1次リーグA組で世界ランク9位の日本が、同2位のアイルランドを19―12で破る大金星を挙げた。
9月22日に行われたアイルランドとスコットランドの試合を見た。アイルランドの重量級フォワードの突進をスコットランドはまったく止めることができず、27-3で完敗した。スコットランドよりも格下の日本はもっと悲惨な結果になると思ったし、それは大方の予想でもあった。
試合開始直後から、アイルランドにボールを支配され、自陣に攻め込まれる時間が長かった。開始14分には先制トライを許してしまった。キックパスでデフェンスの裏をつくトライだった。こんなラグビーもできるのかと驚嘆した。その7分後にもキックパスからトライされた。
このまま、ズルズルと失点を積み重ねるのかと思ったら、前半30分からは日本ペースになった。アイルランドは明らかに攻めあぐねていた。スコットランドのときのようなフォワードの突進が効かない。力任せの単調なラグビーで、局面を打開できない。逆に日本は3本のPGを決め、前半を9-12で終えた。
後半も日本ペースのまま進んだ。後半19分に福岡がトライを決め、コンバージョンとペナルティキックで点差を広げた。アイルランドは前半20分以降は1点も取ることができなかった。最後は試合を放棄し、自らボールをタッチに蹴り出して、ノーサイドとなった。
アイルランドの試合放棄は、試合を続ければ同点・引き分けで勝ち点2を取ることもできるが、失点すれば勝ち点は0になる。7点差以内の敗北なら勝ち点1を貰える。そういう判断だったらしい。日本に勝てないと判断したことに変わりはない。
試合後、日本の世界ランキングは8位となり、スコットランドよりも上位になった。ベスト8が見えてきたかんじだ。
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