リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

貧すれば鈍すると言うけれど

2013年11月30日 | 日々の風の吹くまま
雨。カレシはトラックの「運動」に郊外まで買い物に行くという前夜の提案をさっさと撤回。ブ
ラックフライデイの後の土曜日で道路は混んでいそうだし、差し迫った買い物も今のところ
はないから、まっ、いいか。11月最後の日だし(は関係ないけど)、今日は2人揃って日が
な1日全面的に「だらけ」モードで行こうね。

小町横丁の井戸端会議はまた子持ちと子なしの争いで燃えている。中身はいつもと同じだ
から、もう一種の定例会議みたいなもんだけど、日本ほど子持ち対子なし、専業主婦対兼
業主婦といった価値観の押し付け合いで盛り上がる国はないんじゃないかな。しまいには
何となく異端裁判のようなきな臭い雰囲気まで漂って来る。おまけに「国営放送」のNHKが
子なしの老後がいかに悲惨か?という、何かきな臭い番組を放送したらしく、横丁では「こう
ならないように子供を作れ」というメッセージと受け取られたような印象。はて、結婚願望は
あるんだから、いっそのこと検査で子供を作れると判定された若い男女全員を何とか教会
式に集団結婚させて、産めよ増やせよ・・・は、いくら少子化対策でもきな臭すぎるか。

隣の井戸端では、30代独身女性正社員が、繁忙期で雇われた派遣社員が夫が交通事故
で(大)怪我をしたからと仕事を休んだと非難。カバーするのにみんなで夜の9時まで残って
仕事をしたんだそうな。翌日は上司が定時退社できるように仕事量を減らす指示を出した
けど、わざと定時には終わらない量の仕事を回して「無責任に帰るのかな」と窺っていたら、
6時には(ノーミスで)仕事を済ませて帰ってしまったと憤懣やるかたない様子。上司の指示
を無視してわざと残業させようとしたのは「いじめ」に他ならないけど、それを一般公開の掲
示板に得々と書く頭の軽さもすごい。いくら匿名でも、同僚か誰か荷「あ、あの人だな」と見
破られて、「ブラック社員」に認定されない保証はないと思うけど・・・。

もう長いこと小町横丁の井戸端会議を「傍聴」しているけど、近ごろはしきりと「貧すれば鈍
する」という言葉が浮かんで来る。お金の有無に関わらず、人間の心も貧すれば鈍すると
言うことだけど、そうやって下々の民が言い争っている間に、とんでもない政府が漁夫の利
を占めるわけで、心の貧困化の方が経済的貧困よりもずっと怖いかもしれないな。