていたり、ムキムキのマッチョぶりを競ってみたり、人の顔になったり動物になったりと目まぐるしく変身したりで、眺めていて見飽きることがない。

思えば突拍子も泣く思い立った引越し作戦「ダウンサイズ」が動き出したのは5年前のちょうど今頃だったな。不動産エージェントのポールに連れられて最初の物件を見に行ったのがバレンタインデイのすぐ後だったかな。その直前に候補に挙げていた物件が内見を申し込む前に次々と売れてしまって、いきなり加熱気味だったマイホーム市場を実感したっけ。その最初の物件はニューウェストミンスターにある新築マンション最上階の売れ残り。ワンフロアを独占していて魅力的だったんだけど、実際に入ってみたらエレベーターのドアが開くとそこがおうちという作りで、リビングの一角に非常階段のごっついドアがあったりして、どうりで売れ残ったはずだと納得。ワタシとしては気に入ったんだけど、カレシが拒否権を発動してチョン。他の人が買ったらしく、2年後に1億5千万円で売りに出てびっくりしたな。

カレシと大げんかを繰り返しながらのすったもんだの末に、何件目かの本命の物件に競争相手が出現して競り負けそうな雲行きになったためにバックアップとして選んだのが今の我が家で、動き始めてわずか1ヵ月後の3月中旬。あの時は売り手市場だったから、オファーした買値がじわじわと上がって、最後は9千万円弱で合意したのが3月末。あれから5年。すっかりマンション暮らしに落ち着いて、めでたし、めでたし、か。


今日はひとりでダウンタウンへ

2020年02月13日 | 日々の風の吹くまま
2月12日(水曜日)。☁☁。今日は朝のうちだけのんびり。きのうのブログ記事にちょこっと手を入れて、ミニチュアパティオの最初の家具を作って、接着剤を乾かしている間にランチの下ごしらえで野菜をみじん切り。カレシはノンフライヤーで作ったカリッカリの春巻が大好きで、定番のソースは薄めたポン酢にカラマンシーの絞り汁を混ぜたもの。キャベツやにんじん、しょうが、たけのこを細かく刻むのに時間がかかるけど、香辛料を変えたり、ときにはえびや豚肉を入れたりするだけでバラエティを楽しめていい。

午後はワタシはダウンタウン、カレシは留守番。まずは先週のディナーパーティ前のレセプションで抽選に当った本を受け取りに会場だったギャラリーへ。先住民アーティストの作品が専門で、ため息が出るほどすばらしい。当った本は、BC州の先住民クワキュートル族の彫刻家だった父親を幼い時に亡くして部族の伝統や文化から遠く離れて育った青年(著者)が、アメリカで新進写真家として活躍していたときにクワキュートル族伝統の面に遭遇して、祖先の地に帰って来て彫刻を学ぶことで自分のルーツを取り戻したという話。受け取った本の内表紙にはクワークワラ語で「ありがとう」を意味するGilakaslaと書かれていて、下に著者David A. Neelのサインが入っていた。

   

バンクーバー草分けの地ガスタウンのギャラリーからHマートまでてくてく。語学留学やワーホリの日本人が激減したのか、こここでも日本の食品がほんとに少なくなったという印象。それでも、カレシが好きなししとうと貝割れの他にサーモンとタコの刺身とサンマ、冷凍のししゃもとアワビ、紅白のなると巻き。目当てだったバレンタインの食材は丸ごと一匹の鯛に決定。尾頭付きをうろことはらわたを取って包んでもらって、今年は鯛づくし。何ができるか、リサーチしておかなくちゃ。ずっしり重くなった袋を提げて、グランヴィル駅まで歩いて行く途中で、いつもはアジア人がぞろぞろと歩いているのに、今日はやたらと白人の顔が目立っていることに気が付いた。コロナウィルスで中国人観光客が来なくなったんだな。もちろんアジア人はどこにでもいるけど、誰もマスクをしていなかったのはローカルだからだろう。

グランヴィル駅で電車に乗ったら、ドア脇の「優先席」におにいちゃんが座っていて、よく見るとSave-On-Foodsの警備員の制服を着ていて、疲れた顔でティムビッツ(小さな丸いドーナッツ)の箱を大事そうに持っている。ドアの前に立っているワタシと目が合うたびに席を譲ろうかというしぐさをするので、制服を指差して休みたいのはあなたの足の方よと言ったら、素直に「はい」。エドモンズ駅で「サンキュー」と言って手を振って降りて行ったので、ワタシも手を振ってにっこり。孫みたいな年頃だから、初めて就いた仕事なのかな。がんばれよ、キミ。


器用だと嫌われるの?器用貧乏はどうなの?

