リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

長期戦の回復は凸あり凹あり

2017年12月17日 | 日々の風の吹くまま
12月16日(土曜日)。曇りのち雨。まだ暗い7時に、カレシが胸が痛い。首が痛い。悪い夢
を見た。あらら。起きてカレシの側に回って、胸の痛みは発作のときの痛みと同じ?「似てる
けど、ちょっと違うかな。よくわからない」。息苦しくない?「ない」。深呼吸できる?「できる」。
呼吸すると痛い?「痛くない」。(看護師さんが聞いていたのを思い出して)痛みは1から10
のスケールでどれくらい?「4くらい」。発作の時はどれくらい?「9くらい」。どんな感じの痛
み?「痛みと疼く感じが一緒かな。うまく説明できないよ」。

何か尋問しているみたいだけど、救急車を呼ぶときは予め症状を詳細に説明できた方が救
急隊員がそれなりの準備をして来れるでしょ?起き上がれる?「うん」とよっこらしょ。痛み
の範囲は?「横に広がる感じ」。どこから?「真ん中から左右」。カレシの口に体温計を突っ
込んで、胸骨と脚の縫合部分をつぶさに観察して、平熱なので化膿している心配はないと
判断。一番痛いのはどこ?「この辺り、押すと痛い」と押さえたのは鎖骨の下の肋骨部分。
それなら心臓ではなさそうで、ここで救急車を呼ぶ緊急性はぐんと下がった感じ。

起き出してガウンを羽織って、家の長辺を2往復歩いたら「少し楽になった」。じゃ、心臓じゃ
ないな。朝ごはん食べられる?「うん」。ということで、まずは朝の薬を飲ませて、普通に朝
ごはん。食べ終わる頃には「痛みが止まった」。はて、薬の中に鎮痛剤が入っているから、
効いて来たせいかな。とにかく、顔色もいいし、言葉ははっきりしているし、普通に歩けてい
るから、緊急性はないと判断。ランチの頃には「もう何ともない」というので、もしかしたら胸
を開いたときに肋骨を傷めたのかもしれないという話になった。悪夢を見て、目が覚めて胸
が痛かったので、ちょっとしたパニックに陥ったらしい。

午後はハート体操とウォーキングをして、昼寝をしていたらかなり元気になった。突然に強
烈な痛みが起きたときにすべてが想定外の結果になって危機一髪で命拾いしたことで、自
分の判断力にちょっと自信を無くしているのかもしれないけど、ガイドブックにはそういう精
神状態になることがあると書いてあるから、今日は凸凹な回復過程のうちの「凹」の日だっ
たということかな。この先は長期戦なんだから、毎日一喜一憂していたら疲れるだけ。ここ
はゆっくりと凸凹の波に乗って行こうよ、二人三脚で。