リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

一葉落ちて天下の秋がわかるなら

2013年11月02日 | 日々の風の吹くまま
ものすごい土砂降りで何度も目を覚ましたし、ベッドルームがいつまでも暗いもので、起き
たのは正午過ぎ。警報が出ていた大雨はどうやら峠を越したらしいけど、今度は強風注意
報が出ている。州の内陸部はかなりの雪で、輸送の大動脈コキハラ・ハイウェイではあちこ
ちでスリップや事故。ロッキーの向こうのカルガリーも銀世界になっている。まあ、11月と言
えば、もう晩秋と言うよりは初冬に近い時期かな。

起き出して、窓の外を見たら、うはっ↓

    

歩道と車道の間の芝生にあるモミジバフウがひと晩のうちにどさっと葉を落したらしくて、芝
生は真っ赤。車道との境界がわからないから、我が家のエコー(ヴィッツ)、何だかいい加減
な止め方してるなあという印象になっている。(風向きのせいで、トラックの方はきれいなま
ま。)盛大に葉を落した後の木にはミニチュアの機雷のような形をした実が鈴なり。ほとん
どの実がまだ青いようだけど、葉がまばらになった枝から枝へとChickadee(アメリカコガラ)
が忙しく飛び回っているのは、種が熟したものもあるということかな。雨の日は小鳥たちも腹
ペコになるよね。

ゴルフ場に沿ってカレッジの外まで何本も並んでいるトチノキの大木もきっと実がなっている
だろうな。棘とげはフウの実ほどではないけど、これも丸い機雷のような形で枝からぶら下
がっていて、のんきに道を歩いていると頭の上にぽとんと落ちて来ることがある。痛くはない
けど、リスやカラスがトチの実を食べた後の殻をそこら中に散らかして行くもので、上よりも
下を見て歩かないと、踏みどころが悪かったら捻挫のひとつもしかねない。

明日から時計は「太平洋標準時(PST)」。寝る前に時計の針を1時間戻しておいて、3月の
初めに「夏時間」になったときに寝そびれた1時間を取り戻す日。秋眠も暁を覚えずか・・・。

一夜明けたらクリスマス商戦

2013年11月01日 | 日々の風の吹くまま
騒々しい一夜が明けてみたら、大雨警報発令中。それならば、と雨が降り出す前にモール
までひと歩き。ゲートの外に出たら、歩道も芝生も爆竹のチューブがごろごろ。ま、空薬莢
がごろごろなんてよりはずっとましか。てくてく歩いていると玄関先にかぼちゃのお化けラン
タン(jack-o-lantern)を並べた家がけっこうある。思わず立ち止まってしまうような凝ったも
のを飾ってある家もあった。目と鼻と口だけならわりと簡単に作れるけど、凝ったデザインの
はよほど器用じゃないとね・・・。

まずは銀行で現金を引き出し、ついでにポンドとユーロのお札をこの支店で換金して口座
に入れられるか聞いてみたら、「イエス」。じゃあ、この次。次はモールの2階にある郵便局。
料金の代わりに「P」と印刷されている国内用の切手は郵便料金が値上がりしてもそのまま
使えて便利。解約して3ヵ月になるワタシの旧私書箱にはまだ「貸し箱」の札が下がってい
た。郵便局の前のエスカレータを降りたところにあるのがCrate & Barrel。カレシに「道草を
食うなよ~」と言われているけど、だけど、だけど、クリスマス飾りが!

そうそう、ハロウィーンが終わったら即クリスマス商戦。Crate & Barrelではサンフランシス
コに行くたびにクリスマス飾りを買っていたけど、壊れやすいガラスボールなどはいつも諦
めていた。それが、目の前にた~っくさん!もう、持って帰れるかどうか心配をしなくてもい
いのだ!あれもこれもと買いまくって、バッグが一杯になったらカレシにタクシーサービスの
お願い。たまらないなあ、もう。クリスマスが楽しみな気分になって、道草をしたけど今日は
何も買わずに出て来た。この次、この次・・・。

モールを出たら、あら、雨がしょぼしょぼ。カレシに言われて傘を持って来たけど、歩き出し
てしまったら、バッグから取り出して広げるのはめんどうくさい。それほど寒くないし(10度)、
このくらいの降りなら濡れて歩くのがバンクーバーっ子と、そのままてくてく。家に着いた頃
には髪も顔もじっとりと濡れていた。まあ、慣れっこになっているからいいんだけど、乾いた
頃に頭の地肌や顔がかゆくなったのはどうしてだろうな。ゆうべは花火や爆竹の煙がすご
かったから、何かアレルギーを触発するような化学薬品が大気中に残っていたのかな。まさ
か、あれが西の方から漂って来ている・・・わけじゃないよね。

ハロウィーンのミッドナイトランチ

2013年11月01日 | 日々の風の吹くまま
爆竹やら打ち上げ花火でバンバン、ポンポンと騒々しいハロウィーンの夜も更けて来るとさ
すがに静かになる。午後11時を過ぎると私たちのランチの時間。頭のヘタの形が気に入っ
て、今年は久しぶりにお化けランタンを作ろうかと思っていたかぼちゃ・・・。

    

結局はめんどうくさくなって、ハロウィーンの夜のランチに化けてしまった。

    

ポルチーニきのこの乾燥したのをうるかしている間、かぼちゃを割って、ぎっしり詰まってい
る種をかき出して、適当な大きさに切っておき、玉ねぎとにんにくをバターで炒めて、絞った
ポルチーニを入れて、白ワインでちょっと煮てから、かぼちゃを入れる。チキンストックを足し
て、シナモンのスティックを1本。ナツメグとタイムも加えて、かぼちゃが柔らかくなるまで煮
て、ハンドミキサーでピューレにしてクリームで滑らかに仕上げ。(シナモンを取り出すのを
忘れて一緒にピューレにしてしまった!)

トーストしたフォカッチャを添えて、晩秋の夜は熱々のスープが何より・・・。