2020年02月12日 | 日々の風の吹くまま
2月11日(火曜日)。☁☂☁。ぱっとしない天気だけど、外を歩けば庭先や歩道の芝生のあちこちでクロッカスが咲いているから、何かこのまま春になるんじゃないかなあという予感。うん、そうだといいなあ。のんびりと朝ごはんを食べて、のんびりとミニチュアプロジェクト第9号の下準備。説明書通りに作った第1号と同じキット。今日はペンキ屋さんになって、2枚の壁とベースを白く塗る作業。壁の1枚は、のっけから自分流で、表になる方にちょっと厚めに塗った絵の具が乾かないうちに、小さい絵筆の先でちょいちょいと突き回して、漆喰塗り風の仕上がり。

子供の頃に母によく言われた「器用貧乏」ってほんとは何なんだろうと今頃になって思って、ググッてみたら、「器用貧乏の人の特徴」とか「器用貧乏の人の長所と短所」とか「器用貧乏を克服する方法」とか、いろいろ。ついでに「器用」だけをググッてみたら、こっちも「器用な人の特徴」というのがぞろぞろ。ほんとに分類好きだなあ。しまいに「器用と器用貧乏の違い」とか「器用な人と不器用な人の違い」とか「不器用な人が器用になる方法」。当っていたりいなかったりで、結局はよくわからないまま。はて、ワタシって、器用なだけ?それとも器用貧乏?器用貧乏だったら克服すべきなの?人間として不器用でもがんばれば器用な人間になれるの?でも、器用な人って嫌われやすいんでしょ?

要するに「器用」と言ってもひとつの「型」に嵌められないってことで、ワタシはたしかに「手先」は人一倍器用だけど、「世渡り」も器用で要領がいいかどうかはわからない。好き嫌いはあまりないし(得手不得手は多少はあるけど)、物にも人にも執着しない方だけど、すぐに飽きてポイということもないな。成長意欲がないというのはどうかな。自分にできることに満足しているから人と競争する気にならないけど、わりとがんばり屋だから向上心はあると思う。お人好しかどうか。まあ天然っぽいところはあると思うけど、お人好しと天然ボケはどこがどう違うのかな。どれも改善すべき欠点みたいに言われているけど、どうして?

ワタシは学ぶことは大好きで得意だけど、勉強するのは苦手。何でも見よう見まねと自分流でやってみて、自分なりに「あ、なぁるほどっ」となる学び方が一番性に合っているようで、その流儀でたいていのことはそれなりにできてしまう。それがおひとり様稼業で大いに役立ったから「器用な人」のうちに入るのかもしれない。でも、結局は左ぎっちょでつむじ曲がりで自己完結型のワタシの個性のうちなんだけど、同調文化の社会では扱い難いoutlierとして嫌われるのかも。そういえば、小学校5年の通知表について来たグラフがこんなんだったのを思い出した。

    はみ出しっぺ・・・


人生って究極のDIYかも

2020年02月11日 | 日々の風の吹くまま
2月10日(月曜日)。☀☀☁。冷え込むはずだったのに、何か暖かい感じがする。きのうは2020年初めての「おおむね晴れ」の日だったそうで、ということは年が明けてから40日も空模様がぐずぐずしてたってことか。冬は雨の季節のバンクーバーだけど、こんなにずっとぐずついていたのは60年ぶりという話。やぁ~だっ。

午前中、まぶしい日が差し込むミニチュア工房で「アシュリーのオフィス」の最後の仕上げ。ベースになっている床の縁が白く塗ったままで中途半端なので、木の切れ端を貯めてある箱から手ごろなサイズのバルサ材を探して、ベースの周りをぐるっと縁取り。これで見栄えが良くなったので、プロジェクト第8号は「完結」。放っておくといつまでもここをこうして・・・あそこにあれを・・・と止まらなくなるから、区切りをつけるために、使い残した材料を貯めておく箱やビニール袋を出して来て、木の切れ端と使わなかった絵などの紙切れはそれぞれの箱に、布の切れ端、ワイヤの切れ端、グロメットやビーズといった細かなパーツはそれぞれのビニール袋に入れて棚や引き出しにしまって、鋏やペンチ、ピンセットを所定の場所に戻して・・・と汗をかきかきの整理整頓。

午後は作業台から汚れてぼろぼろになったフリーザーペーパーを剥がしてポイ。これ、ビニールのフリーザーバッグがなかった頃に冷凍する肉などを包んだシートで、スーパーで幅45センチ、長さ15メートルのロールを売っている。片面が防水加工なので絵の具や接着剤が付いても平気だし、ナイフでずたずたになれば取り替えればいいので、本棚に合板を取り付けだけの作業台のカバーには最適。シートをテープで固定したら、棚から下ろした次のプロジェクトのキットを開けて、いつでも始められる準備。

