リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

もういくつ寝たら退院できる?

2017年12月08日 | 日々の風の吹くまま
12月8日(金曜日)。霧。引き続き濃霧注意報発令中。今日はまず道路向かいの郵便局が
開く9時半に飛び出して、海外向けのクリスマスカードを発送して、カレシがいいと言われた
から持って来てというスウェットパンツを持って、10時16分のバスで病院へ。病室は空っぽ
で、ごちゃごちゃのテーブルを片付けていたら、カレシががっちりした(男性の)理学療法士
さんに支えられて戻って来た。おお、本格的にリハビリが始まったらしい。きのうのうちにド
レナージ以外のチューブや電極を全部外してもらって身軽になったので、療法士さんがトイ
レの上手な使い方を指導。午後にはドレナージのチューブも外してもらえることになった。

11時ごろには別の療法士さんが迎えに来て、テレビルームでの体操教室へそろり、そろり。
心臓手術をした患者10人ほどが椅子に座って、回復期の運動のレッスン。患者は60代、
70代くらいの男性が圧倒的に多い。家族も参加できると言われたけど、今日は肩の辺りが
寒いからガウンかカーディガンが欲しいと言うカレシの要望で、ワタシはランチと休養時間を
利用してメトロタウンへ。フードコードでランチを食べて、まずユニクロに入ってみたけど、探
しているようなものは皆無。大きなモールなのに意外に男性の衣料品を扱う店があまりなく
て、誰が消費の中心かがよくわかるからおもしろい。

時節柄かなり人が入っているでっかいモールをうろうろして、やっとHudson’s Bayでイギリ
スのTopmanブランドのすてきなガウンを見つけてゲット。半額セールだそうで8千円。厚
手で内側がフランネルの柔らかな手触りで、カレシの「ポケットが着いているもの」という指
定通りに大きなのが2つ。イギリスのドラマの「サー何とか」みたいで、病院で着るには品が
良すぎる感じだけど、退院してからすてきな家着になりそう。病院に戻ったらまた運動中で、
待っていたら看護師さんが来て「別の部屋に移動しますね」。おお、集中ケアの個室から普
通の4人部屋に移るってことで、いよいよ退院が視野に入って来たな。

標準の「5日目退院」より遅れているのはそれほど重症だったということだろうけど、ドクター
が「週末には計画がたくさんあるよ」と言ったのは、標準日程なら3日目、4日目くらいに予
定されるリハビリをするということかな。と言うことは、早ければ月曜日にも退院できるかな。
カレシも待ち遠しいけど、ワタシも待ち遠しい。早く帰って来て・・・。

またひと山超えて退院へ一歩前進

2017年12月08日 | 日々の風の吹くまま
   

12月7日(木曜日)。霧。濃霧注意報発令中。起きて窓の外を見たら、うは、霧がべったりと
貼り付いていて、地上はまだ夜のよう。我が家は何とか霧の上に頭を出していて、何だか
夜と朝の境目みたい。あっぷあっぷしているようなサレーセントラルの高層ビル群の向こう
にベーカー山がくっきり見えて、8時近くに昇って来た朝日のまぶしいこと。霧の中から船の
野太い汽笛が聞こえて来て、霧深い釧路で育ったワタシには子供時代の原風景が浮かん
で来る。広い海と違って、狭い川の中で、しかも濃霧で視界ゼロの中で大きな貨物船の接
岸や出港を助けるタグボートはたいしたもんだと思うな。

今日も9時16分のバスで病院へ。きのうはちょっとへこたれていたんだけど、今朝の電話
ではわりと元気が良さそうな声だったのでひと安心。大きな手術からの回復は身体的にだ
けじゃなくて、精神的にも一本調子とは行かないもので、特に早く全快!と意気込んで(当
然)思い通りに行かなかったりすると落ち込んでしまいやすい。回診に来る専門医によると、
カレシの場合はあと数時間で手遅れになるような状態で来て、血管造影をしながら緊急救
命処置として右冠動脈にステント処置をして、容体が安定しところで胸を開いて左冠動脈の
トリプル(3本)パイパス手術をした「ちょっと複雑なケース」なんだとか。

今日は、まだドレナージの浸出液に血液成分が混じるので1時からエコー検査。どの道3時
までは面会禁止タイムなので帰ることにして、ニューウェスト駅で電車を降りたついでにトヨ
タのディーラーのオフィスに寄って整理点検の済んだ車を引き取って、途中でガソリンを満
タンにして来た。十何年もやっていないことなのでちょっと戸惑ったけど、無事に給油。苦手
とする駐車も2台分のスペースのどこか(今日は右側)にそのまますぃ~っと入ればおしま
いだから楽なもんだ。後は朝出る前にスロークッカーに仕込んであったリブで、ほぼ1週間
ぶりにまともな夕ごはん。

夜になって、カレシから電話でエコー検査では問題は見つからなかったこと、ドレナージ以
外のチューブが全部外れてトイレに歩いて行けるようになったこと、理学療法士さんが来て
廊下を歩く練習をしたことの「報告」。手術以来おなかに溜まっていたガスが「爆発的に出た」
と聞いてワタシは大爆笑。退院できる日に向かって、またひとつの大きな山を越えたってこ
とで、ばんざぁ~い!もうすぐだよぉ。