リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

オフィスの椅子が壊れた!

2013年11月19日 | 日々の風の吹くまま
きのうは真夜中のランチの時間が近づいた頃に「赤丸」付きの仕事が飛び込んで来た。アメ
リカの東部に住んでいる校正担当者にいつまでに送れるかという、超特急仕事。見たところ
小さなものだから、ランチの後でちゃっちゃとやっつけて、寝る前に送れば、校正者の時間
帯では朝の6時か7時。まあ、このクライアントはこういう慌てふためき仕事にはけっこうな
割増料金を払ってくれるから、さっそく張り切って「仕事スイッチ」をカチッ。

ずっと仕事がなくてしめしめと思っていたのに、ひとつ入って来ると、呼び水のように別の方
面からも仕事が来るのはどうしてかな。何かオーラみたいなものがあるのかな。張り合わな
くてもいいよと言いたいけど、互いの発注状況など知る由もなしなので、「張り合っている」と
勝手に想像してひとり悦に入っているだけのこと。でも、けっこうモチベーションが上がるか
ら、ワタシも相当のうぬぼれ屋だねえ。いろいろな科学分野の訳を調べるのがタイヘンかな
あと思いながら、ランチを済ませて、勇んでオフィスに戻って・・・。

座ろうとして引いた椅子が動かない。無理に引いたら、床に敷いてあるプラスチックのマット
をガリガリ。大きな引っかき傷が付いたので、下の方を調べようと思って椅子をエイッと持ち
上げたら、わっ、キャスター5つの足がそっくり抜け落ちて、ワタシのつま先にどさっ。痛くて
も椅子の上半分を持ったままでは飛び上がれないので、呆然と足先を見ていたら、座金が
おまけみたいにコロンと落ちて来た。これじゃあ、仕事ができないじゃないのと、見事にバラ
バラになってしまった椅子を見てため息。超特急の仕事があるってのに、なんで今なの、と
ため息・・・?

カレシの予備の椅子を借りて、仕事も無事に済んだけど、座りなれないから朝から腰が痛
い。壊れた椅子は腰痛に悩まされ始めて(実は卵巣膿腫が膨らみつつあった)、その対策
に買った人間工学設計の優れもの。スウェーデン製で今なら15万円以上するかな。あれ
から22年、いったい何万時間座ったんだろう。少なくとも5万時間、いや6万時間?シート
の布が擦り切れて中身がぼろぼろ出て来るようになっても、座りなれた心地の良さとワタシ
の生業を文字通り支えてくれたことへの愛着で、買い替える決心がつかずにいたのに、どう
して突然に、しかもこんな形でお別れすることになったの・・・?