徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

ふるさと納税 福島県只見町

2016年11月13日 | 日記・エッセイ・コラム

ふるさと納税は年2回、厳しい住環境と過疎に苦しむ町を応援することにしている。
今年の1回目は根室市、そして2回目が奥会津の只見町である。
ふるさと納税の使途は「JR只見線の復旧」、お礼の品は「只見産の新米10キロ」である。
ふるさと納税
若い時、いつの頃だろう、はっきりと時期は覚えていないが、小出から会津若松まで只見線で旅したことがある。
季節は冬で、柳津で途中下車して温泉に一泊した。
当時は鉄道に関心はなく、貴重な只見線の乗車経験なのにほとんど記憶がない。
唯一覚えているのは、只見川の向こうにスノーシェードが連なる風景である。
地図で確認すると、只見川をはさんで鉄道と道路が並走する場所は三島町のあたりだけである。
もっといい景色はいくらでもあったはずなのにどういうことだろう。
デジカメが一般化する前の時代で、写真をとる趣味もなかったため、数枚の写真が残っているだけだ。その中に鉄道の写真は1枚もなかった。

2012年の秋に奥会津を旅した。
JR只見駅にも立ち寄り、お土産用に売られている只見産の新米1キロを購入した。
この前年、JR只見線は新潟・福島豪雨により3箇所の橋梁が流失するなど甚大な被害を受けた。
その復旧費用が85億円と多額であることに加え、利用者数が少ないことから、復旧の目処が立っていなかった。
売店の男性にJR只見線のことを聞いてみると、「断固廃線を阻止する」と息巻いていた。
福島県では只見線復旧復興基金を設置して寄付を募っているが、どのぐらい資金が集まったのだろうか。
あのとき写真を撮っておかなかったことを後悔しなくてすむよう、一日も早い復旧を願っている。

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