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リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

延ばしてもらった命を大切にしないとね

2017年12月03日 | 日々の風の吹くまま
12月2日(土曜日)。雨。8時近くに起きて、まずは自分のお弁当作り。残り物でささっと作っ
て、昔カレシが使っていた日本製の弁当箱に詰めて、残っていたミニトマトとセロリを入れて
できあがり。外が寒いみたいなので、棚の隅にあったインスタントのオートミールを電子レン
ジで熱々にして朝ごはん。今日の「差し入れ」は櫛。あんまりいろんなものを持ち込んだら、
退院するときに引越しトラックをレンタルしなきゃならなくなるよと言ったら、カレシは爆笑し
て、肋骨の辺りを押さえてイテテ。

水曜日の早朝、ワタシがカレシの緊急のステント治療が終わって病室に入ったの確認して
帰宅の途についた数分後に突然心室細動が起こって、胸骨圧迫の応急処置をしたために
肋骨を傷めた可能性があると言うからびっくり仰天。そのときに救命処置をした看護師のト
ニーがシフトが終わっての帰りがけに様子を見に来て、初めて一部始終を聞かされてもっと
びっくり。何と、心肺モニターを観察しながら話をしていたら、突然意識をなくして、心電図の
波形がさざ波のようになったので、トニーがすぐさま胸骨圧迫を始めて、もうひとりが除細動
器の電気ショックをかけたら、ほどなくして「再起動」したと言うから、絶句。

「少なくとも2センチ胸骨を押し下げないと無意味なんだよ」とトニー。アジア系にしてはごつ
い体格を見て、こんな太い腕2本で力いっぱいがしがし押されたら肋骨の1本や2本折れて
も不思議はないなあ、と納得。心室細動が起こったら最初の2、3分が勝負だそうで、看護
師2人が近くにいたのはラッキーだったと言ったら、「何が起きるかわからないから、容体が
落ち着くまでそばで観察することになっているんだよ」。そうか、直ちに胸骨圧迫をする必要
があるときのために「屈強な」看護師を配置しているのかな。だって、年寄りとはいえ大人の
胸骨を2センチも押し下げるのってすごい力が要りそうだから、小柄な女性の看護師では難
しいかもしれないな。

たとえほんの1分か2分でもカレシの心臓が止まったことを知って、重体には見えなかった
けど、救急センターに着いたときのカレシはまさに間一髪の状態にあったんだと改めて納得。
手術が無事に終わって寿命が延びたら人生で最大で最良のクリスマスプレゼントをもらっ
たようなもんだねとカレシにしみじみ言ったら、「延ばしてもらった命なんだから大切にしない
となあ」とカレシもしみじみ・・・。