紙くずが散らばった床を掃いて、きれいになった工房を眺めていたら、ミニチュアを作る過程って、何となく人生に似ているなあと思った。だって、説明書があっても「何、これ」、「しまった。どうしよう」という場面がしょっちゅうなのに、自分流を加えるとなると「はてさて」の連続で、ひたすら工夫、工夫の創意工夫で行くしかない。それがDo it yourself (DIY)の醍醐味と言えないこともないけど、初心者のうちは基本的なやり方を学んで、要領がわかったら自分流にうまく行くやり方を工夫し、自分のアイデアを織り込んで、夢や想像がぎっしり詰まった情景を組み立てて行く。よぉ~く見ると乾いた糊の塊がこびり付いていたり、そこかしこがちょっといびつだったりするけど、一歩下がって、うん、よくできたじゃん!そういう意味で、人生ってのは究極のDIYプロジェクトなのかもしれないという気がして来た。よぉし、目を休めたら、次は来月末でリタイアする妹マリルーにプレゼントする「パティオ」の組み立てにかかろうっと。


にこにこしていると福が来るかも

2020年02月10日 | 日々の風の吹くまま
  きのうの事件(銀行強盗)

2月9日(日曜日)。☀☀。久々に朝からいい天気。このところ自分でもよくわからないけどすこぶる機嫌がよくて、朝起きてバスルームに行ったら、鏡の中の自分が我ながら何だかいやにいい顔をしてるなあとにっこり。先週は何かといいことがたくさんあったからかな。それとも春が来るからかな。ねずみ年の春に生まれたワタシは、ポジティブでしたたかで粘り強くて素直で人付き合いが良くて笑顔がすてきで・・・といういたって調子のいい性格なんだって。ひっくり返せばちょっと天然っぽいけど、今年はいいことがたくさんあるらしい。そう思ってニコニコしていたらほんとに福が来るかもしれないな。

日本には何でも「日本記念日協会」というところが認定した「左利きグッズの日」というのがあるんだそうな。小町横丁なんかでは未だに左利きを「矯正」するかどうかで議論をしてたりするけど、だいぶ昔に左利きがかっこよいみたいにもてはやされた時があったような気がする。フェリシモという左利きグッズの通販会社があったはずだけど、今でもあるのかな。ワタシは生まれつき左利きで、子供のときに中途半端に「矯正」されたおかげでほぼ両手利きになって、どうしても右手でやれないのはボールを投げることと包丁を使うことぐらい。(箸だけは右でも左でもうまく使えないけど。)いつも左手であたりまえに右利き用の道具を使っていてもさしたる不便を感じないのは運よく器用に生まれたってことで、これも福のうちかな。

でも、子供の頃よく母に「あんたは器用貧乏なの」と言われたけど、そのたびに左利きをからかわれたのか、ほめられたのか、貶されたのか、さっぱりわからなかったな。ほめ言葉ではないとわかったのは大人になってからで、このあたりもちょっと天然っぽい感じ。何でもやれってみればけっこううまくやれてしまうのはたしかで、だから年がら年中ばたばたしているんじゃないかと思うし、頭の中がいつもやかましいのは無理に「矯正」されて発達中の脳内の配線が混乱してしまったせいじゃないかと思う。まあ、手先が器用に生まれついたことだけは間違いなくて、そのおかげで右利きの道具でも不自由なく使えるのかもしれないな。

というわけで、アシュリーのオフィスがいよいよ完成。天井に照明をとりつけて、米粒電球のワイヤを裏につける電池ボックスのワイヤにつないで点検。ちっちゃいわりには明るいライトがポッ。デスクに仕事に必要なものをあれこれ考えながら糊付けして行くのは楽しい。最後にパーツをぜんぶ本体のそれぞれの位置に糊付け。創作した愛犬のメイベルちゃん用のいすとおもちゃをアシュリーが見たら笑うだろうな。誕生日は来月だから、しばらくは我が家で観賞・・・。

    
 


マンション保険の高騰で管理費も大幅値上げ

2020年02月09日 | 日々の風の吹くまま
2月8日(土曜日)。☂☁☀。夜中にかなりの雨が降って、連続30日の雨降り記録を達成。土曜日の床掃除が終わった頃には予報通りに日が差して来て、バルコニーで青空に向かって腕を広げて深呼吸したらスカッと爽やかないい気持。今日のウォーキングは久しぶりにクィーンズパーク地区。家々の庭や歩道にマツユキソウやクロッカスがつぼみを膨らませていて、日向では気の早い花がちらほら。ネコヤナギも何となくふっくらして来たし、いつも巨大な花を咲かせる木蓮も大きなつぼみがにょきにょき。いくら雨ばっかりでも春はちゃんと来るってことだね。

春と言えば所得税申告の季節。そろそろ申告に必要な書類が届き始めてたので、それじゃあ準備を始めるかと腕をまくりかけたところで、あれっ。そうなんだ、もう帳簿と言うものがないんだった。物品サービス税の登録を解消してからはいつも帳簿を1年分まとめて記帳して決算をやっていたのが、去年の申告のときに2018年12月31日付の最終決算ですべてゼロにしておひとり様ビジネスからリタイア。そっか、もう事業所得というものがないから、所得税の申告もいたって簡単になったってことか。何だか拍子抜けの感・・・。

