リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

心臓のカテーテル治療は詰まった配管の清掃に似ている

2018年01月13日 | 日々の風の吹くまま
1月12日(金曜日)。雨。今日のフォローアッププログラムのテーマは「運動」。8時過ぎに起
きたので急いで朝ご飯を食べて、9時過ぎに出発。カレシが運転すると言うので、ワタシは
いそいそと助手席。カレシとしては11月29日の午前1時に救急センターまで運転して以来
だから、ほぼ1ヵ月半ぶり。心臓発作を起こしているとは想像もせずに、ワタシを隣に乗せ
て、胸の激痛に歯を食いしばりながら10分ほど先の病院まで行ったんだった。自分で運転
して来たと言ったら、何で救急車を呼ばなかったんだ(このバカ)と、看護師やドクターには
叱られ、家族や友だちには呆れられたけど、知らぬが仏と言う言葉があるし・・・。

今日の参加者は15人くらいで、ほとんどが男性。ステントを入れた人たちが大多数で、バ
イパス手術は2人いたけど、両方をほぼ同時にやったのはカレシだけ。おもしろいことに、
非侵襲的なステント治療で済んだ人たちは概して思うようなペースで回復していないことに
不満を感じているらしい。バイパス手術のように胸骨を切り開いて心臓を直に弄られたわけ
ではないので、すぐに(心臓病になる前の)昔の体調に戻れると期待していたのかもしれな
いな。あんがい排水管が詰まったので配管屋を呼んで詰まりを解消してもらったような感覚
でいるのかもしれない、と思ったら急におかしくなって来た。

だって、最初にカレシが99%詰まった右冠動脈を開いてステントを入れるためにカテーテ
ル治療を受けたとき、ロトルーターみたいなもんだねと軽口を叩いていたんだけど、狭心症
というのは、まさに冠動脈と言う「配管」にコレステロールのような脂ぎってどろどろした「汚
れ」が内側にくっついて溜まって「水」(血)の流れが悪くなった状態のことで、脂汚れが溜ま
りすぎると配管は詰まって水は流れなくなってしまう。そのときによく使う道具が「スネーク」
というフレキシブルなワイヤ。それを配管の詰まったところまで通してぐりぐりと回しながら詰
まりを解消するしくみ。逆に見ると、配管のカテーテルみたいなもので、「ロトルーター」はス
ネークで排水管の清掃をする会社。

考えてみたらバイパスだって元は車の流れの悪くなったハイウェイに作る迂回路なんだし、
カレシはステントもバイパスも車の燃料経路を修理したつもりで、快復後の自分像はまだま
だぶっ飛ばせる「再生エンジン」搭載の(中古)ランボルギーニと言うところらしい。