リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナウィルスのおかげで地中海クルーズはどうなることやら

2020年02月26日 | 日々の風の吹くまま
2月25日(火曜日)。☁☁☂☁。何だか寒くて、ぱっとしない日。朝起き抜けにカレシが「ローマのホテルはキャンセルして、空港から船に直行するようにできないかな」。そっか、ローマからのクルーズの出航まで60日を切ったところで、イタリア北部でコロナウィルス感染が広がって、何だか雲行きが怪しくなって来たよねえ。Silverseaの親会社のロイヤルカリビアンは「乗船前15日以内に中国、韓国、日本、イランなどアジア各国及びイタリアのロンバルディ州とベネト州から来たり、通過したり、旅行した人、またその人と濃厚接触のあった乗客及び乗員は乗船させない」という方針を打ち出したところ。そだねえ、ジェフにメールしてローマ滞在をキャンセルしてもらおうか。

すでに支払い済みのホテルの料金は払い戻し不可だろうし、エールフランスに決まっているフライトを変更すると追加料金を取られると思うけど、クルーズ会社は同時に乗船時の検査や船内での衛生管理を強化すると言っているし、何千人も乗る大型クルーズ船と違って、乗客と乗員合わせても683人の小さな船だから、ローマをうろうろするよりも、さっさと船に乗って海に出てしまった方が安全そうな感じだな。でも、加盟国の市民なら自由に国境を越えて往来できるEUではウィルスの広がりを止めるのは至難の業だろうと思うし、実際に入国拒否のような措置は取らないそうだし、クルーズの終点であるスペインのバルセロナでも北イタリアから帰って来た人が陽性だったそうだし、成り行きしだいではクルーズそのものがどうなるかわからないから、ここはplay it by ear(臨機応変)ってことで。

COVID-19感染の震源地の中国では、野放しも同然だった野生動物の売買と食用を禁止して、野生動物の飼育場をすべて閉鎖したそうだけど、いくら何でも遅すぎ。全人代が延期になって新しい法律を作れなくなったのでとりあえず「禁止命令」ということだけど、100万人を雇用する巨大産業を号令一発でなくせるわけがないから、ブラックマーケット化するだけの話。文化に深く根ざした習慣はなかなか変わるもんじゃないから、あれだけ大騒ぎしたSARSや新インフルが収まって発生源が話題にならなくなったように、COVID-19もいずれ収まって、みんなが忘れた頃にまたぞろ中国のどこかで新しいウィルスが出現してひと騒ぎすることになるだろうと思うな。欧米で動物の権利保護を叫ぶ活動家たちがここぞとばかりに声を上げないで、なぜかしぃ~んとしているのはどうして?

ま、ここはとりあえずエージェントのジェフにメールして、ローマの予定をキャンセルできるかどうか、プロとしての意見はどうか、お伺いを立ててみることにしよう。はあ、1年半も前に予約して、誕生日が同じで古希を迎える弟のデイヴィッドと一緒に祝うのを楽しみにしてたクルーズなんだけど、まったく、もう。


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