マンションの管理会社から今月26日の管理組合法人の年次総会の通知と一緒に資料が送られて来ていて、予想した通り、1月1日付で(区分所有面積に応じて徴収する)管理費が7.9%上昇して、我が家は月額6万8千円。さらに、去年は水漏れ、雨漏りによる被害の修繕で損害保険の請求をしたので、保険料と自己負担分が跳ね上がった上に、故障した正面玄関のエンタフォンやボイラーの取替えがあったため、管理費の引き上げ率を抑えるために特別賦課金を徴収するという話。このところマンションの損害保険料が高騰していて、組合によっては妥当な保険料を交渉したり、他の保険会社を探したりしているうちに、保険が切れてしまったところもあるそうで、買おうとした人が銀行に無保険を理由にローンを断られるケースが出ているらしい。住人側にとっては売りたくても売れないわけで、不動産業界が「マンション市場が破綻しかねない」と警鐘を鳴らしている。

住人が個別にかけるマンション保険も料率が急上昇しているけど、マンションの建設ブームが起きた数年前に続々と建てられたマンションで、保証義務のうちの外郭の5年保証が去年、おととしから一斉に期限切れになって、雨漏り被害の修理に保険を請求するケースが急増したせいで、保険料が高騰しているんじゃないのかな。保証期間を過ぎたとたんに機械に不具合が起きる現象はメーカーが仕組んだ「計画的陳腐化」の一種だと思うから、大量生産の商品であるマンションで同じ現象が起きてもちっとも不思議じゃないな。でも、やっとマイホームを手に入れたものの、目いっぱいに組んだローンの返済でかつかつの生活という人たちには厳しい春になるかも。

   
   ホームオフィスの価値も上がるかな


雨が降った日が連続30日と聞くと・・・

2020年02月08日 | 日々の風の吹くまま
2月7日(金曜日)。☂☁☂。ああ、よく眠ったぁ。ゆうべはArts Clubのファンドレイジングのディナーパーティで、5コースの料理それぞれにワインをペアリング。帰りはちょっと酩酊気味な感じだったけど、一晩寝たら元気いっぱい。楽しかったからかな。参加者は50人くらいで、レストラン近くの先住民アートのギャラリーでのレセプションで始まって、レストランでのディナー。私たちは芸術監督のアシュリーのテーブルで、常連メンバーばかりなので、とにかくぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。サイレントオークションでは芝居のチケット、レストランのギフトカード、チョコレート1箱とワイン1本のバレンタインパッケージを競り落として、おまけにギャラリーでの先住民アーティストの本の抽選にも当たっちゃって、ほんとにlife is good。

今日の雨は1日中ほぼしょぼしょぼで、ときどき曇り空。といっても雨雲が低く垂れ込めているので、霧の中にいるような感じ。何でもバンクーバー空港の観測所で降水を記録した日が今日で連続29日だそうで、これは歴代10位の1961年12月から翌年1月までの29日とタイ。明日も雨だと1956年の2月~3月の連続30日とタイになって歴代9位の長雨。ちなみに連続して降水を観測した最長記録は1952年の元旦から2月15日までの46日で、ノアの洪水の40日よりも長い。そのとき8歳だったカレシに聞いてみたら「子供の頃はいつもそんなんだったよ」。なるほど、連続記録上位10位のうち、季節的なばらつきはあるものの、1位(46日)、2位(39日)、3位(タイで38日)、5位(37日)、6位(32日)、9位(30日)、10位(29日)が1950年代から60年代前半にかけての15年間に集中している。

でも、天気予報では明日は曇りときどき晴れ。8時過ぎには満月前夜の月が雲の間からひょっこり顔を出して、はて連続30日の記録達成はいかにという感じだったけど、9時過ぎには夜にはまた雨が降り出したから、このまま夜中を過ぎるまで降り続けたら連続30日の記録は達成可能ってことかな。バンクーバーの雨の日の平均日数は年間169日だそうで、映画『Sleepless in Seattle』(『めぐり逢えたら』)の中で「シアトルじゃ年に9ヵ月も雨が降るんだぞ」と言うせりふが有名になったけど、シアトルの平均日数は152日だから、バンクーバーの方がずっと雨が多いことになる。ちなみに過去25年の最多記録は2007年の197日で何と1年の半分以上。気が滅入りそうな数字だけど、そういう記憶がないのは、短時間でも一定の雨量を観測した日を数えているので、雨は寝ている間だけだった日も多いからだろうな。

ま、雨が多いのは10月から4月にかけての「雨期」で、夏は1ヵ月くらい雨が降らないこともある「乾期」。毎日雨ばっかぁという感じではあるけど、去年は過去25年最少の144日だったそうだから、年が明けてからまとめて降っていると言えないこともないかな。


差別はけしからんと言われても・・・

2020年02月07日 | 日々の風の吹くまま
2月6日(木曜日)。☁☂☂☁。何ともしょぼい天気だなあ。バンクーバーっ子は天気の話をするのが大好きと言うことになっているんだけど、こんなんじゃあさすがに話題にする気にもならないんじゃないかな。

