リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今度は救急車のお世話に

2018年01月06日 | 日々の風の吹くまま
1月4日(木曜日)。曇り。南は避寒地のフロリダにまで及ぶ猛烈な寒波に閉じ込められてい
た北米大陸の東海岸では、爆弾低気圧が発生して暴風雪になるという予報だけど、メトロ
バンクーバーのあたりは平均的な最高気温が6、7度になるそうで、雨がちの「普通の1月」
が2週間くらい続くらしい。これじゃまるで南と北が逆転したような感じだけど、まさか地球が
でんぐり返しになったなんてことは・・・ないよね、もちろん。

☆☆☆☆☆

1月5日(金曜日)。雨。いやはや私たちのきのうはまさにでんぐり返し。午後2時半ごろにカ
レシが急に胸の右側が痛いと言い出してソファにごろり。20分ほどして手に冷や汗をかき
始めて、顔色も良くないので、911(緊急通報番号)に電話。「警察?消防?救急車?」と聞
かれて「救急車です」。別の声に「市はどこ?住所は?」と聞いてから「どうしました?」と聞
かれたので、手短にカレシの心臓手術の経緯と目下の状態を説明。「呼吸は?意識は?」
に始まってまた矢継ぎ早の質問が続いて、「到着まで切りませんので、変化があったら言っ
てください」。

最初に到着したのは心電図計やAEDを持ったニューウェストの消防救助隊4人。質問を
連発しながらカレシの胸に電極をぺたぺた。数分で州の救急隊員が2人、さらに女性の救
急隊員も2人。引継ぎした消防救助隊が帰った後、救急隊員が心電図を見て、聴診器を当
てて、またいろいろと質問して、救急センター行きを決めて、カレシはストレッチャーに。一緒
に来ていいと言われたので、帰宅に必要な靴やシャツ、ジャケットをトートバッグに突っ込ん
で、入院になって帰って来る場合に使うコンパスカードを持って、「かっこ悪い」とぼやくカレ
シに付き添って一緒にロビーへ。マンション前の道路には救急車が2台止まっていた。

救急車は(サイレンを鳴らさずに)病院へ。運転役のメーガンさんが助手席のワタシに軽い
話を振ったり、仕切りの後ろで患者に応急処置をしているのが映る小さなビデオ画面をとき
どきワタシの方に向けてくれたりしたので、落ち込まずに済んだのはありがたかった。トリア
ージでナースステーションのそばの通路の8番ベッドを指定されて、ここで救急隊員とお別
れ。機械やモニターに囲まれた救急ベッドではなかったのは命には別条なしと判断されたと
言うことで、ちょっと安心。あたりを観察していたら外傷センターへの入口に制服の違う警察
官が2、3人。もしかしてまたサレーで銃撃事件?

血液採取や血圧測定をした結果、血栓の疑いあり。帰れないかと落ち込みかけたカレシだ
けど、X線撮影とCTスキャンの結果、血栓は見つからず、血液検査の結果も血圧や脈拍も
良好なので「帰っていいですよ」。ばんざぁい!タクシーを呼んで、我が家に帰りついたのは
午後10時。何と7時間も救急センターにいた勘定で、腹ペコの2人、あり合わせの材料で
作ったパスタを食べて、おやすみぃ・・・で、けさはまた元気いっぱいのカレシ。もしかしたら、
何かの弾みに胸がズキっとしたのでパニックボタンを押しちゃったのかな。まあ、もしやとい
う時はとにかく「911!」と言われているしね。異常なしだったことを良しとしなくちゃ。