3月21日、日本時間の8時から、米国フロリダ州で行われたWBC準決勝で、日本はメキシコに逆転勝ちし、2009年以来3大会ぶり3度目の決勝進出を決めた。
この試合の注目は何と言っても、佐々木朗希、村上宗隆の世界デビューだ。先発の佐々木は、160キロを超える速球で1回こそ無難に抑えたが、その後は制球が定まらず、思うように三振が取れない。そして、4回に2死から連続安打でピンチを招き、6番ウリアスに3ランを打たれてしまった。一般的には好投と言える内容だが、期待値からはほど遠い。相手の先発サンドバルが奪三振ショーを演じていただけに、余計に不満が残った。
村上も不甲斐ない。三打席連続三振、四打席目もサードフライと全く打てない。メキシコの打者はメジャーのレギュラークラスだが、投手は先発のサンドバルと抑えのガイエゴス以外は二線級だ。これが打てないようではどうしようもない。
日本は再三チャンスを迎えるも、相手の好守に阻まれ残塁の山。7回、吉田の3ランでようやく追いついたと思ったら、8回に2番手の山本由伸が打たれ、再び追いかける展開に。ガイエゴスが出てくる前に逆転したかったのに、1点ビハインドで最終回を迎えてしまった。このあたりで、正直負けたと思った。
9回は、先頭の大谷がガイエゴスの初球を叩いて2塁打、続く吉田は4球。ノーアウト1、2塁で打てない村上。その村上がフェンス直撃の2塁打を放ち、劇的なサヨナラ勝ちとなった。解説の佐々木主浩は興奮気味に、「ここで打てれば、あとは三振でも構わない」とか言っていた。そうかもしれないが、米国との決勝戦では三冠王らしい本塁打が見たい。
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