メディアをにぎわしている新型肺炎だけど、地元の新聞が見出しに「中国ウィルス」と書いたもので、中国総領事や中国系の若い人たちが差別的だと抗議したらしい。でもねえ、一般の人たちは単に表立って口に出さないだけで、内心では「中国ウィルス」とか「武漢かぜ」とか言ってると思うけどね。中国で生まれた新型ウィルスなんだし、そもそも中国の野生の動物を売買して食べるという習慣が発生源なんだし、同じように中国で発生して世界中を騒がせたSARSから政府も人も何も学ばなかったのは明らかだし、ワタシとしては中国人を「白い目」で見る人たちに即「人種差別主義者」の烙印を押す気にはなれないな。言動に反映しない限り、巷の普通の人間の自然な反応なんだと思うから。

BC州で最初の患者が見つかったとき、メディアはコースタル保健局管内に住む男性で商用で武漢に行っていたとしか報じなかったけど、この保健局はバンクーバーやリッチモンドを管轄しているので、リッチモンドに住む中国系と推測した人がほとんどだったと思う。空港のあるリッチモンドは人口の大半が中国系なんだから。先日見つかった2人目の感染者も同じ保健局の管内の女性で、武漢から訪問していたグループから感染したらしく、今日発表された3人目と4人目はそのグループの人たちだったから、誰もが「あ、やっぱり中国人か」と思っても不思議はないな。

でも、ニューウェストではマスクをしている人はめったにいないから、けっこう平穏な状態。こっちでは病原菌を持っている人が他人に移さないためにマスクをするので、マスクをしている人を見ると「病人」と思ってしまいがちなのに対して、アジアでは他人から病気を移されないようにマスクをするそうだから、周囲にいる人間を自分に害を及ぼす「危険物」という不信の目で見ているわけで、対人観の違いと言ってしまえばそれまでの話。それにしても、世界中から「鎖国」状態にされた中国はアメリカが煽っていると非難してたけど、習近平さん、ここんところとんとメディアの前に出て来てないねえ。マスクして出て来たらいいのにね。中国が話題になれば真っ先にいかにも「お大尽」風ににぃ~んまりと微笑みながら真正面に出て来ていたのにね。顔、つぶれちゃったから?


自分の薬のことを知っておくのは大切だと思うけど

2020年02月06日 | 日々の風の吹くまま
2月5日(水曜日)。☁☁☂。目が覚めたらもう9時に近い時間。きのうの今日で2人ともかなりぐっすり眠ったらしい。カレシの回復がひとつの大きな節目に到達したことで、精神的にちょっと肩の力が抜けたような気分なのかな。いいことじゃないの。もっとも、治ったと思って懲りずに不摂生な生活習慣に戻って元の木阿弥になってしまう人がけっこういるそうだから、やれやれとばかりに気を緩め過ぎてこれまでの努力が水の泡になってしまわないようにしないとね。

起きる前にカレシがメトプロロールとラミプリルについてあれこれと聞いて来たので、スラニナ先生に溜まりすぎた耳垢を取ってもらいに行っている間に、ちょこっとリサーチ。ワタシは最初に薬局に処方箋を持って行ったときに渡された説明書をじっくり読んでおいたけど、カレシは見向きもせずにワタシが1週間分ずつオーガナイザーに入れて、毎日その日の分をテーブルに置いておくのを朝、夕食時、夜にのむだけ。それが今頃どれが何の薬でどういう作用をするのか知りたくなって、医者は説明不足でいけないと愚痴るって、いったいどういう心理なんだか。

メトプロロールは高血圧症の治療薬で、アドレナリンのベータ1受容体を遮断することで心拍数と心臓の収縮力を抑えて血圧を下げる薬。昔は心臓発作の後は一生のみ続けたけど、どうもそれは良くないんじゃないかと言うことになって、3年程度というガイドラインができたけど、今は効果があるのは1年くらいじゃないかということになってるの。で、どうしていきなりやめてはいけないのかと言うと、心臓がのんびりゆっくりの気楽さに慣れてしまっているので、急にやめると狭心症が起きたり、動悸が速くなったり、血圧が急上昇したりして、心臓発作を起こすこともあるからなんだって。何だか薬物中毒の禁断症状のようでもあるけど、鎮痛剤中毒が問題になってるように、病気を治療するための薬も所詮は薬物なわけで、体も臓器も楽するのに慣れたところで急にそれができなくなったらパニックにもなるだろうな。だから、まずは「半分」なの。

病気や薬について詳細かつ素人にもわかりやすい説明がほしいときはアメリカの有名なメイヨクリニックのサイトが一番頼りになるので、そこで見つけた説明をコピーして印刷しておいたら、帰って来て「血圧が跳ね上がってた」と興奮していたカレシが読んで「なぁるほど」。そう、そこに書いてあるでしょ。「アスピリンとスタチンが心臓疾患を管理する上で確かな療法になった今では長期服用の必要性が疑問視されている」って。それに70代にもなれば衰える生理機能を維持するために血圧が上がるのは自然だそうだし、最近は年齢に応じた目安もあるし、心臓発作の前だって特に高血圧でもなかったんだし、リラックス、リラックス・・・。


天気は荒れ模様でもうれしい事だらけだった日

2020年02月05日 | 日々の風の吹くまま
2月4日(火曜日)。❄☃❄。朝起きたらルーフデッキはまた真っ白。やぁねぇ、もう。今日は2度も外出の予定があるってのに。午前中は楽しみにしていたArts Clubの来シーズンのラインアップの発表会。今シーズンは何となく重いテーマで消化不良になりそうなものが多かったので、来シーズンに大きな期待。発表会は10時半からなので、ひんぱんに窓の外を見て歩道の状態をチェックして、公共交通を運営するTransLinkのサイトでExpo線が正常運転していることを確認。最終的に駅まで歩くことにして、少し時間の余裕を持たせて9時10分ごろに出て、2、3センチ積もった雪が半解けになった歩道をペンギン歩き。最後の急な下り坂は人通りの多いカレッジ側を選んで、無事に駅に到着。

すぐに電車が来たので発表が始まる20分も前に到着。冠のGoldcorpの名前がNewmontとの合併で消滅したため、劇場の名前も今年から「ニューモントステージ」に改名。なじみの劇団の人たち、親しい後援者仲間、顔見知りになった役者たちとしばしわいわいがやがや。盛り上がったところでライブでストリームするカメラが舞台の前に置かれて、芸術監督のアシュリーが合間に作者や演出家を紹介しながら、一番小さいニューモントでの3作、グランヴィルアイランドステージでの5作、そして一番大きいスタンリーでの5作、ツアーの3作と順次紹介。ラインアップを公表する前にシーズン全作品の配役を決めてしまうようになったので、合間に主力ミュージカル作品の出演者による「さわり」も披露。何かすごく楽しいシーズンになりそう。

解けた雪でべちゃべちゃの上り坂を歩いて帰って来て、大急ぎでランチをして、次はカレシの定期検診。こっちはすぐ近くのバス停から病院の向かいにあるチャン先生のオフィスのすぐ外のバス停までわずか10分なんだけど、肝心のバスは昼間は30分に1本。でも、ちょうど予約の3時に着く便があって、奇跡的に時間通りに来て、乗り降りゼロで素通りしたバス停もあったせいで、遅れることなく到着。簡単な問診の後で血圧を測って、心電図を取って、「メトプロロールとラミプリルは中止してよろしい。ラミプリルはすぐに、メトプロロールは1週間ほど半量にしてから」。おお、血圧の薬はもういらないんだ。ただし、スラニナ先生が20mgに減らしたスタチンは元の40mgに戻ったけど、それでも毎日の薬がベビーアスピリンとスタチンだけになるわけ。おまけに「この先問題がなければ検診は不要です」と言われて、やったねぇ、カレシ。

降り続ける雪の中で帰りのバスを待つのもぜんぜん気にならず、うきうきした気分で帰って来て、晩ご飯の支度をしながらマティニで乾杯。ステント2本、バイパス3本の手術から2年と2ヵ月、毎日の運動と節度ある食生活を心がけて、二人三脚でゆったりと実行して来た結果だよね。こんな天気だけど、今日はほんっとにいい日だったね。


先延ばしで状況をコントロールできるのかな

2020年02月04日 | 日々の風の吹くまま
2月3日(月曜日)。☁☀☀。ちょっぴり冷え込んだけどいい天気。明日はまた雪で翌日は雨という目まぐるしい予報なのがちょっと気になるけど、ま、何でもありの2月だからしょうがないか。明日は午前と午後に出かける予定があるから、せめて雪だけはどかっと降らないでほしいもんだ。

朝一番でドクターの予約があるカレシを送り出して、レクルームの陽だまりの中でミニチュア作り。カレシは歯医者で撮った顔全体のレントゲン写真で左右の鼻腔が非対称なので一応かかりつけの医者に診てもらいなさいと言われていて、特に問題があるとは思えないけど念のため。スラニナ先生の朝一番の予約なので、30分もしないうちに帰って来て「問題ないってさ」。おお、良かったね。「血圧がすごく高くなってた」。あらまあ。「先生は何かあるかもと言われたら誰だって血圧が上がるよって」。うん、特にストレス耐性の低い人はね。「で、若いときからよく副鼻腔炎が起きると言ったら、先にすごく溜まっている耳垢を掃除してからチェックするって」。あらら。「で、あさって行って耳垢を取ってもらうことにした」。はいはい(とカレンダーに緑色のフラッグをぺたっ)。明日は心臓専門医のチャン先生のところで年1回の定期検診だから、あはっ、3日続きの医者通い。「何だか気が滅入ってしまうなあ」。でも、病気を診てもらうわけじゃないし、気にしてたらまた血圧が上がっちゃうよ。

ひと安心したカレシはそのままソファでごろりと昼寝。最近はちょっと疲れやすくなったような感じだけど、元々身の回りをオーガナイズするのが苦手なところへして、英語レッスンのスケジュールが混み過ぎているきらいがあるし、春の園芸やら(何だか知らないけど)あれやこれやのプランをぶち上げ過ぎのような感じ。やることがないという状態が一番嫌い(というか不安になる)だから、時間に隙間ができないようにいろいろ詰め込むんだろうけど、実際にはほとんどが「そのうちに」で終わってしまうことが多いから何をかいわんや。ものぐさとかめんどくさがりというわけでもなさそうなんだけど、かなりの先延ばし体質なのはたしか。自分は待つことが嫌いなのに人を待たせることは厭わないところがあるから、先延ばしは状況をコントロールしたいという欲求の表れなのかもしれないな。

でも、物事の状況が気に入らないとか自分の性に合わないということは誰にでもあることだけど、その物事の流れに乗ったり、逆らったりしながらうまく舵を取って行くのが知恵ある大人の処世術ってもんじゃないのかな。流れを自分の地図に合うように変えようとしても生き辛くなるだけだし、へたすると沈没しかねないよね。ねえ、聞こえてるの?


スーパーボウルの日はアイスホッケーを観る

2020年02月03日 | 日々の風の吹くまま
2月2日(日曜日)。☁☀❄☂☁❄☀☀☁☂❄。何なのぉ、このキチガイ天気は、もうっ。Vancouver Sunの天気予報は「寒くてややこしい」と来た、何じゃいな、それ。でも、ほんっとにくるくると変わって、ややこしいったらない。そうでなくても、メトロバンクーバーは微小気候が散らばっていて、普段でさえ正確な予報がすごく難しいと言われているのに。

今日はスーパーボウルの日。アメリカのプロフットボールの優勝決定戦なんだけど、何か試合よりもコマーシャルの方が注目されていたりするからおもしろい。ま、今どきのプロスポーツはどれもスポーツをショー化したようなもんだから、コマーシャルもショーのうち。何しろ北米大陸津々浦々の何百万人だかが、テレビを見ながらビールを飲み、スパイスの効いた鶏手羽をかじり、グアカモレ山盛りのコーンチップをパクッとやって、またビールを飲むというお祭りなので、30秒のコマーシャルに数億円を払っても元が取れるってことかな。終わってから話題になるのも試合よりも注目されたコマーシャルだったりするし。

我が家はカナディアンフットボールはときたま観るけど、アメリカンフットボールには興味がないから、雲が切れると日が入って来るレクルームで、ワタシはミニチュア作り、カレシは同じ部屋のテレビでアイスホッケーのバンクーバーカナックスの試合を観戦。世代交代で若手選手が中心になった今シーズンは、目覚しい奮戦ぶりで西部コンファレンスのパシフィックディヴィジョンでトップを走っているから、久々にプレーオフ進出確実。なぜか決勝戦まで行って、天王山の7試合目で負けてしまったために、バンクーバーで暴動が起こったのは9年前のこと。調子に乗って略奪に加わって窃盗罪に問われた男女の若者がかなりの数いたけど、ネットで晒されたり勤め先をクビになったりして、その後どうなったんだろうな。当時アラサーだったら今はアラフォーで、そろそろ中年の危機が忍び寄るころか。

今日のカナックスは残念ながら延長2回のシュートアウトで負け。晩ご飯はスロークッカーでゆっくりと牛肉の塊のポットロースト。塩は一つまみ程度で、代わりに胡椒やチポトレ、フェンネル、ガーリックパウダーをたっぷり。我が家の定番ソースは(食塩無添加の)ビーフストックと一緒に大量のマッシュルームを煮込んで、ハンドミキサーでとろりとさせたグレイビー。今日は終盤で付け合せのベビーポテトもころころと入れて、後はカレシが好きな芽キャベツを冷凍してある自家製の骨スープで煮るだけの手抜き料理。もう2年も減塩を実行して来たので、2人とも舌が慣れてしまって、特に最近はアジア料理がやたらとしょっぱく感じられるくらい。夜は雪になったり霙になったり・・・。
 
    
    電子機器はSOHOの必需品

    
   ペンは作り直し、鉛筆は塗り直しかな


そろそろキッチンのリフォーム計画を立てないと

2020年02月02日 | 日々の風の吹くまま
2月1日(土曜日)。☀☀。もう2月。きのうは夜中を過ぎてもすごい大雨だったのに、目が覚めたらすっきりした青空。でも、今度は気温が急降下してあしたの朝方には0度になって、小雪がちらちらだって。何ともせわしなさ過ぎ。でも、バンクーバーで冬季オリンピックがあった10年前は「春季オリンピック」と揶揄されたくらいの暖冬で桜満開だったし、逆に70年代の末には2月になって雪に降り込められたこともあるから、どっちに転ぶかわからない。選べるんだったら断然「春」だけど。

土曜日はまず床掃除から。木曜日にシーラが来てバスルームを掃除してくれたので、カレシはごみを集めただけのさぼりモード。ワタシは寝室でルンバを走らせておいて、いつもの手順でリビング、ダイニング、オフィス、廊下、レクルーム、キッチンと箒で掃いて、掃除機をかけて、モップかけ。おとといカレシが油漬けのオリーブのパックを冷蔵庫から出すのにきちんとふたを閉めていなかったので、こぼれた油が床に敷いていたカーペットに染み込んでしまっておしゃか。買い替え時だったからいいけど、今週のカレシはケトルに水を入れすぎて吹き零れさせたりして、ちょっとアクシデント続き。

床のフローリングは開発業者が敷いた安物のままなので、こぼした水が継ぎ目から染み込むとぶくっと膨れるから始末が悪い。今年こそはキッチンのリフォームをして、水をこぼしても大丈夫な床に変えたいね。部屋全体のフローリングを張り替えるのは大仕事なので、今回はキッチンと(カレシの園芸コーナーのある)「デン」という小部屋の部分の床だけを水に強い素材に変える予定で、園芸ルームも水を使うから、いっそタイル張りにしたらどうかと思うんだけど、床材の変更には管理組合にサンプルを送って許可をもらわないといけないので、上質の緩衝材を入れてもOKが出るかどうか。

キッチンとデンだけをリフォームの対象にしても、床の張替えの他に、安物のダサいキャビネットをカスタム仕様のものにしたり、デンとリビングの間のリカーキャビネットと作業台で塞いである部分に採光用のすりガラスを入れた壁を作ったり、園芸コーナーを整備して新しい作業台と収納戸棚を入れたり、キッチンを反対側のパントリーに延長してキャビネットとカウンターを入れたりと、かなりのデザインが必要になる。さらに、キッチンとデンとダイニングの照明を新調したり、電子レンジ一体型の(壊れたままの)換気扇を分離して強力なものを入れたり、使い勝手の悪い冷蔵庫、オーブン、食洗機、電子レンジをそっくり新調する予定で、けっこう大きなプロジェクトになるから、そろそろ本腰を入れてリフォームの計画にかからなくちゃ。

    引越し当時のキッチン

    園芸コーナー
 
    パントリー

    リフォーム部分



リタイア2年目の日常がやっと始まったようで

2020年02月01日 | 日々の風の吹くまま
1月31日(金曜日)。☂☂☂。またパイナップル特急がやって来て、大雨注意報。メトロバンクーバーはところにより100ミリ~120ミリの雨だって。それにしても今月は大雨に大雪に大風と、よぉく荒れたなあ。今日の夜中までに後50ミリ降ったら、1月の総雨量は過去最高だった14年前の記録(283.6ミリ)を更新するんだそうで、窓の外を見たらそのくらい行けそうな感じで降っているけど、公式記録はバンクーバー国際空港にある観測所のものだから、はて、新記録樹立はなるのか。

さて、今日から本腰を入れてリタイア2年目を軌道に乗せる努力をしないと、あっという間にまた1年が経ってしまいそう。振り返ってみると、FedEx問題は自分では冷静に対処していたつもりだったけど、クリスマスと新年を通してほぼ7週間、やっぱりかなりの重荷として両肩にのしかかっていたんだろうな。知らないうちに気が張っていたらしくて、きのうは1日バネがぴょ~んと外れたような気分で、何をやってもあんまり気合いが入らなくて、晩ご飯も超簡単メニュー。それでも夜になって雨の中をウォーキングして来て、ぐっすり眠って、けさは気分さわやか。めでたし、めでたしってところで、ゆったりした気分でミニチュア作り。今日の難問は「デスクランプ」。台はキットに入っている印刷した紙のパーツがしょぼいので、手持ちのつや消しの銀紙をパーツをテンプレートにして切って代用。

   

   

思いついて、クッションを作ってソファに置いて、同じ布でメイベルちゃんのクッションも作って、粘土で作った骨クッキーが固まったので形を整えて、後はポットやら鉛筆立てやらファイルボックスやらバスケットやら、小間物作り。午後は壁にかける額の絵やラップトップとタブレットの画面のイメージをアシュリーの最近の演出作品やArts Clubの前に芸術監督をしていたオンタリオ州の小劇場に因んだ画像に代えるために、せっせとイメージをググりまくり。数年前の新進気鋭の演出家アシュリーの才気に溢れた目が輝いている写真は何ともかわいい。壁の絵は7枚ほどあるから、これも使っちゃおうっと。オンタリオ時代にドラマタージとして制作に関わって、演出を手がけた『Bed and Breakfast』に因んだポスターやシーンのイメージもいいね。アシュリーはちょっぴりハイパーなところがあるので、ペースの速いコメディの演出には打ってつけで、この作品は演出家としての代表作にしていいと思う。

それにしても、雨、よく降るなあ。きのうの買い物で今日の晩ご飯の分も調達しておいてよかった。アヒまぐろの大きな塊で、カレシが好きなハワイ料理のポケ。我が家のは最近パブなんかで人気のごっちゃ盛りのポケボウルと違って、いたってシンプル。定番の玄米麦ご飯に寿司酢を混ぜて、いただきまぁす。